• > 家族や親せきに贈りたい、センスのいいお年賀4品 [FRaU]

家族や親せきに贈りたい、センスのいいお年賀4品 [FRaU]

2017年12月20日(水) 12時30分配信

「普段は離れて暮らしていても、お正月は年に一度、家族や親せきが集う特別な機会です。久しぶりに会うお義母様や身内の方へのお年賀なら、日ごろの感謝の気持ちと相手への思いやりを込めて。生命力あふれる青竹、常緑樹で神が宿るとされる松、干支やその年にまつわるお菓子など、お正月にふさわしいもの、この時季ならではの意味のある品を贈ります。相手の負担にならず、食べ物ならすぐにいただけるものがいいですね。

本来歳神様へのお供えものであったお年賀は、年始の挨拶に持参するものとして現在に受け継がれています。ですから高価である必要はなく、2000~3000円でも心の込もったものが適切。そして、たとえ3000円でも、その金額で買える最良の品を選ぶこと。質のよいものは食べておいしく、小物類なら愛でる喜びがあります」(野村紘子先生)

教えてくれたのは……
野村紘子先生
茶道や華道を通して日本文化の多くを学ぶ。それらを現代に取り入れた料理やおもてなしが人気。娘の料理家・野村友里さんが運営する「restaurant eatrip」にて、不定期で料理教室を開催。著書に『消えないレセピ』がある。
小さな松一本だけでおめでたい空気が満ちます

Photo:Naruyasu Nabeshima

小さな松一本だけでおめでたい空気が満ちます

景色盆栽 品品の苔盆栽

モノトーンのモダンな鉢を合わせたシンプルな苔盆栽は、洋風のリビングにもすっとなじみ、小さな和の景色を作る。苔はいずれもアラハシラガゴケ。苔の緑色を保つには、窓辺に置いて直射日光を避け、十分に水を与え、霧吹きをして湿度を保つといい。

「手のひらに載る苔盆栽なら、場所を選ばず季節ごとの自然を取り入れることができます。黒松や赤い実をつけるヤブコウジはお正月飾りにぴったり。さりげなく日本ならではのしつらえを楽しめます」
お正月のお酒はすがすがしい青竹で

Photo:Naruyasu Nabeshima

お正月のお酒はすがすがしい青竹で

紫野和久傳の青竹酒&醤 合鴨ロースセット

「青竹酒は、清浄で生命力あふれるその姿がお祝いの席にふさわしく、お酒に移る竹の香りも爽やか。一緒にお持ちするなら、お酒に合う一品、たとえば合鴨ロースを。『紫野和久傳』なら、お味、見た目の印象ともに間違いがありません」
桐箱に入り、“松” のネーミングに惹かれて

Photo:Naruyasu Nabeshima

桐箱に入り、“松” のネーミングに惹かれて

御所 雲月の小松こんぶ

京都の懐石料理店「御所雲月」で、懐石の流れの中から生まれた名品。旨みが濃厚ながらあっさりとした味付けで、山椒が控えめに香る。常温で3ヵ月日持ちする。

「上品なだしでやわらかく炊き上げた細切り塩昆布は、松の葉のように繊細。炊きたてのご飯はもちろん、和え物に、お茶請けにとさまざまに使えます。1つでも桐箱に入れてもらえ、おめでたい『松』の名がつくので、ちょっとしたご挨拶に重宝です」
この時季だけの味に「福」をプラス

Photo:Naruyasu Nabeshima

この時季だけの味に「福」をプラス

とらやの御題羊羹+福茶を添えて

「ようかんなら、やっぱり『とらや』。お年賀には新しい年の勅題(天皇が出す歌会始のお題)にちなんだ季節限定の味がおすすめです。手軽な中形サイズと、古くから平安を願う縁起物としてお正月に飲まれている『福茶』を添えて」
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。

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