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世界で活躍するイラストレーター、Sayori Wadaさんってどんな人? [FRaU]

2017年03月12日(日) 19時00分配信

≪’Confusion’≫

日本のみならず、ニューヨークやドイツなど世界を舞台に活躍しているイラストレーター「Sayori Wada」。アニエスベーやNIKEなど、有名ブランドとのコラボレーションも次々に行い、世界的に注目されている彼女は、いったいどんな人なんだろう?

Sayori Wadaさん

クールな作品を創作している彼女は、仕事以外のシーンでは実はとってもキュート。東京で飼っている犬と猫への溺愛ぶりは面白おかしく、年齢性別国籍を問わず友だちも多い。同級生が結成したバンド「どついたるねん」のライブが東京で行われると聞けば、その様子を妹にFaceTimeで生中継してもらって、熱狂的に応援するなど、いつも笑顔とユーモアあふれる行動やコメント、愛らしい性格で周りをハッピーな気持ちにしてくれる。そんな彼女の魅力に迫る。
1冊の画集からはじまった イラストレーターとしての人生

≪27≫

1冊の画集からはじまった イラストレーターとしての人生

1986年、世田谷で生まれたSayori Wada。10歳の頃に、ニューヨーク生まれのアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの画集を父親からもらったことで彼女の人生は大きく変わった。「バスキアのように、ひと目見たら“この人の作品だ”と分かるような人になりたい」と思い、イラストレーターを目指すようになったという。

≪アニエスベー×Sayori Wada≫

大学でも美術を学び、卒業後にレストランの内観のイラストや、ネイルサロンの外観などを手掛けた後、2014年に初の個展『27』を、台北・東京・福岡で開催。
27歳でこの世を去った若き著名アーティストたちを描いたアートブック『27』のエキシビジョンは各地で話題となり、その後、シンガー・木村カエラのアート本への参加、シンガー・BENIのツアー映像へのアート提供、2015年にはアニエスベーとのコラボTシャツの発売も。
さらに、2016年にはBENIのミュージックビデオや、プロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のオフィシャルグッズ(Tシャツ)へのイラスト提供など、音楽からスポーツまで活動ジャンルを広げている。

彼女が製作する作品は、抽象画から似顔絵イラスト、タイポグラフィーなど幅広く、近年ではアナログとデジタルをうまく活用した作品も数多く生み出している。
苦労の末に完成したからこそ 強い思い入れがある

≪(FOR BRUNO)Aus dem eigenen Schatten springen≫

苦労の末に完成したからこそ 強い思い入れがある

2015年にスイスのチューリッヒで行ったヨーロッパで初めての個展では、計20点の出展作品のためにスイスの友人のアトリエに1ヵ月間滞在。その際に作った≪Aus dem eigenen Schatten springen(自分の影を踏み台にする)≫が、今までで1番思い入れがある作品なのだそう。

スイスのアトリエにて

「地下は真っ暗だけど、電車が次の行き先に連れて行ってくれて、そこには出口と光がある。この絵の話をしている時に、素敵なドイツ語を教えてもらったので、それをそのまま題名に。1ヵ月の製作期間中は本当に精神的に辛くて大変だったけれど、皆からの評判は良かったし、自分自身も一回り大きく成長できた時期でした。この作品を日本に持って帰ってきたいんだけど、部屋の扉が隠れてしまうほど大きいから持って帰ってこれなくて(笑)。いつか持って帰って日本でも展示したいの」

反響が大きかった「CONVERSE, MADE by YOUキャンペーン」

また、自身の作品の中で一番反響が大きかった作品は、「CONVERSE, MADE by YOUキャンペーン」で手掛けたもの。世界各国から集められた個性豊かな200人以上のコンバースの人気モデル「チャックテイラー」をニューヨークで撮影し、その写真を各国で展示するという企画だった。

ニューヨークの町中で広告展開された

Sayori Wadaのシューズは、ニューヨークの地下鉄や町中の広告に使われており、それを見かけた友人からの報告が絶えなかったという。自分の広告の隣が大好きなパティ・スミスの作品だったこともあり、自身も忘れられない作品になったそう。

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