そもそも、UVケアの「SPF」と「PA」って何ですか? [VOCE]
2016年05月15日(日) 17時30分配信
現場主義、証拠主義のスキンケア刑事 岡部美代治さんが足で稼いだ最新UVケア情報を、VOCE読者にだけ特別公開。これを読めば最新UVケアにまつわる疑念はすっきり解消!
Q.そもそもSPF値って何?
SPF(Sun Protection Factor)=紫外線B波を浴びて赤くなる肌ダメージを防ぐ指数。その光のエネルギー量に対してどれだけ防ぐ力があるかを数値化したもの。つまりSPF20はその光のエネルギーに対して20倍の防御力があるということ。
わかりやすく解説すると……夏の強い紫外線で、赤くなるまでに約20分かかると想定。SPF20の日焼け止めを塗ると20倍の防御力で防ぐから、保護膜がほころびなければ20分×20=400分=およそ6時間強、防げるという計算に。
ただこれはあくまでもエネルギーに対する防御の指数であり、単純に時間ではないということがポイント。測定時に基準より薄く塗れば当然、防御指数は落ちる。真夏であれば、SPF40以上を塗っておけば、半減してもSPF20をキープできるので、そのぐらいの日焼け止めを使うことが重要だと思う。
Q.PA値って何?
PA(protection grade of UVA)値は紫外線A波により黒くなるダメージを防ぐ指数のこと。SPFと同じく数値があるが、SPF値との混同を避けるため、+の数、1個~4個で表示。++++が最高指数となる。
教えてくれたのは、スキンケア刑事 岡部美代治さん。
長年メーカーにて商品開発、マーケティングを担当後、独立。ビューティサイエンティストとして科学的根拠のある正しい美容情報を発信中。VOCE3月号で刑事に扮し、“間違い洗顔女子”を糺す記事が評判に。満を持して再登場が実現。
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