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新社会人必見!新しい職場で「確実に好印象を与える」3つの心理学的アドバイス [with]

2018年04月04日(水) 17時00分配信

写真/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。

お仕事の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

『OLセラピー』とは、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、行動心理学に基づいて職場のお悩みを解決していくコーナーです。

今回のお悩み

大学を卒業し、4月から新社会人になります。
最初が肝心と先輩たちからもアドバイスをもらうのですが、
実際にどのように振る舞うと印象よく見られるのでしょうか?
心理学的にみて何かアドバイスがあれば教えてください。
(21歳・PR・Tさん)

いよいよ4月が始まり、Tさんのように新しい職場、転職先、部署で働く方も多くいらっしゃるのではないでしょうか!
最初が肝心とよく言いますが、まさに初対面の印象はとても重要です。
では、新しい職場で好印象を与えるために、実践してほしい3つの心理学的アドバイスをご紹介します。
・第一印象は出会って5秒で決まる!と心得る
・好印象なメモの取り方を習得する
・ポジティブな言葉を心がける

第一印象は出会って5秒で決まる!と心得る

職場において周囲に好印象を与えることは今後の長い社会人生活の第一歩としてとっても重要!

心理学では「初頭効果」といいますが、第一印象がのちのちの評価やイメージに大きな影響を与えると言うことが分かっています。例えば、出社初日からだらしない服装をしてしまうと、その後どれだけ身だしなみを整えてもあなたの印象はずっと「だらしない人」のままになってしまいます。このように、人は最初に認識した情報をもとに「この人はこんな人」と先入観を持ちます。自分の認識は間違えていないんだ、と信じる気持ちが働くため、後からそのイメージとは違う情報を目にしたとしても、最初に認識した情報以外のことに対しては認識出来なくなってしまうのです。これを「認証バイアス」といいますが、第一印象を覆すのは非常に難しいということを知っておきましょう!

では、実際に心がけるべきポイントをご紹介します。
第一印象は、会ってわずか5秒で決まることが「メラビアンの法則※」で証明されています。
その内容は驚くべきことに、話す内容などの「言語情報」は7%、口調や声、話すスピードなどの「聴覚情報」が38%に対して、服装や表情、仕草などの「視覚情報」が55%と、“見た目”の印象が大半を占めているのです。そのため、まずは「笑顔で挨拶」を心がけ、清潔感のある服装や髪型など、きちんと「身だしなみ」を整えることを心がけましょう。視覚情報だけを気を付けているだけで、第一印象を格段によくすることができるのです。簡単ですよね!

第一印象は、周囲の人々と良好な関係を築いていくための大切な基盤になります。
自分にとってプラスになる初顔合わせが出来るように清潔感のある身だしなみを!

好印象なメモの取り方を習得する

新社会人であれば、先輩方から仕事を教えてもらうことから始まります。

そのため、メモをとる機会も多いことでしょう。実はこの“メモを取る”という行為は好印象を持たれる、とても大切な行為でもあります。「話を聞いています。理解しています」を意味する行為のひとつが「相槌」ですが、相槌のトーンや回数によっては、「聞いているフリをしているだけなのでは?」「軽いなー」という不信感を持たれてしまう可能性もあります。

ところがメモをとるという行為には、さまざまな効果があります。相槌以上にきちんと覚えようとする意志が相手に伝わるため、好印象を持たることはもちろん、Tさん自身も頭の中が整理され、より理解を深めることができます。

さらに心理学では「インタビュー効果」と呼びますが、話に集中することで、教えている側も一生懸命伝えようという気持ちになります。結果的により多くの情報を引き出すことができるので、自分にとっても有益になるのです。その際には、さり気なく相手の言葉を繰り返す「バックトラック」や、話すスピードなどを合わせる「ペーシング」を利用すると、より理解できる効果があり、相手に安心感を与えることもできます。

また、メモをする際はなるべく胸元でとるようにしましょう。
きちんと自分の表情を相手に見せることができ、より真剣に話を聞いている態度として印象づけられるでしょう。

ポジティブな言葉を心がける

相手に好感を持たれるには見た目の印象が第一ですが、今後良好な関係を長続きさせるには内面の魅力を磨くことも必要です。

魅力が増すひとつとして、すぐにできるのは「ポジティブな言動」を心がけてみること。
とにかく「ありがとうございます」と感謝の言葉を意識して口にしてみて下さい。

ネガティブな人は、ありがとうございますと同じ意味で「すみません」と言ってしまいがち。「すみません」という言葉からは自信のなさが伝わってしまうのです。

もし「すみません」が口癖になっている場合は、「ありがとうございます」に置き換えて発言するようにしてみましょう。ミスをした時でも、「ご指摘ありがとうございます」と言い換えてみてはいかがでしょう。また、自分では気づいていなくても、人は何かしら「口癖」を持つものです。多用するとネガティブに捉えられてしまう口癖をいくつかご紹介します。

・「別に」
伝えてもわからないだろうという諦めの気持ちや、言いたいことが言えない欲求不満の気持ちが表れています。この言葉を使うとそれ以降の会話が続かないので、良い関係に発展しにくくなります。

・「でも」「だって」「どうせ」
言い訳をつくって自分を守る防衛機制でもあり、自分の意見に注目してほしいという承認欲求の強さが挙げられます。意見を否定すること、自信のなさが伝わるなど、ネガティブな印象を与えてしまいます。

・「~みたいな」「何となく」「っぽい」
この言葉は自己主張を避ける傾向にあり、人付き合いを穏やかにしたいという心理がある一方、責任を回避しがちだと思われてしまいます。

日常生活でこういった言葉が口癖になっている場合は、前向きな発言を取り入れて、相手にきちんと意見を伝える、ということを心がけるようにしていきましょう。
職場では、人と人との「接触」からはじまります。
特に、初めての「出会い」は、社会人として成長していくためにも、とても重要な場面です。
まずはこの3つを上手に活用することで、あなたの印象もよくなり、信頼される人となるでしょう。

ということで、今回の合言葉は「会ってから5秒が勝負!」です。
ではでは、皆さまのよき日々を願って……♪

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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