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作って飾る植物標本。話題の「ハーバリウム」の楽しみ方 [mi-mollet]

2018年10月05日(金) 20時10分配信

作って飾る“植物標本”。話題の「ハーバリウム」を知っていますか?

ハーバリウム

作って飾る“植物標本”。話題の「ハーバリウム」を知っていますか?

ハーバリウムは、美しくて手間がかからない「飾れる標本」

ハーバリウムとは「植物標本」のこと。花やグリーンなど植物を一種類入れるだけで愛らしい作品になる。

「ハーバリウム(Herbarium)」とは、本来「植物標本」のことです。標本として植物を保存することが目的ですが、いまでは「ガラスのびんなどに、オイルを使ってドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを入れた作品全般」のことを指すようになっています。
閉じ込められた植物がオイルの光の反射によってより美しく見えることから、インテリア素材として美しい空間を演出します。また、手入れの必要はなく、1~2年はそのまま飾ることができます。
作り方はいたってシンプル。花材をカットし、ボトルの中へ入れ、オイルを注ぐだけです。

グリーンを素材にするとナチュラルなテイストに。

びんに入れる植物は花やグリーンを一種類だけでも、複数の植物のカップリングなどでも楽しめ、ハーバリウムの人気が高まるごとに、素材やびんの種類が増えています。
『イチバン親切! オリジナル作品が作れる! わたしだけのハーバリウムBook』の著者、福本幸子さんによると、
「ハーバリウムはどんどん進化しています。『植物標本』の枠にとらわれることなく、花びらの浮遊感や色彩を楽しんだり、ジオラマ的に植物とフィギュアをびんに閉じ込めるなど、アイデアと工夫次第でどんな作品も作れるようになっています。ただし、はじめてハーバリウムを作るときは、小さめのびんから始めると作りやすいです」とおっしゃいます。
ハーバリウムで物語を演出

ハーバリウムにサンタクロースや雪だるまのフィギュアを入れて、クリスマスを演出。

ハーバリウムで物語を演出

ハーバリウムは植物の組み合わせだけでさまざまな作品が作れますが、フィギュアなどの小物を入れることで、他にはない表現をすることもできます。小さなびんの中だからこそ、凝縮された世界観のある物語が生みだせます。
例えば、サンタクロースやジャック・オー・ランタン(ハロウィンのカボチャの化け物)などで季節感を、ピーターラビットやテディベアなどで物語を演出するなど、動物や人のフィギュアを入れることもできます。

紙にスタンプして作ったピーターラビットも、ハーバリウムの中に。物語の世界が表現できる。

「お子さんと季節のイベントをテーマにしたり、物語を作って再現したりしてはいかがでしょうか?」(福本さん)。
さらに、ハーバリウムの中に、スタンプを押したりメッセージを書き込んだカードをセットしたりすることも可能です。

色と光を楽しむ

ハーバリウムの魅力の1つは、オイルによる光の反射です。自然光に透かせて、さまざまな色の花びらのグラデーションやいくつかのびんを組み合わせて、花材の美しさを際立たせることができます。
昼だけでなく、夜も魅力的になります。「ハーバリウム専用のLEDライトが販売されているので、びんの下からライトアップすると、幻想的な雰囲気を演出できます」(福本さん)。

プリザーブドフラワーの花びら

プリザーブドフラワーの花びらをびんの中に浮かせて、色を楽しむ。

びんの下からライトアップ

ライトアップで幻想的な雰囲気を醸し出したハーバリウム。このびんの底にはくぼみがあり、LEDライトを入れることができる。

ライトアップすることを計算して作った作品

下からライトアップすることを計算して作った作品。ハーバリウム専用のLEDライトには10色以上の光を出せるものがある。

キャンドルとして楽しむこともできる

ハーバリウムの中身はオイルなので、キャンドル用のオイルを使えば、火を灯してキャンドルハーバリウム(ハーバリウムランプ)として飾ることもできます。ハーバリウムの作り方は同じですが、キャンドル用の金口を用意し、芯を適度な長さに切ってびんにセットします。
眠る前にちょっとお酒でも飲みながら、心休まるひと時を過ごせます。

ハーバリウムランプ

キャンドルハーバリウムは、ゆらめく炎とかすかに照らされる植物で癒し効果が高い。

ハーバリウムランプ

キャンドル用の金口と芯をセットして、専用のオイルを入れる。
まだまだ工夫できるハーバリウム。いままでにないハーバリウムの楽しみ方で、生活がもっと豊かになります。


福本 幸子(ふくもとさちこ)

松村工芸株式会社 アンナサッカ東京 デザイナー。公益社団法人日本フラワーデザイナー協会講師。ゼネコンの現場監督から花業界へ転職。フラワースクール講師、生花店勤務を経てフラワー資材の製造、販売、輸入を行っている松村工芸株式会社に入社。店頭の作例制作、講習会を担当。お客様の声を直接聞き作例制作にも取り入れ、「作品に一工夫」をモットーに、花や植物がさらに美しく楽しい世界になるよう提案をしている。

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