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【人間関係Q&A】厳しくて強い性格の夫に疲れている。夫婦関係をうまく続けるには? [mi-mollet]

2017年04月26日(水) 18時00分配信

tonkunさんからの質問



Q.
厳しくて強い性格の夫に疲れています。
どうしたら快適で居られるか、心持ちを教えてください。




夫との関係に悩んでいます。20代のときに6歳年上の夫と結婚して10年、子どもも3人います。夫は理系でビジネスマン気質、短気で口が悪く、小さなことから大きなことまで怒られ批判され続けてきました。家事も育児もやって当たり前。子どもにも厳しく、歩き方がうるさい、テーブルで何かをこぼした、等と厳しく叱ります。何度も何度もお風呂や台所で泣きました。耐えながら暮らしたくない、幸せな夫婦を子供に見せたい、と言いたいことは言うようにしていますが、気を抜くと夫の強気に負けてしまいます。10年前の私は大雑把な明るい性格だったと思うのですが、今は神経質で人付き合いもあまり得意ではなくなりました。まるで夫の性格がうつったようです。夫はとても頼りになるし、子どもに厳しくあたるけど人一倍愛し、よく遊んでくれます。スタイルのいいところ、彼なりに気遣ってくれていることなど、好きなところもたくさんあります。この先、この夫とどうしたら快く暮らせるようになるのか。これは、自分の心の持ちようなのでしょうか? 本当は夫に変わってほしいのですが、それは期待しないようにしています。

特別ゲスト 齊藤勇先生の回答



A.
夫は自分が正しいことをしていると信じているはず。 ケンカする勇気を持たないと何も変わりませんよ!

なるほど、奥さんに強く出る夫、ですね。こういう夫には2タイプいて、1つは“内でも外でも強面”タイプです。こちらはどんな相手だろうが環境だろうが怒るタイプですから、奥様の態度によって治ることはないでしょう。おっしゃる通り、期待しても無理なタイプです。
もう1つは、“内では強面・外ではいい人”タイプです。こちらは、どちらかというと会社など外では自分を押し殺して耐えており、そのストレスを家庭で発散しているところがあります。そしてお悩みの文面を読む限り、tonkunさんの夫は、このタイプではないかという気がしました。
後者のタイプであるなら、いくらtonkunさんが我慢をしても関係性が改善することはありません。なぜなら夫は、自分が正しいことをしていると思っているからです。tonkunさんが嘆かれている「昔は大雑把な明るい性格だった」ということも、夫からすると、「大雑把な性格を俺が治した」ぐらいに思っているはず。そのうえtonkunさんは自分のことを「頼りがいがある」「スタイルがいい」などと認めてくれていますから、tonkunさんがそのように悩まれていることなど気づくどころか、むしろ現状に満足しきっていると思いますよ。
ですから対策としては、変わってくれることを「期待しないようにしています」ではなく、「期待する」ことが大事です。ぜひ一度、夫とケンカする勇気を持ってください。自分が正しいと思ったら、譲らないこと! 離婚覚悟ぐらいの気持ちでぶつかるのです。夫が会社では大人しくしているタイプでしたら、もともと上下関係には弱い性格ですから、そのように譲らず対等な接し方をされると、今までのように上から目線で頭ごなしに叱ることも減るのではないかと思います。
ケンカするのは疲れることだと思いますが、快適な関係を手に入れたいのでしたら、頑張って軌道修正をしていってください。お子さんを「人一倍愛し」とのことですから、夫は家族を失うことは怖いはず。信念をもってぶつかれば、上下関係の逆転までは難しくとも、少なくとも平等な関係はきっと築けると思いますよ!

 

いかがですか?

齊藤先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE

齊藤 勇(さいとういさむ)
1943年生まれ。心理学者、立正大学心理学部名誉教授。専門は対人心理学と恋愛心理学。分かりやすい講義が人気で、『笑っていいとも!』(フジテレビ)や『それいけ!ココロジー』(読売テレビ)など多数のテレビにも出演していた。著書は100冊以上あり、『男と女の心理学入門』(かんき出版)、『悪用禁止!思いのままに人をあやつる心理学大全』(宝島社新書)、『ずるい心理学~上司に得意先、先輩、同僚も年下まで、なんかいいように“使われている”~』(ぱる出版)、『超・相槌』(文響社)など近著も多数。

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