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前妻の子と夫の関係にいら立つ自分。負の感情とどう向き合うべき? [mi-mollet]

2016年12月31日(土) 12時00分配信

Yukinkoさんからの質問

Q.夫が前妻の子供と仲良くしているのを見るとモヤモヤします

今の夫と結婚して10年。前妻との間に、成人した娘、息子がいます。夫が娘や息子と話すのを見るたびに、自分が入り込めない空気を感じてモヤモヤしてしまい、あとで夫にあたってしまうことも。そんな自分に嫌気がさし、自己嫌悪に陥ります。想定内と言われればそうなのですが、今後、こうした負の感情とどう向き合い克服していけばいいのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。

特別ゲスト 金子稚子さんの回答

A.負の感情を見つめるというか、味わってみて。 それによって距離が取れ、分解できるようになると思いますから。

負の感情をどう克服すれば……とお悩みなのですよね。でも私は、そのままでいいのではないかと思うんです。人に負の感情が存在するのは、当たり前のことですから。
ただ、Yukinkoさんはモヤモヤした負の感情がお嫌なのですよね。実際に、ご主人にあたってしまうなど感情に振り回されてらっしゃいますから、それは何とかしたいところですよね。

そこで、負の感情を見つめてみたらいかがでしょう? 見つめるというか、むしろ味わう、という感じでしょうか……。

実はこの方法は、私が夫を亡くしたときに体感したことなのです。モヤモヤしているなら、思いっきりモヤモヤを味わう。でもそのとき「あ〜、私は今、モヤモヤしている〜」と、“モヤモヤしている自分”を感じることが肝心。すると、その感情と少し距離ができます。そうなれば、「何でモヤモヤしているんだろう?」などと、感情を分解できるゆとりが心にできてくるかもしれません。

Yukinkoさんの場合、たとえばそのモヤモヤの理由は、夫と子供たちが自分の知らない過去のことを楽しそうに話している嫉妬、かもしれませんよね。そう気づいたら、「知らなかった夫の過去が分かった!」とむしろ良い方向に受け止められるかもしれません。

または、娘さんと息子さんがわざと自分を排除している気がする、というモヤモヤだったら……。その場合は、娘さんと息子さんには、「私たちのお父さん」と、ことさらにYukinkoさんにアピールしたい理由があるかもしれませんよね。そうであるなら、ご主人はお辛い思いを抱えているかもしれませんよ。妻として、その気持ちに寄り添って差し上げたらいかがでしょう。

私は常々、人は一人で生きているものだと思っています。そう考えると、人と人との関係も、常に一対一。Yukinkoさん対ご主人、ご主人対子供さん、と……。ご主人を独り占めしようとするのではなく、それぞれの関係を大事にしてあげるべきだと思うのです。

今回、このようなお悩みを寄せてくださったということは、Yukinkoさん自身が変わりたいと思っているからだと思うのですよ。ですから、ぜひ負の感情を抱く自分をあえて味わう、ということに挑戦してみてください。変わりたいと思っていても、実際には動けない人がほとんど。でも、このように「お悩みメールを送る」という一歩を踏み出された時点で、もう変われたようなものですから!

 

いかがですか?
金子稚子さんの回答、ぜひご参考になさってください。

【PROFILE】

金子稚子(かねこわかこ)

1967年生まれ。終活ジャーナリスト。終活ナビゲーター。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。雑誌、書籍の編集者、広告制作ディレクターの経験を生かし、死の前後に関わるあらゆる情報提供やサポートをおこなう「ライフ・ターミナル・ネットワーク」という活動を創設、代表を務めている。また、医療関係や宗教関係、葬儀関係、生命保険などの各種団体・企業や一般向けにも研修や講演活動もおこなっている。2012年に他界した流通ジャーナリストの金子哲雄氏の妻であり、著書に『金子哲雄の妻の生き方~夫を看取った500日』(小学館文庫)『死後のプロデュース』(PHP新書)『アクティブ・エンディング 大人の「終活」新作法』(河出書房新社)など。編集・執筆協力に『大人のおしゃれ手帖特別編集 親の看取り』(宝島社)がある。

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