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町も食もアートのようなベトナムの古都フエの楽しみ方 [おとなスタイル]

2017年12月26日(火) 10時00分配信

撮影/清水奈緒

フエは、1802年から1945年まで続いたベトナム最後の王朝、グエン朝の都として栄えた古都。皇帝たちの権力を誇示するような壮麗な建築が建ち並ぶ町は“ベトナムの京都”といわれ、世界遺産にも登録されています。
見所の多いフエですが、必見は2ヵ所。
最初に訪れたいのが、中国と同じ文明圏だったことを示す、北京の紫禁城を模して建てられた王宮。そして、フランス保護国時代に建てられたカイディン帝廟。ここは、東洋様式にフランス様式を取り入れた廟。モザイク柄の装飾には、当時輸入されていた日本のビール瓶や陶磁器のかけらが使われているのでじっくりチェックを。
また、フエはここならではの名物料理も多い。
ミンマン帝時代に開花した豪華絢爛な宮廷料理から、路上のご当地グルメまで、食いしん坊にはうれしい幅広い味が堪能できます。中でも庶民に愛されているピリ辛ソースが刺激的な名物麺「ブンボーフエ」や、シジミ汁かけご飯「コムヘン」は本場フエでぜひ食したい一品。食も歴史も、知れば知るほど奥深いのがフエの魅力です。
宮廷文化が薫り立つ古都、フエで満喫する5つの贅沢。

撮影/清水奈緒

宮廷文化が薫り立つ古都、フエで満喫する5つの贅沢。

1.歴史の栄華を偲ぶ

街の中心にあるグエン朝王宮は、フエを象徴する観光名所。じっくり見ると、1日では回りきれないほどの広大な敷地内には、宮廷文化を今に伝える建築物が残っている。

撮影/清水奈緒

朱塗りの柱が並ぶ美しい回廊もそのひとつ。

撮影/清水奈緒

王宮内にある閲是堂(えつぜどう)ではユネスコの無形文化遺産に登録されている、宮廷雅楽「ニャーニャック」を観賞することができます。

撮影/清水奈緒

敷地内のカフェでは、宮廷茶セットが楽しめる。

撮影/清水奈緒

カインディン帝廟はグエン朝12代皇帝が永眠する廟。長い階段を上がると、文官などの像が出迎えてくれる。

撮影/清水奈緒

霊廟内は陶磁器やガラスをちりばめたモザイクで飾られ、玉座には金箔像が置かれて、その下に皇帝が眠っている。

撮影/清水奈緒

2.庭園屋敷を拝観

ここは19世紀後半にズクドゥック帝の18番目の皇女の邸宅として建てられたアンヒエン庭園屋敷。およそ5000m2の広い敷地には見事な蓮池があり、季節ごとに美しい花が咲き乱れています。
『An Hien Garden House』
58 Nguyen Phuc Nguyen, Street, Hue

撮影/清水奈緒

3.仏印の記憶を留めたホテルステイ

フォン川沿いに佇む、コロニアル風のヴィラ。アールデコ調の客室にはテラスがあり、心地いい空間に。ギャラリーとスパも楽しめる。

撮影/清水奈緒

『LaResidence Hue Hotel & Spa』5 Le LoiStreet, Hue

撮影/清水奈緒

4.独自のローカルフードを味わう

フエ名物は米粉を小皿で蒸し、干しエビをのせたバインベオ(上)。

撮影/清水奈緒

米粉にエビのすり身を入れバナナの葉で包んだバインナム(下)。いくらでも入るおいしさです。

撮影/清水奈緒

『Hanh』11 Pho Duc Chinh, Hue

撮影/清水奈緒

5.宮廷料理を堪能

見た目も味も繊細な宮廷料理、おすすめはこちらの2店。

料理は皇族の衣装を着て食事を楽しめる『Royal Park Restaurant』 38 Nguyen Sinh Sac Street,Hue。

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『Ancient Hue RoyalGallery Cuisine』 104/47 Kim LongStreet, Hueは、雰囲気のある庭園屋敷のレストラン。こちらも宮廷料理が美味。

 

●ベトナムの通貨はドンです。1万ドン=約49円(2017年8月9日時点)です

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