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新入社員必見!ライフスタイリストの北條久美子さんに聞く【社会人として最高に成長するために持つべき意識とは?】 [with]

2018年08月16日(木) 17時40分配信

社会人として最高に成長するために持つべき意識とは?

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社会人として最高に成長するために持つべき意識とは?

ライフスタイリストの北條久美子さんに聞いてみました!


当たり前ですが、大学生と社会人とでは生活環境が全く違います。大学生まではお金を払って授業を受けていましたが、社会人になったらあなたの仕事の成果に対価が支払われます。仲のいい友達と過ごしていた日々は、打って変わって上司と一緒に仕事をする日々になります。

もちろん、何も知らない新入社員が難しい業務や責任が大きい仕事を任されることは少ないでしょう。しかし、だからといって学生時代と同じ心構え、生活習慣では社会人として成長できません。
学生生活を終え、新社会人として働くからにはまず意識を変えなくてはなりません。定年までの向こう十数年もの間社会人として働くからこそ、1年目のうちからしっかりと意識を変えることが大切です。

1年目の新入社員のみならず、仕事に慣れ始めた2,3年目の人、仕事を教える立場になる中堅以降の人たちも必見です!
北條 久美子(ほうじょう くみこ)

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北條 久美子(ほうじょう くみこ)

東京外国語大学を卒業後、研修講師等を経て、2007年からエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社人事部にて人材育成に携わる。 2010年にキャリアカウンセラー資格を取得し独立。 一般企業や行政機関、大学などで年間約2500人にマナーやコミュニケーション、キャリアのセミナーを行っている。 マナーの一般常識だけでなく、スマートフォンやSNSなどの最新事情を含め たビジネスマナーにも詳しい。 「愛される社会人になる」「その人にとってベストな方法でキャリアを積む」ためのわかりやすいレクチャーが人気を博している。日本メンタルヘルス協会認定心理カウンセラー資格も持ち、多方面で活躍中。

まだまだ社会人として未熟な新人編集Nが、北條さんに社会人としての心構えを聞いてみました!



Q.大学生から社会人になるにあたり、変えるべき意識は何ですか?




A.まずは「受け身」から「能動的」な姿勢に変えましょう




社会人として常に成長し続けるためには、まず自ら動こうとする「能動的」な姿勢を心がけることが大切です。指示された仕事だけをやっていると、「あの子は言われたことしかやらない」という印象が残ってしまい、次第に上司から期待されなくなってしまいます。

そしていつも「+α」を心がけましょう。たとえば「コピーをとってきて」と言われたら「裏紙にしましょうか?」と聞いてみたり、お客様用だったら「ファイルに入れましょうか?」と提案してみたり、頼まれた仕事が何のためか、次にどういうアクションが考えられるかを意識しましょう。そうすれば「いつも期待以上の仕事をしてくれる」とだんだんと信頼される部下になれると思います。

今時の新入社員は、内定をもらったらそれをゴールだと勘違いしてしまう人たちが多いように感じます。内定はあくまでも通過点で、それまで続けていた業界研究やSPIの勉強を続けてほしい。自分が就職する業界のことだけではなく、他の業界、社会の流れを理解するために自ら進んで勉強してほしいと思います。




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Q.「何のためか」「次にどんな仕事につながるのか」を考えるだけで「+α」の仕事ができるようになるんですね。 とはいえ1年目は右も左もわからず、不安でいっぱいだと思うのですが、それに対してはどういう心持ちでいればいいでしょうか?


A.自分は会社に選ばれたんだと、まずは自信を持ちましょう


他の誰でもない自分が選ばれたんだと、まずはその会社に所属していることに誇りを持ちましょう。そして自分自身で「この会社で働く」と決めたのだから腹をくくりましょう。

不安解消の具体的なアドバイスとしては、職場の人とランチをしたりお酒の席に積極的に顔を出したりして「自己開示」していくことです。そういう場でお互いに素が出せると、上司も「私も新入社員の時はこんなミスをやったよ」と共感を持ってアドバイスをしてくれるものです。自分からは誘いにくいかもしれませんが、食事の席はお互いに素を出し合える貴重な機会なので、ためらわず声をかけてみるのも一つの手です。

Q.私も飲み会に声をかけていただいたことで気持ちが楽になった記憶があります。ところで新入社員は「失敗して学ぶのが仕事」とよく言いますが、失敗するとどうしても落ち込んでしまいます。失敗したときはどう立ち直るのがいいのでしょうか?




