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あなたを疲労困憊させている正体とは? [おとなスタイル]

2017年01月15日(日) 10時00分配信

Q&A方式で解決します

“疲れ”の出方は色々です。一日の過ごし方や睡眠や思考のクセなどにも、疲れの原因は隠れています。自分を疲労困憊させている正体を知りましょう。

最近、すぐ疲れてしまって、何をするにも億劫です

長引く疲れは病気の可能性も考えられます

「すぐ疲れてしまう人は、もともと持っていた体力が低下しているのかもしれません。実は、1週間に1度ジムへ通うよりも、毎日の生活のなかでカラダを動かす時間を増やしたほうが疲れにくくなります。それに、日常的に運動している人は血管年齢が若い。起床時や入眠前のストレッチもオススメです。一日の過ごし方を見直すことが必要です」(スポーツアロマトレーナー・神崎貴子さん)

また、生活改善で取れない疲れは、病気が原因のことも。「慢性疲労症候群、更年期障害、甲状腺機能障害でも、疲労感や無気力感などの症状がみられますし、女性に多い貧血では、疲れやすい、息切れがする、ふらふらするなどの症状があらわれます」(婦人科医・安江育代さん)。

夜間や早朝だけ血圧が上がる人も睡眠障害に陥りやすいので要注意。気になるときは、婦人科や内科で相談を。

ストレスが多すぎて、このままでは参ってしまいそう……

考えすぎをいったん手放しましょう。“心の回復力”を身につけて

同じような逆境下でも、心が折れて寝込む人もいれば、悩みながらも元気な人もいます。その違いは?

「落ち込むと、人はその考えに執着し、次々に負の連鎖を起こします。こうならないためには、他に心を向けることで、マイナスの考えをいったん手放すことが大事。集中できることなら何でも構いません。料理を作る、楽器を演奏する、友達に話すなど、何でもいいんです。生活の中でストレスを避けることはできません。困難に遭ったとき、いかに回復できるか、その力はレジリエンスと呼ばれ、心療内科領域で注目されています」(心療内科医・海原純子さん)

筋肉も使えば使うほど鍛えられるように、心にも回復力をつけたほうが楽に生きられます。マイナス思考を手放すには、マインドフルネス瞑想法なども有効とされています。

「そもそも、人生で分不相応な重荷は来ないもの。ハプニングが多い人は、乗り越える力を持っているともいえます。自分にも回復力があることに気づくことが大事です」(海原さん)

■お話を伺った専門家

さくら治療院 院長
神崎貴子さん
同院で女性の体の悩みと長年向き合う。鍼灸あん摩マッサージ指圧師。「働く女性の保健室」をテーマに更年期世代を数多く治療。

 

安江レディースクリニック 院長
安江育代さん
東京慈恵会医科大学卒。医学博士、日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医。更年期世代や働く女性を数多く診療。女性が頼れる婦人科医師。

 

日本医科大学特任教授
海原純子さん
東京慈恵会医科大学卒。医学博士。心療内科医、産業医、エッセイスト。同大健診医療センターに「ストレス予防ドック」を開設。

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