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『キセキ -あの日のソビト-』泣かせるお兄ちゃん、松坂桃李に激萌え [with]

2017年02月04日(土) 15時00分配信

(C)2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会

個人的に「兄と弟の絆」を描く映画が好きです。特に「自由になりたいのにままならない兄」が、「スルッと自由になれちゃう弟」を、コンプレックスを感じながらも愛し、頑張ってしまい、しまいには犠牲になっちゃう――なんて話だと、もう「お兄ちゃ~ん!!!(´;ω;`)ウゥゥ」と号泣しながら激萌え。

(C)2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会

古くは『ギルバート・グレイプ』のジョニデ、『ブラザーフッド』のチャン・ドンゴン、『宇宙兄弟』の小栗旬、最近では『シング・ストリート』のジャック・レイナーがもうほんとに最高!――だったんですが、きましたね、松坂桃李in『キセキ -あの日のソビト-』。音楽の夢破れ、その夢をスルッと実現しそうな弟の踏み台になってゆく、まさに私好みのお兄ちゃんです。

(C)2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会

主人公は、「医者が最高の職業、音楽なんて何の役にも立たん!」という厳格な父親のもとで育った音楽を愛する兄弟で、ロッカーの兄のジン(松坂桃李)はその反発から家を飛び出し、父の期待を裏切れない弟ヒデ(菅田将暉)は浪人の末に歯科大学に入学します。

(C)2017「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会

ところが兄はメジャーデビューしたもののパッとせず……、その一方で、友達と遊びで音楽を始めた弟が才能を開花させてしまい、兄はそのサポートに回ろうと心を決めるのです……(´;ω;`)ウッ…! ただでさえ萌える設定で、演じているのが松坂桃李史上最も色っぽいロッカーの松坂桃李なんですから、もう私は死にそうです。
この話がいいのは、この兄弟に昭和っぽい粘着質な鬱屈がないことです。兄は「片手間でやってるお前に成功させてたまるか」とか言わないし、弟も「偉そうなこと言うけど、アニキは結局才能がねえんだろ」とは言いません。なんて平成なんでしょう。激怒すると日本刀を持ち出すマジで怖いお父さんへの共同戦線によって、幼い頃から培われてきた兄弟の絆はここでも発動します。兄は、弟と友達を「顔出しナシ」のグループとしてデビューさせることを目論みます。ということで、これは4人の歯科医師により顔出しナシの異色ユニット「GReeeeN」の誕生までの物語です。兄弟の絆、実話なのね……と思うと、感動も萌えもまたひとしおです。

『キセキ -あの日のソビト-』 全国公開中
文/渥美志保

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