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【SPFの正しい意味とは?】目立ってきたシミを一撃する方法 [VOCE]

2017年02月17日(金) 18時00分配信

美容家の山本 未奈子さんがレクチャー。

冬だからと紫外線対策をおろそかにしていませんか? 少しの気の緩みがシミ発生を着々と進めているかもしれません。そこで、今やるべきシミを防ぐ方法と、濃くなってきたように感じるシミを簡単にケアする方法をご紹介します。
紫外線を浴びると肌にはダメージの履歴が残ります!

冬こそUVケアはマスト!

紫外線を浴びると肌にはダメージの履歴が残ります!

紫外線を浴びるとメラニンが生成され、“肌貯金箱”に貯まっていっぱいになった時、シミとして肌に現れます。シミをつくりたくない、増やしたくないと思うなら、UVケアできっちり紫外線を遮断することが絶対条件なのです。冬や雨、曇りの時、室内……など、つい気が緩みがちな環境でも、紫外線は肌にダメージをあたえていることを意識して、UVケアを徹底しましょう。
日焼け止めを塗っていても、たっぷり浴びている可能性が!

自分の肌質や訪れる場所によって日焼けレベルに差が!

日焼け止めを塗っていても、たっぷり浴びている可能性が!

UVコスメに書かれている“SPF”という値。これは、「SPF1=20分紫外線のダメージを防ぐ」という意味です。単純計算なら、SPF25で8時間、肌は守られるということ。美容好きならこの知識はすでにご存じの方も多いかもしれませんね。でも、これには落とし穴があり、SPFを表すデータは、あくまでも平均的な肌に対する値。同じ場所で紫外線を浴びても、日焼けレベルに差が出ることからわかる通り、個人差が大きいのです。

また、強い紫外線を浴びれば、防御力は平均データよりも短くなります。札幌と沖縄の紫外線量が2倍近く違うことから考えても、その場所も考慮する必要があります。そう、日焼け止めはただ塗っていれば安心ということはありません。シミの元凶である紫外線を防ぐために、自分自身の日焼けしやすさや訪れる場所なども考えて、日焼け止めの数値を選ぶことが重要なのです。
日焼けして真っ赤!! という緊急事態に即ハードな美白ケアはNG

火照りは冷やして、十分な水分補給を。

日焼けして真っ赤!! という緊急事態に即ハードな美白ケアはNG

紫外線を浴びてから、肌がメラニン生成をするまで72時間というデータもあり、その間に美白ケアをすると多少ダメージをやわらげる可能性が期待されています。けれど、それは、火照りが治まってからの話。赤く火照っている時は、炎症を起こしている火傷状態であり、非常に肌状態が敏感になっています。そこへ美白や高機能コスメを使うと、かえって刺激になることも。また、シミや色ムラをつくる原因にもなるので避けましょう。日焼け後、火照りがあるうちは、火傷と同様、まずは冷やすこと。美白ケアは、火照りが落ち着いてからスタートさせて。
シミを撃退するカギは、実は“保湿”にあり

正常な肌代謝を上げるためにもたっぷりの保湿ケアを。

シミを撃退するカギは、実は“保湿”にあり

シミが気になった時、美白コスメを取り入れることは、とても有効な手段です。でも、なかなか結果につながらない……という時、今のケアで肌の潤いを保てているか、たっぷりあたえられているかという点を見直してみてください。先にも説明したとおり、シミは、肌にメラニンが蓄積して起こります。けれど、もともと人間のカラダでは一定量のメラニンの生成は行われているもので、溜め込まず排出できれば、シミにはなりません。そのために必要なのが正常な肌代謝。それには十分な潤いが必要なのです。また、代謝を上げるためには、“温めケア”も効果的。蒸しタオルで肌を温めてから、たっぷり保湿をするというケアを続けて、メラニンを含む角質をじゃんじゃん排出しましょう。

教えてくれたのは

山本 未奈子さん

NY州認定ビューティーセラピスト/英国ITEC認定国際ビューティースペシャリスト。NYの美容学校で非常勤講師を務める。帰国後、美容ブランド「シンプリス」を発表。現在は美容記事の監修、執筆活動、講演の他、さまざまな女性の美に関するプロデュースなど多方面で活躍。

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