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今年デビュー15周年を迎え、ますます輝きを増してきた女優・石原さとみさん。30歳の今「つねに自分を更新し続けていきたい」という彼女の"今、着たい服"は「カラーレース」。石原さんの思う、この秋、自分に似合う服とは？

「レースのスカートはたくさん持っています。ジージャンやざっくりとしたニットを合わせたり。真面目なシャツをめがねで崩すのは大好き。小物やリップの色、靴などでコーディネートのバランスをとることが多いです」(石原さん)

――Stylist 宮澤敬子さん
「さとみさんは、"女っぽトラッド"がすごく似合うんです。王道のトラディショナルなネイビーのニットに白シャツ、そこにちょっと前ならプリーツスカートを合わせていましたが、今年は真っ赤なレースが新しい。足元はパンプスではなくブーツを迎えて、彼女本来のボーイッシュな感じを出してみました。」

Q . 好きなパーツもしくは、コンプレックスはありますか?

「コンプレックスは、もちろんありますよ。プライベートではあまり肌を露出したくないかな。仕事のときは気が張っているからいいですが、すごくカラダに自信があるわけではないし、オフのときはゆるく居たいので露出が多めな服は選ばないですね。理想は女性らしい丸みがあって、でもしなやかな筋肉があるカラダ。細くというよりはキレイなカラダを目指して、全身の可動域を広げるジムのトレーニングをゆるりと3年ぐらい続けています。好きなパーツは横顔かなあ。フェイスラインのたるみには、背中の筋肉を動かすのが効果的。自分でも手軽にできるので、髪をアップにするときは肩甲骨を近づけるよう肩を動かして、横顔をシュッとさせてます。」

Q . 服を買うときに気をつけていることはありますか?

「きれいめな服ほど生地感を気にします。レストランなどで、一回座っただけでシワができてしまっても、その場でアイロンはかけられないですからね。なので、試着をするときは、動き回ってみてシワができにくいかどうかを確認するのがマスト。シルクサテンが好きで、手に取ることが多いです。」

Q . 最近似合うようになったアイテムはありますか?

「"似合う服"って年齢やシチュエーションで変わっていきますよね。あと髪型でも。最近よくキャップをかぶるようになりました。秋はベレー帽にも挑戦してみたいですね。」

Q . 自分に一番似合う服は何だと思いますか?

「ハイウエストデザインのボトムは好きですね。背があまり高くないので、腰ではくボトムはどうしてもバランスが下がっちゃう。なので、ベルトを使ったり、ジージャンやシャツを腰に巻いたりして、高い位置にポイントを置くようにしています。そうすれば、ヒールを履かなくてもバランスがうまくとれるのかなと。逆に、似合わないと思うのは、外国の方がよく着ているハイウエストスキニーにTシャツみたいなコーディネート。すごく憧れますけど、ぜったいムリ(笑)。別世界ですね。」
Q . 洋服はたくさん持っているほうですか?

「ラック5個分くらいかな。デニムは少なめで、Tシャツとスカートが多いです。スカートはシルクや麻、レースなど素材もいろいろで形もフレアーやタイトもある。スカート派じゃないと思っていたのですが、考えてみるとたくさんありますね(笑)。丈はロングもあるし、膝上だけれど裾にレースが付いているものとか。ミニははかないかな。スカートをはくときは靴とのバランスがすごく大事だなと思っていて、ペタンコ靴でも合うロングやちょい膝下丈が好きです。」

1986年12月24日生まれ。2002年第27回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、翌年『私のグランパ』で映画デビュー。現在、192ページの大ボリュームで彼女の魅力がつまった6年ぶりの写真集『encourage』（￥1800／宝島社）が大好評発売中。

with 2017年11月号より