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今をときめく旬の人の、お気に入り本をご紹介!　今回は「ヘルス＆ビューティ」著書累計60万部！モデルSHIHOさん！

ヨガをはじめ痩せるストレッチなど、数々のビューティ本を出版してきたSHIHOさん。40歳を迎えて若い頃よりさらに輝きが増しているよう。

「20代と比べると体重は8キロ増えましたが、今の私にはちょうどいい。昔はただ細いだけでしたが、運動することでメリハリが生まれたし、大人の洋服をカッコよく着るには、ある程度のボリュームがあったほうが魅力的だと気づきました。以前は恋愛と仕事だけあればいいなんて本気で思っていたけれど、結婚と出産を経て、今はライフスタイルを大切に感じています」

理想とする女性も、20代のときは単純に“いいモデルであること”だったのが、考え方や暮らし方に共感できる女性に変わっていった。

「例えばキャメロン・ディアス。年が近いし、ポジティブなマインドかつナチュラル派の暮らし方に共感できるので、ボディづくりについての著書『ザ・ボディ・ブック』には納得するポイントがたくさん。レム睡眠とノンレム睡眠の関係や体内時計、メラトニンなど、注目していることも重なったのでとても勉強になりました。私は彼女ほどストイックではないですが（笑）。そして日本でも話題になった『フランス人は10着しか服を持たない』は、私自身、モノを溜め込むタイプなので参考に買ってみたんです。シックに暮らす、自分を表す香水を見つける、女らしさの決め手は姿勢であるetc.……いつもそうありたいと考えていることと同じで面白かった！」

捨てることに長けるより、使うものを丁寧に選ぶことができれば悩みも次第に解決されると気づかせてくれる。

「『フランス人の40歳からの生きる姿勢』も、私の考え方にとてもフィットします。メイクは薄ければ薄いほど美しいとか、ヨガで呼吸を整えるなど……。それに、フランス人独特の明るいユーモアがちりばめられていて、読んでいて気持ちが明るくなるんです。女性が年を重ねていく美しさを肯定している国として、フランス女性のエッセイは気になります。3冊ともスタンスが一緒の女友だちとの楽しい女子会みたいな読書っていうのかな？　お互いに情報交換したり、励まし合ったりしているような」“女子会みたいな読書”でキレイに磨きをかける休日は有意義に違いない。考え方の方向性が似た本を探すのがポイント！

『ザ・ボディ・ブック　食べること、運動すること、生きることを楽しむ最高のレッスン』
キャメロン・ディアス／高橋璃子、花塚
SBクリエイティブ

キャメロン・ディアスが本気で教えるナチュラルな美しさの秘密とつくり方。栄養学や消化や呼吸の仕組み、精神論にまで言及する本格的で具体的なメソッドが盛りだくさん。「すごくストイックなので、私自身はもう少しイージーに捉えていきたいなと思います」

『フランス人は10着しか服を持たない』
ジェニファー・Ｌ・スコット／神崎朗子訳
大和書房

「マネージャーのパートナーがフランス人で、おうちに遊びに行ったら、やっぱりすごくシンプルでモノが少ない！　その秘密を知りたいと買ったのですが（笑）。美しいと感じるものや、美のためにやっていることが作者と似ていて、納得しながら読みました」

『フランス人の40歳からの生きる姿勢』
ミレイユ・ジュリアーノ／倉田真木訳
大和書房

「日本は“可愛い”を大事にする国だから、若い人をフィーチャーすることが多い。フランスは年をとるほど女性に味が出てきて、男性がそういう女性を大事にするという文化があり、憧れます。でもそのぶん、結構女磨きにも余念がないんだなと読むとわかりますね」

「ヘルス＆ビューティ」著書累計60万部！モデルSHIHOさん

1976年生まれ。モデル、radiance de SYHSEのディレクター。’94年のデビュー以来、雑誌、CM、テレビなどで活躍し、多くの女性から支持される。著書に『SHIHOトレ』『おうちヨガ SHIHO meets YOGA』他。

 
（撮影：下村充）