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「老けない女」はどこが違う? YOUさん×澤口俊之先生 スペシャル対談 [FRaU]
2016年10月24日(月) 19時00分配信
そろそろ〝女らしさ〞もアップデート。
30代にとっての〝ちょうどいい女っぽさ〞考察
あの人、何だか素敵――。そんな風に感じる女性には、しなやかで凛とした女らしさと、色気がある。それは決してあからさまではなく、本人も気づいていないのではないかと思えるほど自然だ。女性としての人生の先輩YOUさんと、脳科学の視点から人間を見つめ続ける澤口先生! 30代になった私たちは、どうすればそんな〝ちょうどいい女っぽさ〞を手に入れることが出来ますか?
30代で伸び悩んでいると、その後から上がっていくって
すごく難しいですよね、先生!? ― YOUさん
YOU よ〜く考えると、毎日のほぼすべてにおいて何かを選択して生きていると思うんです。例えば今日ジムに行くのか行かないのか、夕食に何を食べるか、誰と食べるのか、それとも一人で食べるのか。「あ〜今日朝まで飲んだら明日の朝ブスだな、でも、いいや。ギャーギャーしてる方が楽しいから飲んじゃおう!」とか。全てが選択ですよね。だから、自分で決めたってことに関してリスペクトは持っていますね。自分で決めたことだからと思うと、失敗しようが結果がよかろうがあんまりそこにこだわらなくてすむのかもしれません。それを、「あぁ、違った! あっちを選ぶべきだったか…」ってことにこだわると、それもまたストレスになっちゃうと思うんです。
澤口 選択するって、すごく脳を使う作業なんです。そこで「自分で選択した!」って思えることがすごく大事で、人から選択されたらダメなんです。自己選択をして自己受容ができるということは、脳が若いということと同じ。若いときに悩むことはもちろんあって、その経験を積み重ねて訓練していくことで自分で選択する作業ができるようになっていくんです。
YOU ホントそうかも。19〜20歳くらいのときは事務所の人に「これやって」って言われて、やりたくないのにな〜って。で、経験値がないから迷う、それで落ち込む、っていうのをやってましたね。
澤口 若いころに苦労している人の方が成功するというデータもありますよ。昔から「苦労は買ってでもしろ」と言うのはまさにその通りで、後々何かがあった時、乗り越えるのも早いんです。逆にあまり若いうちに苦労していないと、大人になってからうつ病になってしまったりする場合もあるそうです。
YOU まぁ、私はもう大人ですからね。もちろん若くて美しくて素敵な女性はいるけど、安定感のある30代なんていないですよ。というか、むしろその年齢で安定感なんて欲しくもないし、無理じゃないですか。ただ、30代で伸び悩んでいると、その後から上がっていくってすごく難しいですよね、先生!?
澤口 そうですね、本当に。
YOU 今の私は、色々と経験したら普通50代はこうなっているよね、という感じになっていると思います。だって、50歳でふわふわしてても気持ち悪いしね。
※FRaU 2016年11月号より一部抜粋
[PROFILE]
YOU
東京都生まれ。10代のときにモデルとしてデビューした後、アーティストとして音楽活動をスタート。現在は、バラエティからドラマ、映画、舞台のほか、様々なフィールドで活躍している。
澤口俊之
東京都生まれ。人間性脳科学研究所の所長であり、武蔵野学院大学と大学院の教授も務める。また、バラエティ番組『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)をはじめ、活動の場を広げている。