女性誌ネットは、講談社の女性誌を集めたポータルサイトです。

「雰囲気美人」とは「なんちゃって美人」って意味ではありません。会うごとにじわじわ相手を虜にするスルメ系美人のこと。顔立ちには好みがあるけれど、「なんかキレイ」「なんか女っぽい」と思わせる雰囲気美人は実は最強！彼女たちをつくっているのはこんな要素でした。

手がきれいな女に弱い男性は思った以上に多いそうで、雰囲気美人と言われる女性たちは、みんな一様に手がキレイです。病理解剖をするお医者様は手の骨格だけで男性か女性か区別がつくと言うほど、手は男らしさ・女らしさが現れやすいパーツです。それだけに指の長さ、爪の形、シワの少なさ、手首の細さなど、「キレイな手」をつくるポイントはいろいろですが、動きが多く目につきやすい手とその周辺が美しいと、顔やスタイルの短所をカバーするほどの美人パワーが生まれるよう。手美人にお手入れのコツを聞くと、返ってくる答えは「ビタミン摂取」「こまめなケア」というシンプルな答えです。ビタミンは意識して摂るとささくれの出現率が激減するし、ハンドクリームは乾いてから塗ってもダメ！なのだとか。手を洗って水気を拭き取ったら間髪入れずハンドクリームを塗れば、のびも良いし、乾くスキを与えないとのこと。この地味な積み重ねも、雰囲気美人への道なのかも。

「正直あんまり美人じゃないよね……？」そう見えてもなぜだかモテる女性は、揃って声が可愛い・キレイという共通点があります。声のステキな男性に惹かれるのは女性も同じですが、男性も「声がキレイだと話せば話すほど、可愛く見えてきてしまう」といいます。電話のオペレーターなどには美声の人も多いですが、それだけで「すごく可愛い人なのでは？」と妄想したりすることもあるようです。特に、少し高めのやわらかい声は男性ウケがいいんだとか。男性は声変わりがあるので「高い声＝若い女性」と無意識に認識するという説もあります。とはいえ、雰囲気美人の声は無理矢理出した高い声やアニメ声ではありません。男女共通でモテるのは、落ち着いていてよく通り、優しげな声。丁寧に話すようにし、声が通るようお腹から声を出すのを意識して話しましょう。「相手が聞き取りやすいように」話す思いやりの姿勢も、雰囲気を美しく見せる秘訣と言えそう。

いつでも見えるものではないけれど、意外なインパクトを与えるのが「字」。ちょっとした書類ひとつでも、同性同士でもきれいな字を見れば「ステキ」「女子力高っ」と感じて一目おく一方で、超美人な女優さんが「字が汚くてガッカリ」などと言われているのを見たことがある人も多いのでは？「可愛い子の字が汚いとギャップで萌える！」という声もありますが、「美人の字（http://www.ac-font.com/jp/detail_j_008.php）」という名のフォントがあるほど、美のイメージと字の美しさは密接に結びついているよう。ちょっとした連絡メモ、普通の顔なのになんであの子が美人ポジションに？そんな疑問をもったら、彼女の字をチェックしてみると納得できるかもしれません。
顔立ちや髪、肌などはパッと目につく部分ですが、上記のようなポイントが美しいと、接する時間が長いほどじわじわと美人に見えてくるもの。「最初は何とも思わなかったけど、だんだん好きになってきた」そんなスルメ系美人が、結局人の心を長くつかみ続けるのかも。

 
（文・中野 亜希）