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庭の花でもOK!思い出の花や植物で作る「ハーバリム」の作り方 [mi-mollet]

2018年10月07日(日) 14時10分配信

植物を組み合わせることで、作品の魅力がアップ!

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

植物を組み合わせることで、作品の魅力がアップ!

ハーバリウムとは「植物標本」のことで、1種類の植物を使ったハーバリウムは標本本来の姿です。しかし、植物を組み合わせることで、標本が「作品」になります。
「植物を組み合わせる場合、花とグリーンから始めるとよいでしょう。グリーンには、どんな花も引き立てる力があります」と、『イチバン親切!オリジナル作品が作れる!わたしだけのハーバリウムBook』の著者、フラワーデザイナーの福本幸子さん。
ハーバリウムは植物をびんに入れてオイルに浸すと入れ直しはできないので、「びんに入れる前に、白い紙などの上で組み合わせを確認してから作品を作ると失敗が少なくなります」(福本さん)。
ハーバリウムに使用するドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)は、たくさんの種類が販売されているので、花材に困ることはありません。
さらに、庭の花や珍しい花をドライフラワーにすれば、自分だけの花材も作れます。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

花とグリーンのコンビネーション。シンプルだが、飽きがこない。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

花には存在感があるので、花材が少なくても魅力的な作品になる。びんと素材のバランスに注意する。

リボンやミニタッセルなど、資材で演出

「花とグリーンのコンビネーションができるようになったら、3種以上の植物を組み合わせて花束にもできます。リボンでとめるだけで作品がまとまり素敵になります。また、びんにミニタッセルをかけるだけで、可愛く見えますよ」(福本さん)。
花束をリボンでとめたり、面白い花材を組み合わせたり……。さまざまな資材と組み合わせることで、作品が魅力的になります。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

花束をびんの中に閉じ込めた、素敵な作品。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

花材をリボンで束ねるだけで、 おしゃれ感がアップした作品になる。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

ミニタッセルをかけるだけでも、作品が可愛くなる。

びんとの組み合わせも考えて

ハーバリウム用のびんは、標本用の細長いものだけでなく、さまざまな形のものが販売されているので、デザインに合わせて選ぶことができます。
100円ショップでも多様なびんが売られていて、面白いびんもたくさんあります。ただし、
「ハーバリウム用以外のびんを使う場合は、事前に密閉性を確認してから使用しましょう。ふたの種類によっては、接着剤で固定が必要な場合もあります」(福本さん)。
さらに、複数の作品を組み合わせて飾ると、インスタ映えします。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

重ねられるびんで組み合わせを工夫。このびんは底にLEDライトが入れられる。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

変形のびんでスタイリッシュな作品に。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)


ゴールドやシルバーのシンプルな花材は、男性に人気。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

スパイスびんやジャムびんのような広口びんにドライフルーツを入れて。

写真/大坪尚人、杉山和行(以上講談社)

ウイスキーのボトルのようなびんに、スワッグ(壁掛け用の花束)を入れた作品。

福本 幸子(ふくもとさちこ)

松村工芸株式会社 アンナサッカ東京 デザイナー。公益社団法人日本フラワーデザイナー協会講師。ゼネコンの現場監督から花業界へ転職。フラワースクール講師、生花店勤務を経てフラワー資材の製造、販売、輸入を行っている松村工芸株式会社に入社。店頭の作例制作、講習会を担当。お客様の声を直接聞き作例制作にも取り入れ、「作品に一工夫」をモットーに、花や植物がさらに美しく楽しい世界になるよう提案をしている。

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