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料理好きモデル・松本孝美さんのキッチン公開!「7つの食まわりアイデア」 [おとなスタイル]

2018年03月13日(火) 10時00分配信

松本孝美さん・52歳 モデル・2人暮らし・一戸建て カウンターキッチン

食べることが大好きで、暮らし方にも独自のセンスを発揮する松本さん。キッチン、ダイニングで過ごす時間をハッピーにするポイントを伺いました。

「実験好き」の精神で日々、快適な食空間作りを

ファッション誌などでのモデル活動に加えて、日常を楽しむ達人として知られる松本孝美さん。インスタグラムでも料理などの写真を多数公開していることからも、食まわりへの関心の高さが窺える。
「今の家に暮らし始めて3年になりますが、キッチンのリフォームの際、まず天井と床をスケルトンにして、それから身長に合わせて高めのシステムキッチンを入れました。そこに、好きな家具や小物を入れて……。古いものはもともと好きでしたが、ヨーロッパ一辺倒という感じでなく、日本のものもたくさん。アメリカ人やオセアニアの人が選ぶアンティーク、というくらいの感覚、でしょうか」
可愛いもの。シャープなもの。ちょっと懐かしいもの。純和風テイストの家具や食器と、モダンなインテリアアイテムがミックスされたダイニングキッチンでいそしむのは、料理だけでなく、自分好みのディスプレイや、雑貨の手作り。季節の植物を配し、ティーポットカバーをはじめとした暮らしの布ものを、ひらめいたときに自分らしく、切って、縫って、手作りする日々。シックな空間に、明るい色の手作り雑貨が、彩りを添えている。

「以前はモノトーンが多かったんですが、年齢のせいか、だんだん選ぶものの色が派手になってきたような気が(笑)。母は料理の本やテレビで見かけたメニューをあれこれ工夫して作っていましたが、私自身は全然、几帳面なほうではないんですよ。料理も、ほぼ目分量ですし。でも、自由に考えながら作ることはちっとも苦にならない。キッチンの整理整頓も、自分なりに工夫する派です。多めに作った料理を思いつきでリメイクするのが好きだし、何でも“実験”のようにチャレンジしてしまう性分なんでしょうね」
忙しい日々、暮らしを楽しむことにも旺盛な好奇心を発揮し続ける松本さん。
「思いついたら即実行!」が、生活と食をより一層輝かせる鍵のようだ。
松本孝美さんの食まわりアイデア

ほっとくつろぐお茶の時間、カトラリーレスト代わりに色づいた小枝を。撮影/松本孝美

松本孝美さんの食まわりアイデア

1.食と空間を植物で彩る


「花と蔓ものが好き。実ものもよく飾ります」。植物好きで、自宅のベランダでも育てているという松本さん。日々、身近にある花や緑を摘んでは、家のあちこちに。キッチンではシンクまわりのほか、お膳に添えるなどして、季節感を醸し出している。

撮影/松本孝美

調理や洗い物の合間にも目を休められるよう、小瓶に野の草花を。瓶好きの松本さんは、形の可愛い空き瓶なども花器として使用。
「このブルーの瓶、何だかわかりますか?実は青のりの小瓶です!」

撮影/松本孝美

2.遊び心を前面に“超豆皿”は飾るように収納 !


大好きな器の中でもとくに目を惹かれるのが、モチーフに特徴のある個性的な豆皿。収納するときも、あえて手前の方にディスプレイするように置いている。「開けた瞬間目に飛び込んでくるので、『今日はどれを使おうかな』と考えるのも楽しいですよ」と松本さん。

撮影/松本孝美

左上が収納棚の中の様子。蝶モチーフなどはほぼ箸置きサイズで、薬味などを盛って料理に添えれば、晩酌タイムも華やぐ。

撮影/松本孝美

3.思いついたら、型紙要らずの小物を自由に手作り

「これがあったらいいのに……」と思ったときに手芸で小物を作る松本さん。最近は、お気に入りのティーポットに合う大きさのポットカバーを手作り。「キルティングの布を重ねて、端を直線縫いするだけ」で、あっという間に完成! お見事。

撮影/松本孝美

生地は「CHECK&STRIPE」で。思いつきでつけたタッセルがアクセント。アクリル毛糸で編んだナイロンたわしは、シンク磨きに。
「手作りならではのジャストサイズです」

撮影/松本孝美

4.インダストリアルな家具を取り入れてオリジナリティを

「アルミやガラス、鋳鉄など、どこか工業製品っぽいテイストに惹かれる」と松本さん。ダイニングにも、存在感のある家具やアクセサリーが随所に配置され、古い、あるいはモダンな木の家具と調和しながら個性を発揮している。

何しろ椅子に目がなく、家具店、古道具店では欠かさずチェック。個性的な椅子をまとめるのは、ベルギー製の古いラグ。

撮影/松本孝美

個性的なフォルムのペンダントライトはアメリカ製。カバーはガラス製、リムと本体は金属と、工場仕様で無骨ながら小粋。
「このゴツゴツ感がたまらない!」

撮影/松本孝美

5.ダイニングは存在感ある水屋箪笥が主役

ダイニングに鎮座するのは、日本が誇る台所家具の王様・水屋箪笥。「状態のいいものをずっと探していて、やっとネットで見つけました!」と松本さんも一目惚れ。他のインテリアアイテムと調和しつつ、重厚な風格を放っている。

引き戸全面がガラスのため、中の食器をディスプレイ。もちろん収納力も抜群。

撮影/松本孝美

和テイストの箪笥の上にも、好きな小物を躊躇せずディスプレイ。左のオレンジの瓶は化粧品の空き瓶。趣味の工作の材料になる予定。
「化粧品や調味料の気に入った瓶を収集するクセあり」

撮影/松本孝美

6.大好きな器は少し手をかけてケア

和食器、それも古い器が多いなら、ケアには気を配りたいもの。重ねて保存する器のために松本さんが作っているのが、手製のクッション布。土ものの器の間にこの布を挟む小さなひと手間で、キズを防ぎ、宝物を長く愛でられる。

さらし3枚程度を重ね、雑巾を縫う要領でチクチクと。糸の色もあえて一色にせず、それぞれ変えてみるのも楽しいもの。

撮影/松本孝美

さらに、器は棚に直置きせず、着物用のたとう紙や虫除けのウコンが配合された和紙を一枚敷いてから。湿気対策にも。

撮影/松本孝美

7.生き物モチーフで食の時間をハッピーに

蝶やトンボをかたどった豆皿しかり、松本さんのキッチンには、そこかしこに生き物のモチーフが。「つい集めちゃうんですよねぇ」という愛らしい品々は、実用はもちろん、食器棚の随所に見せつつ収納。料理とともに、日々、目を楽しませてくれる。

撮影/松本孝美

一見、純和風のようだが、実は「ZARA HOME」で購入したソルト&ペッパーの容器。

撮影/松本孝美

金色の蝸牛型はエスカルゴフォーク(!)。松本さんはナイフレストに。左の鳥型は薬味入れ。

撮影/松本孝美

ひっくり返した錫の片口の上に、金色の蝶のオブジェが。棚の中でも、忘れず遊び心を発揮。
■Profile
松本孝美
まつもとたかみ
1965年大阪市生まれ。大学時代からモデルとして活躍し、丁寧な暮らしぶりを綴ったエッセイも人気。先日、第14回万年筆ベストコーディネイト賞2017を受賞。本企画内の手描きメモも、万年筆で書いた本人の直筆。

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