• > 【柚希礼音・独占スペシャルインタビュー】待望の『REON JACK3』、そしてミニアルバムも発売に! [VOCE]

【柚希礼音・独占スペシャルインタビュー】待望の『REON JACK3』、そしてミニアルバムも発売に! [VOCE]

2018年10月08日(月) 21時10分配信

撮影/塚田亮平

宝塚歌劇団の男役トップ・オブ・トップ、退団後はブロードウェイミュージカルなど様々な舞台で大活躍の柚希礼音さん。そんな柚希さんのコンサート『REON JACK3』が10月から開催! 役としてとはまた違う、柚希さん自身の魅力にハマってしまうファンが続出の『REON JACK』。今年は何が起こるのか、その意気込みとプライベートをちょっぴり覗かせてもらいました。
宝塚歌劇団を惜しまれながら退団して3年。ブロードウェイミュージカルからシェイクスピアまで幅広く、様々な舞台に挑戦をし続ける女優・柚希礼音さん。そんな彼女がこだわり続けてきたのが、『コンサート』だ。

宝塚在団中にドラマシティと日本青年館から始まったスペシャルライブ『REON!!』は、武道館でのスーパー・リサイタル『REON in BUDOKAN~LEGEND』にまで成長した。退団後は『REON JACK』と名前を変え、2016年、2017年に開催。そして、待ちに待った『REON JACK3』が今年10月~11月に開催されることが発表となった!

「今年は開催されないの?」とヤキモキしていたファンにとっては待ちわびていた嬉しすぎる報告。『REON JACK3』のリハーサルを控えた柚希礼音さんに、その意気込みについてお話を伺った。
柚希礼音/REON YUZUKI

撮影/塚田亮平

柚希礼音/REON YUZUKI

[プロフィール]
大阪府出身。2009年宝塚歌劇団星組トップスターとなる。主な主演舞台に「ロミオとジュリエット」「眠らない男・ナポレオンー愛と栄光の涯にー」など。2012年、主演舞台「オーシャンズ11」で第37回菊田一夫演劇賞を受賞、2014年には、日本武道館での単独コンサートを実現するなど、宝塚歌劇100周年を支えるトップスターとして活躍。2015年に宝塚歌劇団を退団して以降も、「プリンス・オブ・ブロードウェイ」「バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜」「お気に召すまま」「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー~」「マタ・ハリ」、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」など、次々に話題作に出演、活躍を続けている。2016年よりスタートしたソロコンサート「REON JACK」では、舞台とはまた違ったアーティストとしての一面を見せており、10~11月に「REON JACK3」を開催。来年2019年には芸歴20周年を迎える。
“今の私” “私自身”をたっぷりと感じていただけるコンサート

撮影/塚田亮平

“今の私” “私自身”をたっぷりと感じていただけるコンサート

「宝塚ではお芝居とセットでショーがありましたが、普段のミュージカルではなかなか歌や踊りをお見せできないので、『REON JACK』のようなコンサートを挟むことで、“今の私”をたっぷり感じてもらえれば、と思っているんです」と柚希さん。歌はもちろんだがダンスも得意な柚希さんゆえ、今までのコンサートもこの“ダンス”をたっぷり楽しめる構成になっている。

「『REON JACK2』のときも、マイクを外して踊る曲が4~5曲あったんです。コンサートなのに一言も歌わないなんてね(笑)。でも私にとって踊りはとても大切だから、マイクを気にしないでガンガン踊れることはとても嬉しいし、もう踊れない、というときが来るまでは踊り続けたいと思っています」

撮影/塚田亮平

現役時代の『REON!!!』からスタートして、昨年の『REON JACK2』で全5回。

「これで、やりたかったことがほぼできた、映像の使い方もこれ以上は思いつかないし……という感じで、少し燃え尽き症候群みたいになってしまったんです(笑)。やり切ってしまったから、『REON JACK3』は絶対にできない……、そう感じていました。でもやっぱりファンの方々のことが思い浮かぶんですよね。皆さん、いろんな作品をすべて応援して下さるのですが、『REON JACK』を挟むことでとっても喜んでくださるんです。女優としての姿も応援していただいていますが、このコンサートならより“私自身”を感じていただくこともできますし、心が通い合う時間になるのでは、と思うんです」

『REON JACK3』が決まってからは、気持ちだけでなくファッションや髪型も『REON JACK』モードになってきたのだとか。

撮影/塚田亮平

「ちょっと前までは『ゼロトピア』モードでしたが、コンサートやレコーディングの打ち合わせが始まると、何となくマニッシュなスイッチが入ります。今はジャケットが着たいモードになっていて(笑)。ずっと男役を引きずって、“カッコいい”だけしかできないはダメだと思うんです。まだまだ女優として学ばなくてはいけないことだらけですし、これまで作品ごとに違う女性像を研究してきましたが、やっぱり私が素敵だなって思うのは、ファッションも髪型もカッコいい女性なんですよね。だから“柚希礼音”に戻ったときは“かっこよさ”は大切にしていきたいと思います」
『マタ・ハリ』で自分が目指していきたい “カッコいい女性像” を探求できた

