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[人生相談6]浮気が原因で妻に離婚され、浮気相手にもフラれた私は……

2016年12月22日(木) 19時57分配信

燃えられる方向にまっすぐに(太地喜和子)

電子書籍『一〇〇年使える人生相談 「誰にも聞けない」人づきあい、お金、出世、セックス…の悩み 100問100答 』(講談社)

燃えられる方向にまっすぐに(太地喜和子)

勝新太郎、佐藤愛子、ビートたけし、田辺聖子、丹波哲郎、ドクトルチエコ、吉行淳之介、野坂昭如、小森和子……などなど。1970年代~1080年代の雑誌インタビューから掘り起こされた著名人の名言・珍言をヒントに、人生の悩みを解決する電子書籍『「誰にも聞けない」人づきあい、お金、出世、セックス…の悩み 100問100答」が話題です。数々ある珠玉の人生訓から、今回は女優・太地喜和子さんの言葉をお届けします。

 

Q 四十代会社員です。ちょっとした出来心から社内不倫に陥り、それが原因で妻と離婚しました。小学生の子どもたちも妻が引き取り、いまは彼女の実家で暮らしています。その後、不倫相手の女性は別の男性とあっさり結婚し退社しました。独りになってから後悔ばかりしています。

 

A 自分が燃えられるものを持っていて、その道に行こうとすれば、なにかを犠牲にしなくちゃならない。どっちを選ぶかですよ。燃えられる方向に、まっすぐに行ったほうが面白いことあるぜ、という気はしますね。(太地喜和子「過去はふり返らない 今、精いっぱい燃えて生きたい」SOPHIA 1985年7月号より)

 

人間、振り返りの時間も大切ですが、いまさら自分を責めたところで現実は何も変わりません。そんなあなたに女優・太地喜和子さんの言葉を贈りたいと思います。

東映ニューフェース六期生として芸能界入りし、俳優座、文学座の看板女優として活躍した彼女ですが、十九歳のとき、二十二歳年上で既婚者だった俳優・三國連太郎さんと激しい恋に落ち世間を騒がせました。その恋は三國さんのほうから幕を引きますが、二人はその後も「本気の恋の相手だった」と互いのことを公言してはばかりませんでした。

「燃えられる方向に、まっすぐに行ったほうが面白いことがある」。あなたの不倫もそうだったのではないですか? 家庭を犠牲にしてまで彼女との恋を楽しみたかったのでしょう、そのときは。あなたは自分が〈燃えられるもの〉を求めていたのです。

裏を返せば、不倫に走るその前からあなたの居場所は家庭のなかになかったのかもしれません。そんな男としてのくすぶりに火がついてしまっただけのことです。しばらくは孤独な時間が続くかもしれませんが、あなたはまだ四十代ですよ。独りの自由を謳歌しつつ、ぼんやりと心癒やしてください。

 

※電子書籍『一〇〇年使える人生相談 「誰にも聞けない」人づきあい、お金、出世、セックス…の悩み 100問100答 』(講談社)より抜粋

 

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