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【人生相談Q&A】嫌いになってしまった夫と ストレスを溜めずに一緒に暮らすには? [mi-mollet]
2017年08月01日(火) 14時00分配信
Kaoriiiiinさんからの質問
Q. 嫌いになってしまった夫とストレスを溜めずに一緒に暮らす方法なんてありますか?
夫が好きになれない。結婚12年目になります。子どもが産まれてから年々愛情は薄れ、自分の不倫によりさらに愛情はなくなりました(今はしていません)。ただでさえ年齢を重ねていくのにすでにオヤジ臭く(私の中では)、近づくのも嫌です。子どももいるし別れようとは思いません。でも同じ屋根の下にいることでいつもストレスでイライラしてしまうので、身体にも精神的にも良い状態ではありません。夫の方は私に対して以前と変わらない愛情があります。別れずにストレスをためずに共に暮らせる方法なんて、ワガママな質問ですが、あるんでしょうか?(36歳)
特別ゲスト 掬池友絢さんの回答
A. 人の気持ちを含め、世の中の一切は変化するもの。ですから現状を受け入れ満足することも大切にされてください。
愛情はないけれども別れる気はない、というご選択をされているのですね。ご自身もおっしゃられているように、たしかにワガママではありますが、人間にはこのような気持ちの変化が起こるのは致し方ないこと。ですから仏教にも「諸行無常(しょぎょうむじょう=世の中の一切のものは変化し、永久不変のものはないということ)」という言葉があるのでしょう。Kaoriiiiinさんも今はそのような選択をされていても、また時が経てばご自身も夫も、変わってくるかもしれません。そのときにまた答えが見えてくるはずです。それは、良い方向かもしれませんし、悪い方向かもしれませんし……。
そこで今のKaoriiiiinさんには、「少欲知足(しょうよくちそく)」という仏教の言葉をお伝えさせていただきたいと思います「少欲知足」とは、多くを欲しがらず、今あるものを素直に受け入れありがたいと感謝する、ということです。少なくとも、不倫といった仕打ちをしているのにKaoriiiiinさんを愛し続けてくださっている夫の気持ちは、ありがたいものではないでしょうか。いつかそのことに気づける日がくるかもしれませんし、来ないかもしれません。夫に対するマイナスの気持ちを和らげるのは、夫に対して感謝するなどのプラスの気持ちを持つよう努めることが必要だと思います。夫がしてくれたことに「ありがとう」と小さな感謝を伝えるだけでも、ご家庭内にプラスの空気が流れ、ストレスの軽減につながると思います。
先のことは分からないものですが、ただ、ご自身をワガママであると見定められないことには、この相談の場にも来られることはできなかったことでしょう。そういう意味ではKaoriiiiinさんは、一歩前に進もうとされている。その姿勢は尊重いたしたいと思います。
Q. 嫌いになってしまった夫とストレスを溜めずに一緒に暮らす方法なんてありますか?
夫が好きになれない。結婚12年目になります。子どもが産まれてから年々愛情は薄れ、自分の不倫によりさらに愛情はなくなりました(今はしていません)。ただでさえ年齢を重ねていくのにすでにオヤジ臭く(私の中では)、近づくのも嫌です。子どももいるし別れようとは思いません。でも同じ屋根の下にいることでいつもストレスでイライラしてしまうので、身体にも精神的にも良い状態ではありません。夫の方は私に対して以前と変わらない愛情があります。別れずにストレスをためずに共に暮らせる方法なんて、ワガママな質問ですが、あるんでしょうか?(36歳)
特別ゲスト 掬池友絢さんの回答
A. 人の気持ちを含め、世の中の一切は変化するもの。ですから現状を受け入れ満足することも大切にされてください。
愛情はないけれども別れる気はない、というご選択をされているのですね。ご自身もおっしゃられているように、たしかにワガママではありますが、人間にはこのような気持ちの変化が起こるのは致し方ないこと。ですから仏教にも「諸行無常(しょぎょうむじょう=世の中の一切のものは変化し、永久不変のものはないということ)」という言葉があるのでしょう。Kaoriiiiinさんも今はそのような選択をされていても、また時が経てばご自身も夫も、変わってくるかもしれません。そのときにまた答えが見えてくるはずです。それは、良い方向かもしれませんし、悪い方向かもしれませんし……。
そこで今のKaoriiiiinさんには、「少欲知足(しょうよくちそく)」という仏教の言葉をお伝えさせていただきたいと思います「少欲知足」とは、多くを欲しがらず、今あるものを素直に受け入れありがたいと感謝する、ということです。少なくとも、不倫といった仕打ちをしているのにKaoriiiiinさんを愛し続けてくださっている夫の気持ちは、ありがたいものではないでしょうか。いつかそのことに気づける日がくるかもしれませんし、来ないかもしれません。夫に対するマイナスの気持ちを和らげるのは、夫に対して感謝するなどのプラスの気持ちを持つよう努めることが必要だと思います。夫がしてくれたことに「ありがとう」と小さな感謝を伝えるだけでも、ご家庭内にプラスの空気が流れ、ストレスの軽減につながると思います。
先のことは分からないものですが、ただ、ご自身をワガママであると見定められないことには、この相談の場にも来られることはできなかったことでしょう。そういう意味ではKaoriiiiinさんは、一歩前に進もうとされている。その姿勢は尊重いたしたいと思います。
いかがですか?
掬池先生の回答、ぜひご参考になさってください。
掬池先生の回答、ぜひご参考になさってください。
PROFILE
掬池 友絢(きくち ゆうけん)
1975年生まれ。浄土宗僧侶。静岡県三島市にある蓮馨寺副住職。平日は都内の仏教機関に勤務しながら、一方で、仏教の良さを伝え広めるべく様々な活動に取り組んでいる。著書に『泣きたいときには泣いていい』(講談社)がある。蓮馨寺で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動をおこなう他、月に1回、寺子屋ブッダの「友絢さんとお茶を飲む会」で女性向けお話し会の講師も務めている。詳細は寺子屋ブッダのHPを参照。
1975年生まれ。浄土宗僧侶。静岡県三島市にある蓮馨寺副住職。平日は都内の仏教機関に勤務しながら、一方で、仏教の良さを伝え広めるべく様々な活動に取り組んでいる。著書に『泣きたいときには泣いていい』(講談社)がある。蓮馨寺で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動をおこなう他、月に1回、寺子屋ブッダの「友絢さんとお茶を飲む会」で女性向けお話し会の講師も務めている。詳細は寺子屋ブッダのHPを参照。