A.失敗して転んだときにしか見えない景色があって、その景色の中に「成長」があります。だからまずは「ちゃんと転んだ」自分を褒めてあげてください




泳げない人がずっとプールを見ていたって一向に泳げない。でも飛び込んでみてはじめて「どうすれば泳げるか」を考えられる。それと全く同じで、失敗したということは「飛び込んだ」ということ。まずはその挑戦を自分で褒めてあげましょう。

新人の失敗は誰も責めたり咎めたりはしません。失敗してはじめて学ぶことがありますが、大事なことはその学びをメモして覚えておくことです。失敗ノートを作るでもいいですし、スマホにメモしておくでもいい。後輩ができて指導する立場になったときにも必ず役に立つと思います。

そもそも1年目からパーフェクトに仕事ができる人なんていません。だからできることを一つずつ増やしていきましょう。たとえば「1ヶ月で部署の人全員と話して名前を覚えてもらう」など、小さくてもいいからまずは目標を立てることで、少しずつ成長を実感していきましょう。


A.「元気よく返事をする」「率先してキビキビ動く」それが1番最初のお仕事です

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A.「元気よく返事をする」「率先してキビキビ動く」それが1番最初のお仕事です

入社したばかり、配属されたばかりのときは仕事と仕事のつながりが見えず、どうすればいいか全く分からないのは当たり前のことです。それでも元気よく返事をしたり、率先して手伝う姿勢を見せたりはできるでしょう。それが新入社員の1番最初にできるお仕事です。
「自分にできることは少ないので大人しくしています」と小さくなる必要はありません。「未熟者ですが、なんでもやります!」と堂々としている後輩の方が可愛げがありますし、指導のしがいもあります。

Q.なるほど。やはり達成感が得られると、また次のことに挑戦してみようと思いますよね! けど前のめりになりすぎ、ついつい余計なことをしてしまって怒られることも。





A.はじめのうちは「確認しすぎかな」と思うくらい上司に確認していいと思います




上司は皆忙しいので、どうしても声がかけづらいときもあるかと思います。でも進捗を確認せずに勝手に進めると、後で取り返しがつかないことになる可能性もあります。そうなる前に「ホウレンソウ」=報告、連絡、相談をしっかりしましょう。最初は確認しすぎかな?と感じるくらい確認しても問題ありません。

ただし確認するタイミングには気をつけましょう。たとえば「◯時間に1回確認する」「1日の最後にまとめて聞く」など上司のスケジュールに配慮しつつ、いいタイミングを図りましょう。



A.「毎朝同じ時間に起きて、定時に出社する」それだけですごい仕事だと思います

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A.「毎朝同じ時間に起きて、定時に出社する」それだけですごい仕事だと思います

大学生4年生ってほぼ単位を取得していて自由な時間が多い。アルバイトをしているからお金もある。慣れ親しんだ友達もいるから緊張感も少ない。自分の生活、時間をある程度自分でコントロールできるんですよね。

そういう生活から一転、毎朝同じ時間に起きて同じ時間に出社する。それだけで十分すごいことだと私は思います。だからはじめのうちは力を入れすぎず、社会人としての生活習慣を身につけることも仕事のうちだと思いましょう。そして元気に返事、あいさつをして、頼まれたことに何か「+α」の仕事をする。入社して一ヶ月はそれさえできれば100点です。

そして自ら能動的に行動し、どんどん失敗しましょう!失敗したということは、チャレンジしたということ。まずはそれを自分で褒めてあげましょう。失敗したら今度は「二度と同じ失敗をしないぞ」「絶対に忘れないぞ」と前向きにとらえて一つずつ壁を越えていきましょう。

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