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講師は心の花嫁学校マリアージュスクール主宰の斎藤芳乃さん。数多くの女性の結婚・恋愛のお悩みを解決してきた斎藤さんがVOCE読者の恋愛に関するお悩みに回答してくれました。

A.好きな彼と結婚したい･･･でも、なかなかそこまで話を進めてくれない。こんな時、つい「早く結婚して！」と言い出したくなりますが、これは実は逆効果です。彼が結婚を避けることにも、ちゃんと心理的な問題が隠されているんですね。

今回は、彼が自然にプロポーズしたくなるような状況を作り出すための３つのポイントについてお伝えしていきたいと思います。

まずはじめに、結婚は恋愛とは違うということを理解することが大切です。恋愛は、一緒にいて楽しい、嬉しい、心地よいなど、主に喜びの感情を分かち合うことが目的となります。その反対に、結婚は人生を分かち合うということが目的となり、「一生一緒にいるための生活」がメインになるため、喜び以外にも、辛いことや日常の面倒なことも一緒に乗り越えていかなければなりません。

そのため、人間的に頼りなかったり、日常生活がどこかだらしなく不安、精神的に幼く支えあうことができない、金銭的に負担が大きい･･･など、生活していくことに不安材料があると、男性側も結婚に踏み切ることができなくなってしまうのです。

男性も、私たち女性と同じくらい辛いことも経験します。一人では乗り越えられないくらい落ち込むことも、苦境に立たされることも、仕事に悩むこともあります。そんな時、一方的に支えを求めるだけの女性ではなく、「この人ならお互いに支えあえる」「一緒に乗り越えていける」と思えるだけの人間性や生活力があることで、安心してプロポーズすることができるようになるんですね。

それでは、今まで見せなかったようなどんな自分を発揮していけば、彼が踏み切りやすくなるのかを見ていきましょう。

 

１．人生の目的を分かち合う。寄り添い協力する母性

結婚する上で大切なことが、「どんなことでも協力しあう」という姿勢です。そもそも結婚とは、二人の違う人間が、ひとつの人生を歩むということ。時には二人の意見が異なることがあっても、自分の意見ばかり押し通そうとすると、「この人は協力する気持ちがない」と思われてしまいます。

自分の欲求よりも、相手の意見を優先したり、わがままだと思えることは取り下げて相手に合わせるように心がけてみてください。自分が苦しんでまで相手に合わせることは犠牲になりますが、例えば彼の仕事が忙しい時はわがままを言わずに応援する、彼が「こうすればいいんじゃない？」とアドバイスしてくれたことは採用してみるなど、お互いのためになることは率先して協力してみましょう。

２．同志のように一緒に戦える。男性性もしっかり持って

心細いとき、時には男友達と一緒にいるようにしっかりして支えて欲しい。相手に依存や要求するだけではなく、彼の弱さや励まして欲しい気持ちを察して、頼れる姉御肌を発揮してみてください。いつも強くなくても大丈夫です。いざという時に頼れる、という姿を見せるだけで、男性が普段は隠している心細さをフォローし、信頼してもらえるようになります。

３．生活力、見直してみる？金銭管理・家事なども大切！

率先して二人が過ごす部屋を片付けたり、節約している姿を見せたり。二人の生活を大切にできるということを、率先して見せるようにしてみてください。男性は、言葉よりも実際に行動で示すことで心に響きます。特に、今まで苦手だったような時間管理や整理、お金の問題などに向き合えば向き合うほど、「自分のために変わってくれた」と彼に伝わります。二人の生活を大切にしてくれている･･･と分かれば、それだけであなたの真剣さが伝わるでしょう。


恋愛ではしなかったようなことをするため、はじめは違和感があるかもしれません。けれど、こうして「二人で生きていく姿勢」こそが、結婚に導いてくれます。情熱的な二人の恋愛に、さらに絆を加えて･･･二人の関係を、永遠の愛に上手に変化させていってくださいね。

【著者プロフィール】
斎藤芳乃

心の花嫁学校マリアージュスクール主宰。潜在意識を使い、15000人以上の女性の恋愛・結婚の悩みを解決。著書「もっと私らしく生きる最高の方法（大和書房）」他多数。公式ブログ「潜在意識で愛を引き寄せ現実を変える方法」