• > 和菓子に“癒やし効果”あり!? ユイミコの可憐な「ようかん」 [おとなスタイル]

和菓子に“癒やし効果”あり!? ユイミコの可憐な「ようかん」 [おとなスタイル]

2017年10月15日(日) 10時30分配信

ユイミコが教える、はじめての和菓子【ようかん編】

2015年に刊行した初の著書『道具なしで始められる かわいい和菓子』がヒットし、instagramのフォロワー約1.7万人、アジアでも注目されている和菓子ユニット・ユイミコ。9月に2冊目の著書『ユイミコ謹製抜き型つき はじめての和菓子』(講談社)を刊行した、ユイミコさんにお話を伺いました。
「おばあちゃんが作ったおはぎやおまんじゅうもほっこりしますが、今どき和菓子を愛するのはご年配の方ばかりではありません。和の情緒あふれる美しい色や形に癒やされる、大人の女性が増えているんです」
ユイミコさんのレシピは本格的な上生菓子を家庭の調理器具で手軽に作れるため、30~60代と幅広い年齢層のファンが都内各地で開催されるレッスンを心待ちにしています。熱烈なリピーターは、同じ日の午前と午後のレッスンをかけ持ちすることもあるとか。
手作り和菓子の魅力って?

見た目も可愛い。

手作り和菓子の魅力って?

「まずは材料の少なさがポイントです。たとえば練りきりの材料は、白こしあん、こしあん、上白糖、白玉粉、色粉だけ。それに比べて洋菓子は、小麦粉にバター、生クリーム、卵、グラニュー糖、バニラビーンズ、フルーツなど、買うより作ったほうが高くついてしまうこともあります。和菓子なら1000円前後の材料費でたっぷり作れるので、友人への手みやげにしてもお財布がピンチになりません。しかも、友人から女子力高いとほめられること間違いありません!」
「また練りきり生地は、冷蔵で4~5日間、冷凍で2週間ほど保つので、作りおきできますよ。生地さえ作っておけば、色づけと成形は別の日にしてもいいので、時間がないという人にもぴったり。作業工程もシンプルなため、実際に作ってみると、使う道具が洋菓子に比べて格段に少ないと感じるはずです」
抜き型はお料理にも使えます!

お寿司にも使える。

抜き型はお料理にも使えます!

「お子さんやお菓子作り初心者にも和菓子を楽しんでいただけるよう、デザインや使い心地にこだわったユイミコオリジナルの抜き型を作りました。小冊子のレシピは“ようかん”“ういろう”“練りきり”の3種類だけ。この基本の生地をベースに、抜き型を使ってさまざまなアレンジを紹介しています」

こちらが樹脂製の抜き型。

「和菓子用の小さな抜き型は、専門店でないと手に入りづらかったんです。この樹脂製の抜き型は、春夏秋冬を表現できる6種類を厳選しました。お値段も市販品に比べてかなりオトク。市販のお菓子のアレンジにも使えますし、ハムや野菜も抜けます。モチーフが小さいので、手まり寿司やお吸い物の飾りにもオススメ。ぜひいろんなアイディアで、お菓子やお料理に活用していただけたら嬉しいですね」
レースようかんの作り方

ようかんとは思えないほどの可愛さです。

レースようかんの作り方

「初心者がいちばん作りやすい、こしあんを寒天で固めたお菓子が“ようかん”。薄く切ったものをかわいい形に抜いて、上に飾るだけで新鮮な印象になりますよ。
“レースようかん”は型抜きした帯状のようかんをカップの側面にはり、ようかんを流し込みます。同じ生地でも、色や形を変えるとまったく表情が変わります。抜いたところがレース模様みたいで涼しげですよね」

作り方4の手順

材料
(90mlのプリンカップ4個分)
粉寒天……3g
水……120g
グラニュー糖……120g
白こしあん……240g
色粉(赤、黄) ……各少々

容器
直径7cm、高さ4cm(90ml)のプリンカップ4個とレースようかんを固める19×11cmのバットを1枚使用

下準備
・色粉は湯または水少々で溶く。
・プリンカップは水でぬらす。

作り方
1:鍋に分量の水を入れ、粉寒天をふり入れて中火にかけ、混ぜながら煮溶かす。寒天が完全に溶けたら、グラニュー糖を加え、混ぜて溶かす。
2:グラニュー糖が溶けて沸騰したら、火を止め、白あんをちぎりながら加える。再び中火にかけ、混ぜてあんを煮溶かす。
3:沸騰したら火を止めて2から80gを取り分け、色粉を混ぜて着色し、バットに薄く流す。
4:3が固まったら取り出し、端を切り落とし、2.5× 18cmに 4枚切る。型で抜いて模様を作り、カップの側面にはる。抜いた部分は飾りに使う。
5:鍋に残っているようかんを粗くくずし、水40g(分量外) を加え、中火にかけて溶かす。3に均等に流し入れ、冷やし固める 。
6:固まったらカップから取り出し、3の抜いた部分を飾る。
■ユイミコ
小坂歩美、大森慶子の和菓子ユニット。東京製菓学校で出会う。2005年に卒業後はそれぞれ和菓子店に勤務し、経験を積む。2008年に「ユイミコ」としての活動を開始し、季節を感じる和菓子をカジュアルに楽しむワークショップを都内中心に各地で開催。初心者でも上手に作れる、ていねいな指導で評判に。自身のアトリエや NHK 文化センターなどのワークショップでも予約が取りづらく、リピーターが後を絶たない。2015 年に初の著者『かわいい和菓子』(講談社)を手がけた。テレビでは「スッキリ !」「ひるまえほっと」「カンブリア宮殿」などに出演。 instagramのフォロワーは約 1 万 6千人に上り、アジアでも注目されている。

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る