撮影/塚田亮平

『マタ・ハリ』で自分が目指していきたい “カッコいい女性像” を探求できた

宝塚退団後、数々の作品に出演し、いろんなタイプの女性の役に挑戦した柚希さん。もっとも衝撃を受けた役との出会いについて聞いてみた。

「現役時代の『スカーレット・ピンパーネル』のショーヴラン役と同じくらいの衝撃だった出会いが、『マタ・ハリ』でした。ショーヴランと出会って10年後、また同じフランク・ワイルドホーン氏の楽曲というのも縁を感じました。一歩一歩女優として歩んできたところにまたガツンとひと皮剥けるきっかけになりましたし、退団後初めて女性の演出家、石丸さち子さんにお会いできたのも非常に勉強になりました。女性からみた女性役というのをとても厳しく演出していただいたんです。女性役ですが、少しでも可愛らしい声で歌うと、石丸さんにビシッと怒られました(笑)。今までは男性か外国の演出家の方とのお仕事ばかりだったので、“女性が観てカッコいいと思える女性像”の正解を一緒につくってくださる方にお会いできたのが本当にありがたかったです。お腹も出すし、露出も多い作品なので、ファンの方々も最初は「緊張する」とおっしゃっていましたが、観劇後は好きな作品になったとおっしゃる方が多かったのも嬉しかったです」

男役でトップ・オブ・トップを極めた柚希さんだからこそ、女性役としての“カッコよさ”もとことん極めたい――。そんな思いがあるのかもしれない。

撮影/塚田亮平

「男役のときにも思っていましたが、あのカッコよさをつくれたのは自分が“女性”だったからだと思うんです。女性がどう扱われたいかを追求した結果が宝塚の男役。全員が女性で、その女性が考える理想の男性像だから、それをみんなで追及することができるんです。そして今は、女性として女性役をするにあたって、女性目線で考えることができます。さらにやはりそこには自分の好みが入るのだと気付きました(笑)。男役でも女優でも目指すところは同じなんですね。もちろん、全作品カッコいい女性ばかり演じていても役の幅にはならないので、求められる女性像に真摯に挑戦していくだけ。私がのびのびと挑戦している姿をファンの皆さんはしっかり見てくださっていますし、その間に『REON JACK』を挟むと、皆さんがホッとして喜んでくださるのも分かりますから」
『REON JACK3』は来年訪れる20周年イヤーに向けての第一歩!

撮影/塚田亮平

『REON JACK3』は来年訪れる20周年イヤーに向けての第一歩!

ますます『REON JACK3』に期待が高まってきたところで、見どころについて伺った。

「大貫勇輔さんに今回もご出演いただくのですが、前は私が歌っているところに彼が踊ってくださるという構図で、2人でガッツリ踊ったことがなくて。でも、今をときめく大貫さんがまた出演してくださるので、これはすごいコラボ!と皆さんに思ってもらえるダンスをどんなふうにしようかと、大貫さんと相談しているところですね。それから、ミニアルバムを発売するんです。前回の『REONISM』に続き、本間昭光さん、森雪之丞さん、そして今回はポルノグラフィティの新藤晴一さん、WEAVERの杉本雄治さん、シンガーソングライターの宇宙まおさんという素晴らしいアーティストの方々と一緒に作品をつくっています。4曲入りになるんですが、そのうち1曲は私が作詞をすることになっていて(笑)。作詞はとても難しいのですが、初舞台を踏んでから20周年を迎えるので、そのテーマを歌詞にするべくトライ&エラーを繰り返していて……。とても壮大なテーマなのでまだまだどう絞ろうか悩んでいるところです。自分自身が感じることですが、皆さんも共鳴できて、前を向いて歩いて行けるような、そんな内容にしたいと思っています!」

撮影/塚田亮平

20周年を迎えるにあたっての意気込みは?

「一旦女優になって“新人”に戻ったので(笑)、20周年という気はしないのですが、来年はファンの方々が喜んでくださるような仕掛けをたくさん仕込んでいます! 皆さんに感謝する一年なので、『これをやってほしい!』と言われていたけどできなかったことや、自分にはやれないと思っていたことにもあえて挑戦しようかと……(笑)。いつもみたいにミュージカルを3本上演します、というよりは、ファンの方を近くに感じられるようなイベントや死ぬ気で挑戦する舞台を観ていただいたり、また21周年に向かってさらにファンの方々と絆を深められるようなこともできるといいな、と思っています。だから、本当に楽しみにしていただきたいですね!」

そう笑顔で語る柚希さんのプライベートについて、もう少し伺うことに。最近ハマっていることは何?

撮影/塚田亮平

「在団中はなかなか自分と向き合う時間がなかったのと、ちょうど少し肌荒れを起こしていたのでアレルギー検査を受けたら、結構いろんなものにアレルギーがあることが判明して(笑)。卵とか牛乳とか、むしろ身体にイイと思って積極的に摂っていたのに、実はダメだったんです。カフェラテはソイに変えて、卵はなるべく食べないようにとか。あとは8月にお休みをいただいて南仏に行くのがとっても楽しみ! 現役のときは旅行先が唯一のお休み、みたいな感じだったのでオシャレも化粧もしないという海外旅行でしたが、最近はオシャレもメイクも楽しみたい♪と思っているので、訪れる予定のニースとエズとパリの3都市では全部お洋服を変えようと思っています。あ。絶対に海外旅行に忘れず持って行かないといけないのは羽織モノです。タカラジェンヌはみんな寒がりなんですよ(笑)。舞台は絶対に穴を開けられないので、風邪を引いたらおしまいと思っているので、必要以上に寒さに敏感なんですよ。風邪を引かないように、気を付けて旅行に行ってきます!」

★コンサート「REON JACK3」開催
2018/10/19(金)~10/21(日)東京国際フォーラムホールC
2018/11/8(木)~11/11(日)梅田芸術劇場メインホール

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