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俳優デビュー1年目にして初主演を務めた2007年より10年、数々のヒット作に出演し今や日本の映画界には欠かせない存在となった俳優・佐藤健さん。そんな佐藤さん主演の人気コミック実写化映画『亜人』が現在絶賛公開中です。何度死んでも再生する亜人に因んで”これまでの人生でリセットしたいシーン”や、撮影裏話などをおうかがいしました！

撮影では、めかぶに助けられました（笑）
「"死なない"からこそのアクションをやりたかった」との言葉通り、映画『亜人』で綾野剛さんと想像を超える壮絶なアクションを繰り広げた佐藤健さん。何度でも命を繰り返す「亜人」と呼ばれる新人類がいる世界に生きる、主人公の永井圭を演じた。

「アクションシーンって具体的なことは台本には書いてないんです。なので、監督をはじめみんなでアイディアを出し合って、詰め込んで。誰も観たことのない新感覚のアクション映画になりました」

役に対して真摯に取り組む佐藤さんらしく、今回の映画のために、人生初の食事制限にも挑戦した。

「実は、27年間生きてきて一度も食事の内容を気にしたことがなかったんです。好きなものを好きに食べる。そういう意味でとても自由に生きてきたので、今までの人生の帳尻をあわせるかのごとく、『亜人』の撮影期間はストイックに食事制限と筋トレをしましたね。食事が本当に至福の時間で、朝昼食べていためかぶが美味しくてしょうがない、めかぶありがとう、って感じでした」

キャスティングでは、佐藤さんにとっても嬉しいサプライズが。

「今回、僕のIBM（〝幽霊〞）の声をアニメ版の声優を担当していた宮野真守さんが演じてくださったんです。アニメ版の圭の話し方に影響を受けた部分もあるし注目していた方だったので、実際にやっていただけて嬉しかった。まだお会いしたことがないので、いつかぜひ意見交換してみたいですね」

筋トレに食事制限、映画の撮影……。多忙な中、佐藤さんはどうやって「亜人」のごとく心のリセット（生き返り）をはかっていたの？

「美味しいものを食べることですね。まずはお米でしょ。あと、めかぶ（笑）。ゲームをするのも好きですね。脱出ゲームや人狼ゲーム、謎解き系とか。外でも家でもハマってます」

続けて、これまでの人生でリセットしたいシーンを聞いた。

「小さい頃、母親にピアノを習えってしつこく言われたけど、かたくなに拒否していたんですよ。習っておけばよかったなと。今ならダンスがいいですね。かっこいい先生のもとで、かっこいい振り付けを教えてもらいたいです」

最後に、青年漫画が原作の『亜人』の、女性に楽しんでもらいたいおすすめポイントは？

「アクション以外で言うと……キャラが濃く華やかなイケメンがたくさん出てくるところですかね。女性同士でキャーキャー言いながら観てほしいですね」

THE ORAL CIGARETTESさんからのメッセージ！

「僕は佐藤健さんが出演している映画はほぼ観ていますが、今回の『亜人』も圧感でした。お芝居はもちろん、鍛え上げられた肉体美からも役者さんとしての覚悟や作品への想いが伝わってきて、表現の世界にいる者として尊敬の念を抱いています。これからも、お芝居と音楽でコラボすることができたらうれしいです！」（山中拓也）

ドラマ「ROOKIES」や映画『るろうに剣心』シリーズなど数々のヒット作に出演。ドラマ「天皇の料理番」（TBS系）では、「第24回 橋田賞」、「第42回 放送文化基金賞 演技賞」を受賞。公開待機作に、2017年12月16日公開『８年越しの花嫁　奇跡の実話』、2018年公開予定『いぬやしき』、『ハード・コア』がある。また、連続テレビ小説「半分、青い。」に出演。