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結婚の夢を壊す“こじらせ先輩”。うまくかわすにはこの2策 [with]

2018年03月22日(木) 12時00分配信

写真:AGE FOTOSTOCK/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

『OLセラピー』では、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、「疲れない心」を育てていきましょう。

さてさて、今回ご紹介するのは「結婚に対して自分の価値観を押し付けてくる先輩」に対するお悩みです。

今回のお悩み

職場に独身アラフォー女性の先輩がいるのですが、毎日のように私の恋愛事情を聞いてきます。
私は現在、婚活真っ只中です。
元彼と付き合っているときから先輩に「どうせ別れるんだから、〇〇さんも独身側だね」「いい人と結婚できるなんて絶対思わない方がいいよ」「結婚したら必ず旦那がストレスになるよ。それなら一人の方が楽だって!」などと、結婚に対して後ろ向きの発言をされ続けています。
そんな事を言われ続けているうちに、本当にそうなのかなぁ?と思ってしまう自分もいるほど…。
同じ部署の先輩なので仲悪くなりたくないのですが、正直、もうそのような意見を聞きたくありません。どのように対応したらよいでしょうか?
(29歳・不動産・Yさん)
婚活をしないように仕向けてくる先輩(以下Aさん)は、結婚なんて必要ない!と言いつつ、そもそも恋愛に臆病になっているのかもしれません。さらに、そんな自分を正当化したいという気持ちが強くなり、Yさんを巻き込もうとしているようですね。

これは心理学的には「反動形成」という行為になります。
本心とは反対の言動により、自分が傷つかないようにする行動です。

今回の場合は、Aさんがあたかも最初から結婚なんて望んでいないかのようなスタンスをとっているという行為。さらにAさんには、「絶対」「必ず」という発言にも現れていますが、自分自身に“言い訳”を作って、揺らぎそうな気持ちを強く保とうとしている傾向もみられます。

毎日のようにYさんに対して恋愛事情を聞いてくるAさんですから、きっと彼氏を作ったり婚活に向けて頑張っているYさんが心の奥底では羨ましいのかもしれません。

ですので、Yさんが「本当に結婚しないほうがいいのかなぁ?」と思ってしまうのはAさんの思うツボ。仲間を作って正当化したいAさんに巻き込まれる一歩手前です!

ネガティブな発言には、強い影響力があります。
Yさんの婚活への気力を奪い兼ねないので注意が必要です。

では、婚活の邪魔をされないように、2つの対処法を実践してみよう!

・単なる価値観の違いと捉える

・恋愛トークをしないようにする

 

・単なる価値観の違いと捉える

元々女性は比べっこをしたがります。
彼氏の有無、夫の年収、子どもの成績etc.…。未既婚に関しては特にわかりやすいですよね。

本来、結婚するかしないかは人それぞれの価値観の話であって、どちらが正しいということでは決してありません。

なので、Aさんの思考は自分とは違う“結婚を望んでいない女性”のパターンなんだな、と捉えてみましょう。

意見を押し付けられて不快だ!と思う事自体が、すでに相手の価値観に左右されてしまっています。

ここは、自分に対しての否定ではなく、相手は自分自身の意向を一生懸命話しているだけと捉えましょう。

自分の価値観と相手の価値観の区別がつかなくなっているという部分でAさんにも問題はありますが、単に“人生計画の違い”なのだ、と受け流せば自分がストレスを受けることもありません。

・恋愛の話をしないようにする

どんなにAさんから恋愛話を振られても、どこまで話すか、何を話すかは自分で決めるべきこと。
聞かれたからと言って必ず打ち明けなきゃいけないわけではなく、ましてや結論を相手に決めつけられるのは言語道断です。

今後はなるべくAさんと恋愛の話をしないようにしましょう。
聞かれても詳しい事情は話さず、「最近何もないですよ~」などとかわす事をおすすめします。

どうしても避けられない場合は、「私は結婚したいんです」とAさんの意見に反対するような発言はせず、なるべく刺激のない対応をする必要があります。

例えば「結婚なんて必要ないって!」と促されても、
「確かにAさんの意見も一理ありますよね。でも私は経済的にも精神的にも独りで生きていけるほど自立できないですよ~」というように、自分の能力不足である言い方をすれば、関係を穏やかに保てるでしょう。

とはいえ、基本的には深い話に行く前にサラッと流してしまう事
自分を守るためには、多くを話さないというスタンスを身につけてみましょう。


Yさんは「結婚したい」という気持ちを素直に受け止めて、理想とする将来を歩めるように“自分軸で”行動するようにしましょうね!
ということで、
今回の合言葉は「価値観の違いは平行線」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♥

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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