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【パクチーを愛する人へ】家で作れば食べ放題! ベランダ家庭菜園のススメ [VOCE]

2018年07月15日(日) 11時20分配信

今回は、ベランダ家庭菜園のメリットや初心者向けの疑問、おすすめの野菜などについて解説します。

何か新しいことを始めたいな……と思っている方、ベランダ家庭菜園を始めてみませんか。スーパーで買うと少量で300円くらいするパクチーも家で栽培すれば食べ放題! 育てる楽しさと食べられる喜びを味わえる家庭菜園、コツさえ抑えれば簡単なんです。

ベランダ家庭菜園で作れるおすすめの野菜って?

ベランダ家庭菜園というと、きゅうりやプチトマトなどをイメージする方が多いかもしれませんが、買ってもそれほど高くないお野菜よりも「たまにしか使わないけれど買うと高い」ものを栽培したほうが、満足感が高いんです。特に一番コスパが良いと思うのはスーパーで買うと高いパクチーや万能ねぎ、三つ葉、ミント、イタリアンパセリ、バジルなどのハーブ。薬味系のお野菜はベランダにあるとさっと切って使うことができるのでかなり節約になります。たけのこご飯などに添える山椒の若芽は「木の芽」として売られていますが、数枚入りで400円くらいしていることもあるので、家に一本樹があるとそのお得感はものすごいものがあります。樹で買うと1本500円くらいで買えるので、1〜2回収穫したら既に元が取れる……!しかも、採れたてのハーブはスーパーで売っているものと味も香りも全然違うので、その鮮烈な香りに感動すること間違いなしです。ホームパーティーなどにもバンバン使えるうえに「これ家で採れたやつだから好きなだけ使えるの」などとサラッといえば料理上手の印象をみんなに植えつけられることでしょう。

パクチーもおトクに栽培できる!そのコツとは

パクチー好きの女子が栽培にチャレンジして失敗したケースも聞くのですが、よく聞くのが「芽が出てこない」というもの。パクチーって丸い種のなかに二つの種子が入っているので半分に割ってあげないとうまく発芽しないんです。コップの底などで軽く押して割って半分にしたものを水につけてから蒔くと発芽率がぐんとアップしますよ。生えてきた芽はどんなに小さくてもしっかりパクチー風味が! 種を蒔いてから10〜20日程度で発芽し、育っていく過程で間引きしたものを食べられるので、はじめて1ヵ月以内で収穫も体験できます。また、パクチーって南国の植物のイメージがあるかもしれませんが、茎も葉も柔らかく、強い日差しに当たると硬くなってしまううえにあまり暑すぎる気候だとシナシナになって枯れてしまいます。4月〜6月くらいが種蒔きには適しているので、それを過ぎたら次は秋以降に育てるのがおすすめです。
ベランダ菜園で難しい野菜って?

下に伸びていく大根などは不向きです。

ベランダ菜園で難しい野菜って?

ベランダと畑の違いはいろいろありますが、一番の違いは「深さ」です。大根やネギ、ごぼうなど深い土がないと大きく育てられない野菜は物理的に難しいですね。でも、ビーツやにんじんなどそこまでサイズが大きくない野菜はベランダでも収穫できました。

西日が当たる&北向きで日当たりの悪いベランダ向け

強い西日の当たる北向きや南向きのベランダは、暑さに強い植物でないと難易度が高くなります。グリーンカーテンを作って日差しを避けるという手もあるのですが、西日の当たるベランダで試したところ、ゴーヤですら日差しにやられてうまく育ちませんでした。いくつか試したなかでコンクリートの照り返しにも負けなかったのが「オクラ」です。虫にも強いし、多少水やりを忘れても枯れない頑丈さで初心者でも簡単に収穫できます。あっという間に大きくなり、どんどん収穫できるので育ちすぎて硬くなってしまわないようにマメに収穫する必要がありますが、かなり大量に摂れるので夏の間の食卓で大活躍してくれる野菜です。
日当たりの良いベランダ向け

オススメはアスパラ。

日当たりの良いベランダ向け

日当たりの良い南向きや東向きのベランダなら、基本的に作る野菜を選びません。私が栽培した経験のある野菜のなかで、最もおトク感を感じたのは「アスパラガス」です。一見難しそうに思えるアスパラガスですが、プランターの深さも要らないし、多年草なので放置しておいても毎年春になると芽が出てきてアスパラが食べられるんです。アスパラは鮮度が落ちると味が劇的に落ちるのですが、目の前で採れたてのアスパラは生でそのまま食べても水がしたたるような新鮮さ。北海道産の高級アスパラなどよりもはるかに美味しく、自分で作っていなければ決して味わえない感動が待っていますよ。

種を買う時にチェックすべきは

野菜を種から買う時は「一年草」と書いてあるか「多年草」と書いてあるかチェックしてみてください。ミントなどもそうですが「多年草」と書いてある植物は強くて毎年秋になると枯れて、春になるとまた勝手に生えてくるものが多いので手間がかかりません。また、ゴーヤやきゅうりなど蔓が長く伸びる野菜は、グリーンカーテンにしてしまえば暑さを避けつつ野菜も食べられ、外からも見えにくくなるという一石何鳥もの活躍をしてくれる効果があります。私の周囲の経験者の話だと、グリーンカーテンのおかげで平均して1000〜2500円くらいは夏場のエアコン代の削減に成功しているそうです。趣味と実益を兼ねられて、とにかく美味しい! ベランダ家庭菜園にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

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