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あなたは大丈夫?ツライかゆみの原因と対策 [おとなスタイル]

2017年01月29日(日) 09時00分配信

乾燥が気になる嫌な季節です。

肌の水分量や皮脂量がガクンと減るおとな世代では、ボディの乾燥も本格化。
カサカサ・かゆみの原因について皮膚科専門医のまの えいこさんに教えていただきました。
50代からの乾燥はより本格的 洗いすぎや長湯はいますぐおやめなさい!

顔と同じようにボディもケアしましょう。

50代からの乾燥はより本格的 洗いすぎや長湯はいますぐおやめなさい!

「ゴシゴシ洗う、熱いお湯ですすぐ。顔では、とっくにこういった洗い方はやめているのに、体では続けている人が想像以上に多い。
長風呂も、肌を乾燥させると思わないと。まずは、洗い方や入浴法を見直しましょう」と話すのは皮膚科医のまのえいこさん。

かゆみを感じるレベルになると、肌の乾燥がかなり進み、炎症反応が出ている状態。そうなる前にケアしておくことが大切です。

乾燥した肌の角層はめくれ上がり、すき間ができた状態。肌のうるおいを保っている天然保湿因子や細胞間脂質(セラミド)が不足しがちです。

「やさしく洗って汚れを落とした後に、十分な保湿をすることが肌ケアの基本。また、入浴で体が温まると、かゆみを感じやすくなります。お風呂上がりに水を足から少しずつかける方法もおすすめ。クールダウンになり、汗も早く引いて保湿ケアがしやすくなります」
ボディ用保湿剤は多めに使ってちょうどいい

【皮脂不足実感の変化】 花王調べ 2013年1月女性

ボディ用保湿剤は多めに使ってちょうどいい

年齢を重ねると皮脂量が減少します。肌のうるおいを保つ、細胞間脂質のセラミドが少なくなる人も。

「肌の洗浄時には、セラミドを取りすぎないような洗浄剤を選び、入浴後は全身の保湿ケアを。水分・油分ともに補える乳液やクリームタイプの保湿剤を、少し多いかなと思う量使用するのが意外と適量です」

と花王スキンケア・ヘアケア事業ユニット 学術マネージャー吉田智保さん。

「老人性乾皮症」とは?

加齢に伴い肌全体の水分量が低下し、肌の新陳代謝も落ちることから起こる乾燥状態。一般に50代ぐらいからの乾燥肌をこう呼びます。かゆみにとても敏感になり、かき壊すと炎症性の湿疹に進行します。かゆみがひどい場合は皮膚科を受診しましょう。

 

■Profile
Dr.マノメディカルクリニック院長
まの えいこさん
皮膚科専門医。日本美容皮膚科・日本臨床皮膚外科・日本皮膚科学会正会員。「ただ治すだけでなく、より美しく治すこと」を目的とした、心と体のトータル美容を実践。

花王スキンケア・ヘアケア事業ユニット 学術マネージャー
吉田智保さん

 

(イラスト/itou・megumi、スタヂヲワンツー、アットミクスト)

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