女性誌ネットは、講談社の女性誌を集めたポータルサイトです。

「最近ね、少女からオトナの女性になったんじゃない？って色んな人に言われるの。実は自分自身でもそれを感じてる。なんかちょっと変わってきたなって」

この日、マギーは撮影をしながらそんなことを話していた。最近のマギーは、仕事にストイックなのは相変わらずだけど、いい意味で肩の力が抜けて、オトナの女性が持つ特有のやわらかな魅力が増している。少女からオトナになっていく、マギーの今の表情、今の気持ちをお届けします。

「ふふ♡ 今日の撮影すごい楽しみだったんだぁ。最近ゆる加圧のトレーニングを始めたんだけど、大事な日の前は行くようにしてて昨日も行ってきたんだよ。肌や髪、爪の老化防止に効果が高いって言われてるシリカ（ケイ素）が含まれてる水も飲んでる。あとね、電子水の化粧水とヘッドスプレー。つけた瞬間に引き締まっていくのが分かるの！……ってボディケアのことになると私、話が止まらないね（笑）。自分で調べて試すのが大好きなの」

気になったことはどんどん挑戦したい！と、子供のように好奇心旺盛な目で語る。美容の話は今日もつきない。

「モデルって職業は私の芯。それで今の生活があるんだもん。食事に気を配ったり、トレーニングや美容のことを考えたり……どれもモデルの仕事をしていなかったらやっていないと思う。仕事の現場ではスタッフも本気。だから私もモデルとして本気でそれを返さなきゃって思うの」

マギーはモデルの鑑。そして、仕事に対しての姿勢は相も変わらずいつも真剣。ただ、最近のマギーはそんな中でも雰囲気がとてもやわらかい。

「それね、色んな人に言われるの。たしかに自分でも、余裕が出てきたなと思う。肩肘張ってたのがとれて、ちょっとオトナになったなぁって」

その感覚を自分でも感じるのってオトナへの一歩。

精神的にもそうだけど、ヘアメイクでもオトナっぽい感じが気になるの。つやつやうるるんっていうよりも、マットなリップとシャドウとか。リップはブラウンに近い赤とか濃厚な色。あと今一番気になってるのは、くるんくるんのパーマ！ TGCのショーの時に、今日の撮影でも担当してくれたヘアメイクの信沢Hitoshiさんにやってもらったんだけど、そのウェーブヘアが本当にツボだったんだ。バサバサッとした感じも素敵だったの。だけど残念なことにブリーチをしてるからパーマはかけられない。だから、そういうカールを巻くのが今の気分。くるんくるんヘアでマットリップをつけたら素敵だなぁって」

シックな色のリップに挑戦して、カールヘアで艶っぽく――。ここにもオトナのマギーがちらり。

仕事モードがオフになればマギーだって普通の女の子。

「好きな人ができたらいつもその人のことばっかり考えちゃう。連絡も積極的にするよ。もちろん反応が悪かったり返事が来なかったらやめるけど、基本、自分からも連絡を取る派だよ」

そういえば何年か前の取材で、LINEのメッセージが届く音が好きって言っていたっけ。

「メールは大好き。本当はずっと連絡を取ってたいくらい。相手がイヤじゃなければね。そんなにメールをしない人だったら、中身のある面白い話に絞るし、ずっとメールが続きそうだなって思ったら、『おはよう』から『おやすみ』までやりとりしたり。空気を読みます（笑）」

相手の温度をちゃんと考えて接するのってすごくマギーらしい。そこは仕事の時とちょっと似てるのかも。

「好きな人が好きな格好もしたい。自分の趣味とは違っても、彼の好みに寄せていきたい。だってそっちの方が楽しい♡ その人に可愛いって思ってもらえるんでしょ？ それってすごく幸せじゃない？ あ……でも……、今話してて思ったんだけど、やっぱりそれって実際はもうできないのかも（笑）。オトナになって自分のスタイルが確立されてきてるから、昔みたいに合わせられなくなってきてるのかも……わかんない、どうなんだろう。でもでも！ ポイントでは彼の好みに合わせたいな（笑）」

服装まで彼に合わせたい気持ちがあるなんて、どうやらマギーは好きな人には尽くすタイプ？

「尽くすタイプなのかも。彼のためにご飯も作りたいし。『あれ食べたい』とかリクエストされたら嬉しいな」

笑顔でマギーに〝おかえり〞なんて迎えられたら嬉しいだろうなぁ。こうやってマギーの恋愛の話を聞いてると、可愛い奥さんになりそう。

「結婚は30歳を越えてからでもいいかなって思ってる。やっぱり仕事第一だから。モデルの仕事はずっとやっていきたいし。それ以外でも、これから何ができるかを考えてる段階だから。それがちゃんと軌道に乗るまでは結婚はしたくないの。〝結婚〞っていう形にはしばられたくないんだ」

少女のように恋愛の話をしながらも最後は毅然とした仕事モードのマギー。どれも本当の気持ち、どれも本当のマギー。