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[人生相談5]ご近所の奥さんの話に合わせたら、なぜか怒らせてしまって……

2016年12月22日(木) 19時56分配信

NOの前には相手を立てて(小森和子)

電子書籍『一〇〇年使える人生相談 「誰にも聞けない」人づきあい、お金、出世、セックス…の悩み 100問100答 』(講談社)

NOの前には相手を立てて(小森和子)

佐藤愛子、川上宗薫、長島茂雄、宇野千代、田辺聖子、丹波哲郎、ドクトルチエコ、吉行淳之介、野坂昭如、……などなど。1970年代~1080年代の雑誌インタビューから掘り起こされた著名人の名言・珍言をヒントに、人生の悩みを解決する電子書籍『「誰にも聞けない」人づきあい、お金、出世、セックス…の悩み 100問100答」が話題です。数々ある珠玉の人生訓から、今回は映画評論家で有名だった「おばちゃま」こと、小森和子さんの言葉をお届けします。

 

Q 同じマンションに住む奥さんと立ち話になり、四十歳を過ぎてもなかなか結婚しない一人娘のグチを聞かされました。「たしかに実家に依存しすぎよね」とつい正直に口にしたら、その後、奥さんは挨拶もしてくれません。

 

A こんなときの会話の心得はね、判定をしちゃダメなの。「どうしてかしらね。ホントに……」と、相槌に徹すべきよ。(小森和子「困ったときの会話術」SOPHIA 1987年1月号より)

映画評論家として知られた小森和子さんもあなたと同様の失敗があるそうです。「娘が適齢期なのに嫁に行かない」と嘆く知り合いを前に、あろうことか小森さんはその娘さんの性格をバカ正直に分析してしまったとか。いずれの先方も、理性で考えれば自分に同意してくれた上に、本当のことを指摘してくれたのですから本来とてもありがたいはずなのですが、一方で問題児ながらも愛するわが子。他人からの指摘がもっともなだけに、かえって身内びいき意識が働いてしまったのでしょう。

小森さん曰く、こういう場合は「相槌に徹する」のが一番賢明なのだそうです。実は他人の前で身内のグチを言う人の多くは、「そんなことないわよ」という否定を待ち望んでいるもの。同じマンションの奥さんもおそらくそうだったのでしょう。でも、あなたの言葉に嘘はありませんから、もう気にするのはやめにしましょう。

 

※電子書籍『一〇〇年使える人生相談 「誰にも聞けない」人づきあい、お金、出世、セックス…の悩み 100問100答 』(講談社)より抜粋

 

 

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