• > “人生を振り返る・見つめ直す”自分と向き合う3冊 [おとなスタイル]

“人生を振り返る・見つめ直す”自分と向き合う3冊 [おとなスタイル]

2017年02月05日(日) 09時00分配信

“おとなになってよかった”と思える3冊

ブックファースト青葉台店・塚本忍さんに人生を振り返り、見つめ直すのにふさわしい本を紹介していただきました。作品中の人物に人生を重ね、おとなになった自分を別の角度から楽しめる3冊。
本の世界に浸りながら、自分ともじっくり向き合ってみてはいかがでしょう。

 

「『眩』は江戸時代の絵師、葛飾応為の人生を描いた作品。バイタリティにあふれ、生涯成長を続ける女性の姿に元気をもらえます。
『わが心のジェニファー』では、アメリカ人青年が日本を旅しながら、家族そして自分とは何かに目覚めていきます。
人は歳を重ねるごとに、人生のいいことも悪いことも受け入れられるようになってきますよね。その実感を綴ったエッセイ『彼女の家出』では、今だからこそ楽しめることってたくさんある、と気づかされます」
『眩(くらら)』 朝井まかて

(新潮社)

『眩(くらら)』 朝井まかて

葛飾北斎の娘であり、天才女絵師としても知られる葛飾応為。父へのコンプレックス、兄弟子への恋心などを抱きながら、さまざまな人と触れ合うなかで、自分が本当に描きたい絵を見つける60代までを描く。
『彼女の家出』 平松洋子

(文化出版局)

『彼女の家出』 平松洋子

50代になって、毎日は意外な出来事に満ちている。若い人に対する感情から、若い頃母や祖母に言われたことへの共感、美しさについての思いの変化まで、歳を重ねた今だからこそ得られた“ 気づき” を綴る。
『わが心のジェニファー』 浅田次郎

(小学館)

『わが心のジェニファー』 浅田次郎

恋人から結婚の条件として日本での一人旅を求められた、アメリカ人青年ラリー。日本の多様な文化に触れるにつれ、家族の秘密や日本との意外なかかわりが明らかに。随所で描かれる、美しい秋の情景にも心が潤う。
■Profile
ブックファースト青葉台店
塚本忍さん
つかもとしのぶ
J2所属サッカークラブ、FC町田ゼルビアの熱烈なサポーター。

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