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リプトン創始者の旧邸宅も必見! スリランカで「紅茶」を極める [FRaU]
2018年11月05日(月) 10時40分配信
紅茶の生産量も輸出量も世界トップクラス。生産量の約9割が輸出され、紅茶が国の経済を動かす産業にまで発展しているスリランカ。セイロンティーといえば、いまや上質な紅茶の代名詞。この国に来たら、紅茶を楽しみ尽くさないわけにいきません。
スリランカ民主社会主義共和国
成田から直航便があり、所要時間は約9時間。アジア各地で乗り継ぎ可能。公用語はシンハラ語、タミル語。都市部では英語も通じることが多い。年間平均気温は27~28℃。日本との時差は-3.5時間。
“世界の紅茶王” サー・トーマス・リプトンが 産地として見出した高原地帯を訪問!
ペドロ ティー エステート
「ペドロ ティー エステート」の標高は1800m以上。ひときわハイクオリティな茶畑の生産地として知られるヌワラ・エリヤ近郊に位置する。ここで製造されるラバーズリープ茶園の紅茶は世界的にも評価が高い。見学の後は併設のティールームで試飲が楽しめる。
PEDRO TEA ESTATE(ペドロ ティー エステート)
1885年創業の歴史あるティーファクトリー&ティーセンター。製茶工場や茶摘みの様子を見学できる。製品を購入することも可能。
Nuwara Eliya, Sri Lanka
工場休館日:日
入場料:あり
知っておくとおいしさ倍増! セイロンティーの産地とグレード
スリランカには主に7つの紅茶産地があり、グレードを分けるキーになるのが製茶工場の標高。高いほど上質とされ、標高1200m以上がハイグロウン(主な産地はヌワラ・エリヤ、ウバ、ディンブラ、ウダプッセラワ)、600~1200mがミディアムグロウン(キャンディ)、670m以下がローグロウン(ルフナ、サバラガムワ)と区分されている。産地ごとに個性があるので、飲み比べてみると自分の好みの紅茶が見つかるはず。
スリランカならではの 紅茶にまつわるあれこれ
ぜひ訪れたい名所から現地ならではの飲み方、新鮮なペアリング案など、スリランカ的・紅茶の豆知識をお届け。
紅茶が国の一大産業なだけあって、スリランカでは紅茶も政府が管理。紅茶局という機関が世界最大級の紅茶取引所を運営している。スリランカで生産された紅茶の約95%はこのオークションで取り引きされ、週2日、バイヤーの熱い競り合いが繰り広げられている。
実は、紅茶も政府が管理!
紅茶が国の一大産業なだけあって、スリランカでは紅茶も政府が管理。紅茶局という機関が世界最大級の紅茶取引所を運営している。スリランカで生産された紅茶の約95%はこのオークションで取り引きされ、週2日、バイヤーの熱い競り合いが繰り広げられている。
「リプトン」創始者、 サー・トーマス・リプトンのお気に入り
世界的な英国の紅茶ブランド「リプトン」。創始者のサー・トーマス・リプトンこそ、スリランカを優れた紅茶の産地として見出した人物。ウバのダンバテン茶園では、彼が気に入っていた場所を
“リプトンズシート” として一般にも開放。眼下に広がる茶園の眺めは圧巻!
“リプトンズシート” として一般にも開放。眼下に広がる茶園の眺めは圧巻!
超レア! “世界の紅茶王” の 旧邸宅ってこんな場所!
「リプトン」の創始者、サー・トーマス・リプトンが住んでいた邸宅を少しだけ公開! ダンバデン茶園にあり、現在は茶園のマネージャー夫妻(写真)が住んでいる。調度品類は当時から変わらないとか。一般には非公開の貴重なひとこま。
「リプトン」の美味しさの秘密
収穫した地域はもちろん、年や季節によっても変わる茶葉の味わい。「リプトン」には、地域や時期による特徴を把握して茶葉を選定・配合するティーブレンダーが在籍。その長たるマスターブレンダーは1週間に2000杯(!)に及ぶテイスティングを行うとか。
世界で10人しか持っていない ティースプーン!
「リプトン」の味を決定するマスターブレンダーは世界にわずか10人。この選ばれしブレンダーに与えられるのが、名前入り特大テイスティングスプーン。スリランカのマスターブレンダー、アヴィさんに見せてもらいました。
国民的ドリンク「キリテー」
スリランカのいたるところで飲まれている国民的ドリンクがキリテー。砂糖がたっぷり入ったミルクティーのことで、できるだけ高い位置から注ぎ、空気を含ませて泡立った状態にするのが特徴。スリランカならではの甘くふわふわなミルクティー、一度お試しを。
自宅でも簡単に作れる! 「ティーカクテル」
アイスティーにフルーツなどを加えたティーカクテルは現地でも大人気。大人のノンアルコールティーカクテルを提案する「サー・トーマス・リプトン」のサイトでもレシピを公開中! 自宅でも簡単に作れるのでぜひトライしてみて。
料理と紅茶の融合を楽しむ 「ティーペアリング」
紅茶を熟知するスリランカの「リプトン」スタッフに聞いた、ワインならぬティーペアリング。「繊細な味わいを誇る高級産地、ヌワラ・エリヤの紅茶にはスモークサーモンのブルスケッタや海老のカクテルが好相性。料理の酸味と紅茶の穏やかな柑橘の香りがマッチします」
ご当地ならでは! “甘×甘” のティーペアリングも!
人気カフェ「t-LOUNGE」のおすすめティーペアリングは、キリテー×スリランカ名物のココナッツクレープ。常夏の国ならでは甘~いペアリング! “郷に入っては郷に従え”、現地ではぜひ甘×甘の組み合わせを楽しんでみて。
●情報は、FRaU2016年8月号発売時点のものです。
t-LOUNGE
老舗紅茶ブランド「ディルマ」の直営カフェ。
Dutch Square Block B,62/2, Chatham Street, Colombo 1, Sri Lanka
●情報は、FRaU2016年8月号発売時点のものです。