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恋愛の悩みにもマインドフルネス。脳を休めれば道は開ける! [VOCE]

2016年11月26日(土) 19時00分配信

ネガティブな考えの人はぜひ!

マンネリ、相手への不満、過去のトラウマから前へ踏み出せない……など、恋愛の悩みは様々。マインドフルネスには、感謝や慈しみといったポジティブな感情を育て、人間関係を良好にする効果も。恋愛は人間関係の最たるもの。八方ふさがりに陥っている人には、マインドフルネスで脳を休めることをオススメします!
マインドフルネスで愛情ホルモン・オキシトシンがアップ

医師の久賀谷亮先生

マインドフルネスで愛情ホルモン・オキシトシンがアップ

ストレス緩和だけでなく美容や健康にも効果をもたらすというマインドフルネス。何と最近は、恋愛における効果があることも実証され始めているという!

「“やさしさのメッタ”というマインドフルネス瞑想をおこなうと、オキシトシンという脳内の愛情ホルモン分泌が増える、というデータが出ているんです。オキシトシンは母親が赤ちゃんにおっぱいをあげているときに分泌される、と言われるように、人と人の絆を深めることを促進するホルモン。アメリカのカウンセリングでは、仲が冷え切った夫婦に『オキシトシン薬を飲みなさい』というアドバイスがされるほど。そのオキシトシン分泌をマインドフルネスで促進することができれば、マンネリ状態になってしまった夫や彼にも、やさしい愛情を抱けるようになるかもしれません」
愛情を抱きたい相手に対してポジティブな言葉を繰り返そう

行うことで愛情ホルモンの分泌が増える!

愛情を抱きたい相手に対してポジティブな言葉を繰り返そう

愛情ホルモンの分泌を促す“やさしさのメッタ”。そのやり方は以下のとおり。

1:10分間、基本の呼吸瞑想をおこなう。
2:夫や彼など愛情を抱きたい人を思い浮かべる。
3:「あなたが健康でありますように、「あなたに痛みや辛さがありませんように」などと心の中で繰り返す。

「もちろん夫や彼に限らず、苦手な先輩や上司などマイナス感情を払拭したい相手を思い浮かべておこなうのもいいでしょう。マインドフルネスは怒りや妬みといったネガティブな感情を減らし、様々な人間関係を良好にしてくれる効果があるのです」
過去のトラウマから解放され、恋に前向きになれる!

ありのままの自分を受け入れて

過去のトラウマから解放され、恋に前向きになれる!

ネガティブ感情を減らしてくれるマインドフルネスは、過去の恋愛のトラウマを解消したい人にもオススメ。下記の“エクアニミティ”というマインドフルネス瞑想をおこなって。

1:基本の“呼吸瞑想”を10分間おこなう。
2:気になっていること、不安に思っていることを思いうかべる。
3:「自分はどう転んでも自分のままだ」、「世の中はしょせんそんなものだ」などと心の中で繰り返す。

「過去のことをクヨクヨ悩むことをルミネーション(反芻思考)と言いますが、これは脳が疲れているときの典型的な症状。マインドフルネスはこのルミネーションを減らすだけでなく、脳のレジリエンス(復元力)を高める効果もあります。“エクアニミティ”は現状をありのままに受け入れることで、起こってもいないことや過去に心がさまようのをストップさせるという方法。レジリエンスが高まれば簡単には折れない心が手に入るので、恋愛のトラウマから抜け出せるだけでなく、これからの恋も恐れず積極的になれると思いますよ」

美容にも恋愛にも活かせるマインドフルネス、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
久賀谷亮
医師。イェール大学医学部精神神経科卒業。ロサンゼルスにて『TransHope Medical(くがや こころのクリニック)』を開業し、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など最新の治療を取り入れた診療をおこなっている。著書に『最高の休息法』(ダイヤモンド社)。

 

(撮影:柏原力)

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