• > デビュー10周年・西野カナの”今” 目標はずっと、日常にあふれる”LOVE”を歌うこと [with]

デビュー10周年・西野カナの”今” 目標はずっと、日常にあふれる”LOVE”を歌うこと [with]

2017年11月15日(水) 18時00分配信

撮影/中村和孝(まきうらオフィス)

「去年とはガラッと変わったと思います」と、キラキラした瞳で語る西野カナさん。この夏に30センチ切った髪型の話ではなく、最新アルバム『LOVE it』の収録曲が"変わった"のだ。

目標はずっと、日常にあふれる"LOVE"を歌うこと

「今年は恋愛模様をつづった曲だけじゃなくて、7月にリリースしたシングルの『Girls』のように、自分と向き合うような曲も増えました。仕事や友情がテーマの曲も収録しているし、28歳になり、少しずつ視野が広がっている私が『今、歌いたいこと』を詰め込んだアルバムになったと思います」

もともと、歌詞の作り置きをしないタイプ。自分の興味や年齢に合わせて、等身大の思いをつづってきた。ただ、デビュー10年目を迎えた今も、"LOVE"を大切にするスタンスは一貫している。

「昔の曲を聴くと、歌詞の節々で、『今やったらこの言葉は使わへんかな』と思うことがあります。でも、10代や20代の前半に恋愛を深く追求した曲を作ったことが自分の転機になりましたし、大人になって着眼点や表現方法が変わっても、日常にあふれる"LOVE"を歌うことが目標です」

アルバムにも収録されている最新曲『手をつなぐ理由』は、10年分の思いを込めたラブソングだ。

「私の中では、いつも応援してくれるみんなや、ずっと続けてきた"音楽"に向けて作った一曲です。聴いてくれる人、恋人や家族、親友などが大切な存在と向き合うきっかけの曲になったら嬉しいですね」

一方、今年3月には「2016年度 ISUMブライダルミュージックアワード」を受賞した西野さん。結婚披露宴に欠かせない数々の名曲を生み出してきた。自身がプライベートで参加する友人の披露宴では、なんと"裏方作業"を頼まれることも。

「じつは友達の披露宴でBGM制作係を頼まれることもあるんですよ(笑)。やるからには徹底的にやる性格なので、新郎新婦の思い出をリサーチして曲をセレクトします。披露宴以外の場でも、例えばライブ会場で流すBGMも、昔から自分でセレクトしてるんですよ」

穏やかな語り口で、たまに見せる笑顔が優しい。大人の女性として、アーティストとして、今後も歩みを止めるつもりはない。

「周りには『30代が一番楽しい』と言う女性ばかりだし、私も歳を重ねるのが楽しみです。実際は毎日目の前のことに夢中で、あまり先のことは考えられないんですけどね(笑)」

KANA NISHINO

1989年3月18日生まれ。三重県出身。2008年デビュー。'10年の『会いたくて 会いたくて』でブレイク。'15年には『トリセツ』が社会現象になるほど大ヒット。'16年には『あなたの 好きなところ』が日本レコード大賞に輝く。'17年8~9月にはデビュー10年目を記念した初めてのドームツアー「Kana Nishino Dome Tour 2017" Many Thanks"」を開催。平成生まれの女性ソロシンガーがドームツアーを行うのは史上初の快挙。

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る