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偏頭痛や神経頭痛…頭痛に効能があるおすすめハーブ&アロマ [VOCE]

2018年08月10日(金) 12時10分配信

頭痛でお悩みの人はぜひ!

女子の強敵・頭痛。頭痛には多くの女性が悩まされていますよね。とはいえ薬の力にばかり頼りたくないもの。そこで、アロマの力で頭痛を和らげる&撃退する方法をハーブ研究家である松永梨杏さんにお聞きしてきました!
頭痛の原因はさまざま

アロマオイルの質も重視して。

頭痛の原因はさまざま

気圧の変化にストレス、眼精疲労や車酔い。そして風邪やインフルエンザなど病気によって起こる頭痛もあります。原因はさまざまですが、頭痛に悩まされるのは圧倒的に女性が多いと言われています。中でも多いのが20~40代の女性。

なぜこんなにも女性に頭痛持ちが多いのか? 女性ホルモンであるエストロゲンが頭痛に影響しているからだと言われています。そのため生理前や生理直後に偏頭痛に悩まされる人も少なくありません。

とはいえ、この厄介な頭痛! なんとかしたいですよね。そしてアラサー女子としては薬だけではなく、ハーブやアロマの力にも頼ってみたいところ……。頭痛に効果のあるハーブやアロマなんてあるのでしょうか?

「もちろんありますよ。でもまずは、アロマオイルの選び方から。アロマオイルは、今、いくらでも安いものがあります。でもそうしたものは、農薬の濃度が高かったり、合成の香料なども混じっていたりします。そのためそういう安いアロマオイルを使ってしまうと効果が半減してしまったり、ときには体に悪影響を与えてしまうんですね。だから、まずはオーガニックのものを選ぶこと。そして大まかな目安ですが、ラベンダーやペパーミントなどよく使うオイルであれば1000円以上/5mlクラスのものを選んでください」(松永さん・以下同)
偏頭痛にいちばん効くのが「フィーバーフュー」

「生活の木」では有機のフィーバーフューのハーブティーの取り扱いがあり、気軽に摂れるティーバックタイプもある。

偏頭痛にいちばん効くのが「フィーバーフュー」

偏頭痛の効くハーブと聞いて、松永さんがいちばんにおすすめしたいのは、「フィーバーフュー」というハーブだそう。

「『フィーバーフュー』とはデイジーのようなかわいらしい見た目で、日本では『ナツシロギク』と言われているもの。非常に丈夫な植物で、とくにアメリカではいろんなところで野生化したフィーバーフューが見られるほどです。そのため、アメリカでは非常に一般的な植物。古くから民間療法の薬草としても用いられており、海外ではフィーバーフューのハーブティーやサプリメントも普通に売られています」

「とはいえ、日本ではちょっと手に入れにくく……でもハーブ専門店やネット通販であれば、ハーブティー、粉末をカプセルにつめたサプリメントが手に入ります。アロマオイルもあるのですが、ローズやジャスミン同様、花弁からとるため非常に貴重でかなりお高い! ですので、いちばん手に入れやすいハーブティーで摂取するのがおすすめです」

その他、手に入れやすい頭痛に効くハーブやアロマはありますか?

「症状によって違うのですが、さまざまなハーブやアロマオイルで代用できますよ。とくにラベンダーとペパーミントの2本を持っていると便利。1滴手のひらにとってこめかみをマッサージするとリラックスとリフレッシュの効果があります」
<頭痛別・効果のあるハーブ&アロマ>

イタリア料理でよく使われる「マジョラム」や、ちょっと聞きなれない「ヒソップ」は、アロマオイルでもハーブティーでも取り入れられる。「生活の木」でも取り扱っている。

<頭痛別・効果のあるハーブ&アロマ>

偏頭痛:ラベンダー
風邪などによる頭痛:バジル、レモンバーム、コリアンダー、マジョラム、オレガノ、レモンバーム、フェンネル
ストレスによる神経的な頭痛:カモミール、バジル、コリアンダー、タラゴン、レモングラス、フェンネル、ヒソップ、ラベンダー、タイム、ミント
車酔いによる頭痛:ペパーミント

「こちら、どのハーブもアロマオイルだけじゃなく、お茶や食材(またはスパイス)としてもあるものです。そのためラベンダーであればアロマオイルでマッサージをしてもいいし、ラベンダー茶を飲んでもいいし、ドライラベンダーを入れた焼き菓子を食べても構いません。薬と違ってハーブ療法は『これじゃなきゃダメ!』ということがないから、楽しみながら取り入れてみてください」
頭痛用マッサージオイルの作り方

アロマスプレーもオススメ。

頭痛用マッサージオイルの作り方

「そして、アロマオイルを用いた頭痛用のマッサージオイルの作り方をお教えします。まずベースとなるキャリアオイルはホホバオイルかスイートアーモンドオイルを用意してください。このキャリアオイル小さじ1(5ml)に対し、アロマオイル1滴を混ぜるのが覚えやすい基本分量です。このオイルでこめかみや首、肩をやさしくなでるようにマッサージしてください。」

「また、スプレーで楽しみたい場合は、50mlのガラスの遮光びんにエタノール10ml、精製水かミネラルウォーター40ml、そこへアロマオイル10滴を入れ、よく振ってください(使用する際も毎回よく振ってください)。このとき、アロマオイルは1種類でもいいですし、たとえばストレス性頭痛用のアロマスプレーを作りたいなら、いくつかのアロマオイルを用いて計10滴にしても構いません。尚、スプレーを作る際、プラスチックの容器は精油で溶けてしまいますので使用しないでくださいね。」

「アロマスプレーは肌の弱い人にはおすすめです。作ったスプレーを枕カバーにつけたり(アロマオイルでシミがつく可能性もあるので汚れてもいいものを)、ティッシュに吹き付けて身近に置いたり、髪の毛に吹いてなんとなく香らせたりしてみてください」

教えてくれたのは…… ハーブ研究家・中医薬膳調理師 松永梨杏さん

ヘアメイクアーティストとして活動する傍ら、イギリス・ロンドンの「ニールズヤードレメディーズ」、「ザ・ニコラス・カルペパー」のハーバリスト学校を1987年に卒業。ホスピスなどでアロマ施術などを経験する。現在、中医薬膳調理師の資格を活かし、北区王子神谷にてオーガニックのハーブや食材を使った薬膳カフェ「ルーン・ウィッチズグロット」を経営する。

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