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映画『光をくれた人』トムの捨て身の愛情に心を鷲掴みにされること間違いなし [with]

2017年06月06日(火) 11時30分配信

(C)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC

『エクスマキナ』『リリーのすべて』『コードネームU.N.C.L.E.』など、昨年は5本の出演作が日本でも公開されたアリシア・ヴィキャンデル。『リリーのすべて』ではアカデミー賞助演女優賞を獲得し、ルイ・ヴィトンの新たな顔にも選ばれ、ここ数年で最もブレイクした女優さんといえるかもしれません。
『光をくれた人』はその彼女の最新作。夫婦ものなのですが、20世紀初頭を舞台に描くド直球のラブストーリーです。彼女が演じるのは、ある孤島に暮らす灯台守の妻イザベル。「灯台守」というのは、かつて灯台の明かりを頼りに船が航行していた時代に、その灯が消えないように守っていた人のこと。

(C)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC

灯台は、他に光のない岬の突端とか崖っぷちのようなところに建てられるもので、二人が住む孤島も他には住人はおらず、陸地との連絡は三か月に一度定期便しかありません。でも無口で不器用だけど優しい夫トムとイザベルは仲睦まじく暮らしています。

(C)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC

ところが。イザベルの二度の妊娠が流産に終わった直後、小舟に乗って赤ちゃんが流れ着いたことから、運命はうねり始めます。「自分の子供にする」と言い張るイザベルに押し切られ、二人は彼女を自分の子供として育て始めるのですが――数年後に、トムは本当の母親が赤ちゃんを探していることを知ってしまうのです~。このあたりから観客はみんなして鼻水垂らして泣くハメになります。

(C)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC

リアリティを追求するために、ほんとに数人のクルーで人里離れた場所で合宿しながら撮ったというこの作品。その中でどっぷりとイザベル&トムになり切ったアリシア・ヴィキャンデルとマイケル・ファスベンダーが、この後実生活でも恋人同士になったというのも頷けるほど、映画は甘くロマンティックです。
登場人物全員が「自分の人生に光を当ててくれた人にすべてを捧げる」という物語なのですが、ことにイザベルに対するトムの捨て身の愛情には、全女子が心をギュッと鷲掴みにされるに違いありません。ぜひ劇場で、ドラマティックな世界にどっぷり浸って下さいませ。
『光をくれた人』絶賛公開中!

 

文/渥美志保

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