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今回は、出会いから結婚に至るまでのデヴィ夫人の婚活論。運命の人に出会った！ と思っても、ロマンスが長続きしなかったり、全く結婚に至る気配が無かったり……。皆さんもいちどは経験があるはず。では、どういう女性が結婚相手に選ばれるのか、デヴィ夫人のお話を聞いてみましょう！

みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノです。

今日は出会ってから結婚するまでのことをお話したいと思います。

『付き合って2年以内に結婚したい』なんていう女性の願望を耳にしますが、 私に言わせれば、そんなの長すぎるわよ！　 結婚なんて付き合って2カ月で決まるものです。

2ヵ月間でどれだけデートを重ねることができるかも大切ですね。
“自分にどうやって気を向かせるか” そのために一緒にお食事に行くのもいいわね。 映画を見に行くのもいいし、 お買い物を一緒にしてもいい。 とにかく彼とあなたで“楽しい時間”を作るのよ！ その楽しい時間を一緒に作ることができないんだったら、この恋はもう諦めておしまいなさい。

デートの別れ際、 ああ、もっと一緒にいたかったな。 時間がたつのが早いな。 次はいつ会えるのかな。 こう思わせるためにも、愛情は小出しにするべきよね。 だって一度に愛情を出してしまったら、次のデートで何を出すのかしら？ 一度に愛情を出しちゃう女性に限って、ご自分の体を差し出すのも早いのよね。

肉体関係はできる限り伸ばすものよ。 『会ったその日に』なんていう人もいらっしゃるようですが、絶対にダメよ！ もうそれはただの“Sex”であって”Make Love“ではないのよね。 それに簡単にあなたの体を手にしてしまった男性って、生涯をかけてあなたのことを大切にしてくれるのかしら？ 会ったその日にあなたの体を求めてくる男性は、あなたを敬ってない証拠、そんな男性には『風俗にでも行ってらっしゃい』って言っておやりなさい。

すぐに身体を差し出すのではなく、あなたが提供するべきは “時がたつのを忘れるほどの楽しい時間”

デートのときは会話が弾むに越したことがないわね。 そのためにも『この人はどんなことを欲しているか』を探しながらデートすることね。 だから女性も賢くならないと！ どんなに美人だって、おもしろくなかったらすぐに飽きられてしまうものですよ。 自分のお顔に少しぐらい自信がなくたって、彼と楽しい時間を過ごすことができれば結婚のチャンスが確実に巡ってくるものよ。

まず初めのうちはその男性がどういう人かわからないから、とにかくおだててあげることからはじめてみてはいかがかしら。 その人を王様の気分にしてあげるのよ。 あなたとの時間を彼にとって“楽しい時間”と思わせたと思ったら 『あっ、もうこんな時間。私帰らなきゃ！』って言って帰ってくるのよ！ いくらあなたももっと彼と一緒にいたいって思っても、初回は男性に 『もっと一緒にいたかった』って思わせることの方を優先させて。 名残おいしいぐらいでデートを終わりにすると、男性は『次はいつ会えるのかな？』ってあなたのことを考えるようになるのよ。

『楽しませて、褒めて、追いかけさせる』
恋愛の初期段階でこれができれば、あなただって2カ月で結婚することができますのよ。

そしてデートを重ねるうちにあなたの新鮮な部分を小出しするのよ。
そうしたら、普通の男性だったら2カ月で “この人と一緒になりたいな” 、“この女となら一緒にやっていける” っていう思いが芽生えてくるものよ。

長くお付き合いをしていても結婚の話が出ないカップルって、女性の方がイニシアチブを握れていない証じゃないかしら。 恋愛の世界では主導を握った女が愛されるのよ。 だからこそ、恋は始めが肝心！ 『鉄は熱いうちに打て』こんなことわざもありますでしょ。 とにかく恋は始めが大切。 始めさえうまくいけば、彼から大切にされて“選ばれる女”になれるのだから。

それでは、今日はここで失礼いたします。

ごきげんよう。
デヴィ・スカルノ

19歳でインドネシアに渡り、22歳でインドネシアの初代大統領スカルノ氏と結婚。日本人で海外の国家元首の妻になったたったひとりの女性。大統領が亡くなった後はパリへ拠点を移し、社交界では『東洋の真珠』とうたわれ、デヴィ婦人の愛称で親しまれる。華麗な経歴、そして浮世離れした存在感として講演、コメンテーター、バラエティー、他ＴＶ番組等多様に展開。また地球規模で慈善活動を行っている。