• > カルチャーの発信地!「カギヤビル」のおすすめショップ3選 [FRaU]

カルチャーの発信地!「カギヤビル」のおすすめショップ3選 [FRaU]

2017年09月18日(月) 17時00分配信

浜松市中区田町にある「カギヤビル」。築50年以上経った古いビルにはブックショップや器の店、ギャラリーなど十数店舗がひしめきあう。カルチャー発信スポットとなっているビルの、おすすめ3軒をご案内。
市民の憩いの場「喫茶さくらんぼ」

カウンターにあるサイフォンコーヒーのマシーン。Photo:Shingo Wakagi 

市民の憩いの場「喫茶さくらんぼ」

カギヤビルの1階にある〈喫茶さくらんぼ〉は、今年で創業40年を迎える老舗の喫茶店。オーナーの大澄富子さんが淹れてくれるサイフォンコーヒーを目当てに、地元住民はもちろん、ビルに来た客が帰りがけに立ち寄る名物スポットになっている。

友人から引き継ぎ、この店を切り盛りすることになった大澄さん。Photo:Shingo Wakagi 

「上の〈BOOKS AND PRINTS〉でイベントがあると、みなさん、その足で来てくれる。これまでは高齢者のお客様が多かったけど、最近は若い子たちが増えて嬉しいわ」 と笑う大澄さん。

入り口は狭いが奥は広い、縦長の店舗になった昭和の香り漂う喫茶店。Photo:Shingo Wakagi 

おすすめは、クリームソーダときゅうりとハムと卵を挟んだホットサンド。ついつい長居してしまうアットホームな店だ。
喫茶 さくらんぼ
静岡県浜松市中区田町229-13 カギヤビル101
浜松といえばここ「BOOKS AND PRINTS」

店では定期的にイベントを開催。市内の他、名古屋、東京と各所から人が集まる。Photo:Shingo Wakagi 

浜松といえばここ「BOOKS AND PRINTS」

浜松のカルチャースポットといえば、本企画でもおなじみ写真家・若木信吾さんがオーナーを務める〈BOOKS AND PRINTS〉。故郷で店をオープンしたのは7年前。KAGIYAビルに引っ越してからもうすぐ5年を迎える。

「浜松の情報を得るために立ち寄る、案内所のような本屋になったら」と若木さん。Photo:Shingo Wakagi 

店を作るにあたり、独自の視点によるセレクトと外国のような佇まいの本屋を意識したという若木さん。「東京にはたくさんあるけど、浜松には一軒もなかった。ニーズは少ないけれど、少ないニーズのためにやりたいと思った」。

おすすめはリー・フリードランダー、アンディ・ウォーホル、吉増剛造などの写真集。Photo:Shingo Wakagi 

店内には、自身の写真集や国内外の写真集を中心に、アートブック、小説など、古書、新書を豊富に揃える。

BOOKS AND PRINTS
静岡県浜松市中区田町229-13 カギヤビル201
カギヤの新顔「Rohan」

教会のような雰囲気を意識して光が間接的に入る造り。鈴木さんの好きな詩集も置く。Photo:Shingo Wakagi 

カギヤの新顔「Rohan」

今年の5月にオープンしたばかりの〈Rohan〉は、東京で広告関係の仕事に就いていた鈴木林太郎さんが始めた器と道具と詩集の店。

「秋以降は、東アジアものを中心としたラインナップを考えています」。Photo:Shingo Wakagi 

愛知県豊橋市出身の鈴木さんは、以前から馴染みのあった浜松で店探しをし、偶然カギヤビルを発見。「長屋的な魅力があって、出会えてラッキーだった」と話す。

おすすめの作家は、益子の中園晋作さん、内田裕太さんなど。Photo:Shingo Wakagi 

商品はずっと好きで蒐集もしている器がメイン。酒好きが高じて酒器が集まり、以前、華道を教えていたこともあり花器もおのずと増えた。現在、取り扱いのある作家数は20人ほど。地域は東北、益子、信楽、九州と幅広く、今後のラインナップも楽しみだ。

Rohan
静岡県浜松市中区田町229-13 カギヤビル305

●情報は、FRaU2017年9月号発売時点のものです。

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る