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家族って面倒で愛おしい。『おじいちゃん、死んじゃったって。』 [with]
2017年12月10日(日) 11時00分配信
『おじいちゃん、死んじゃったって。』は、ある田舎町を舞台に「お葬式」で集まった家族の3日間のバタバタを描いた作品です。 おじいちゃんが死んだことで集まってくる親類は、親世代の三兄弟妹と、その子供たち。子供世代ですらもう大学生以上という親類たちは、当然ながら、長男一家、次男一家という個々の家族ですらも集合することが少ないわけですが、さらに集まっていなかった親世代の三兄弟妹が顔を合わせることになります。
普段はそれほど長い時間を一緒に過ごさないので当たり障りのない会話でお茶を濁している親類たちですが、何しろお葬式となれば、お通夜から数えればまるまる二日は一緒。そのうちに血縁ゆえの遠慮のなさが出て、「聞かない方がいいこと」や「言わない方がいいこと」などが次々と噴出し。ああ、なんでお葬式だけ出て帰る最短コースにしなかったんだろう……という誰もが経験したことある場面が繰り広げられてゆきます。まさに「家族あるある」www。
映画のヒロイン・吉子は「おじいちゃん」の次男の娘です。付き合っている彼氏もいて、仕事もあって、別に何の不満もないけれど、なんか自由じゃない、自分はずっとこのままこの田舎町にいるのかなという、なんとなーいモヤモヤを抱えています。そこに颯爽と現れるのが、都会で働く「おじいちゃん」の末娘、彼女にとっての叔母である薫です。
映画のヒロイン・吉子は「おじいちゃん」の次男の娘です。付き合っている彼氏もいて、仕事もあって、別に何の不満もないけれど、なんか自由じゃない、自分はずっとこのままこの田舎町にいるのかなという、なんとなーいモヤモヤを抱えています。そこに颯爽と現れるのが、都会で働く「おじいちゃん」の末娘、彼女にとっての叔母である薫です。
都会でバリバリと働く未婚の薫は、「地位も名誉もお金もある」女ですが、吉子と一緒に煙草を吸いながら「何も残せていない気がしてちょっと寂しい」とも告白します。そして「自分の人生に悲観はしてない」けど、「よっちゃんは、欲しいものを見つけたら意地でも手に入れるんだよ」とも。アラサーの女子は、この言葉にちょっと吹っ切れる吉子の姿に、きっと勇気をもらえるんじゃないかな~。
この映画、これからの若手俳優がみんなすばらしい作品なのですが、松沢匠くん演じる吉子の彼氏が個人的にはイチオシ。ラストはこんな彼氏がいたらいいな~とみんな思うと思います。こちらもお楽しみに~。
『おじいちゃん、死んじゃったって。』絶賛上映中!
文/渥美志保
『おじいちゃん、死んじゃったって。』絶賛上映中!
文/渥美志保