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疲れがとれない、やる気が出ない……この「だるさ」の原因&解決法 [VOCE]

2016年09月06日(火) 18時00分配信

今すぐだるさの解決法を実践して、秋になる前にケア!

夜には涼風が吹き、秋の気配を感じるこの頃。ところが体の不調は夏真っ盛りと変わらない。この体どうにかしてほし~い! そんな読者の悩みに専門分野の賢人が集結。あらゆる方向からあなたの悩みに答えます!
だるさが抜けない3つの原因

早くケアしたいですよね

だるさが抜けない3つの原因

汗と水分過多でミネラルだだ漏れ【栄養不足】


栄養が吸収できず出ていく一方!
飲みすぎた水分と、汗によって栄養不足に!「汗と一緒に体に必要なミネラルがどんどん出ていきます。栄養不足になった体は疲れやすい状態に」(藤森先生)「漢方では体に水分が停滞する“湿”もだるさの原因。水分をとりすぎると、特に胃腸が冷えるため栄養が吸収できません。食べたものをエネルギーに変えられずに、だるくなります」(木村先生)

 

冷房による【血行不良】


放っておくと秋冬にはだるさが深刻化するかも
夏の間中、冷房で冷やされていた体は夏の終わりには芯から冷え冷え。「効きすぎた冷房の中に一日いると、冷えから体を守るために交感神経は常に緊張状態。血行を調節する自律神経の働きが乱れるために血の巡りが悪くなり、疲れやだるさを感じやすくなります。放っておくと秋冬にだるさが深刻化することも」(木村先生)

 

紫外線や部屋と外の寒暖差による【自律神経の乱れ】


寒暖差が続いた結果 体はストレスMAX!
外と室内の寒暖差もだるさの原因!「自律神経は体温をコントロールする神経。しかし、真夏の暑さと室内の寒暖差が大きいと、自律神経がどの温度に合わせていいのかわからずに、体がストレスを感じます。このストレスが続くことがだるさのもと。さらに、夏に浴びる大量の紫外線もだるさを助長する原因に」(藤森先生)

解決法1:今の時期こそ ビタミン・ミネラルを意識した食事をしよう

「夏はだるさの原因になるビタミンB群やE、マグネシウムや鉄分が汗とともに流れ、吸収しづらくなります。食欲のない時はサプリを活用するのも手。また食事の栄養を吸収しやすいよう食事中の水分は控えめに」(藤森先生)
足りない!と思ったらサプリを活用! !

●お手軽サプリで夏のミネラル補給

足りない!と思ったらサプリを活用! !

カルシウム、マグネシウム、鉄など10種のミネラルをバランスよく配合。マルチミネラル 90粒(1日3粒目安×30日分)/DHC

●プルーン風味のチュアブルサプリ

噛むだけで鉄分補給。どこでも鉄分 植物性ツイントース配合 7日分(21粒)×4袋/ファンケル ヘルスサイエンス

親指で、ゆっくり押してゆっくり離す

解決法2:だるいと感じたら足三里のツボを押す

「俳人・松尾芭蕉もここを押して疲れを癒やしたと言われる万能ツボ足三里。胃腸の調子を整えながら夏バテやだるさに対応。活力を取り戻すのに役立ちます。だるさを感じたらこのツボを押したり、さすったり、温めましょう」(木村先生)

←指4本をそろえ、人さし指をひざのお皿の下にあてる。小指があたる高さですねの太い骨の外側が足三里。

 

解決法3:いつもより1時間早く寝るか遅く起きる睡眠時間の確保で疲れをリセット

「少し涼しくなった時こそ夏の疲れのリセット期間。この時期にだるければ1週間ほどいつもより1時間早く寝る、またはいつもより1時間遅く起きましょう。だるさが抜けるうえ、秋冬に向けて、かぜをひきにくい体になります」(木村先生)

●酢キャベツ 保存期間7~10日間

解決法4:酢のクエン酸パワー活力を底上げ


「酢のクエン酸はエネルギー代謝を助け、疲れを改善してくれる成分。酢漬けのキャベツやしょうがをつくり置きし、メイン料理のつけ合わせにするなど積極的にとって。炭酸水にはちみつと酢しょうがを入れれば暑い日のエナジードリンクに」(金丸先生)

 

だるさをとるちょい足しレシピ!


[つくり方(つくりやすい分量)]
キャベツ1/2個を、芯を除いて細切りにし、耐熱ボウルに入れて塩小さじ2をまぶす。ラップをふんわりとかけて電子レンジ(500W)で5~6分加熱。別の容器に酢1カップ、砂糖大さじ1、粒マスタード大さじ1、お好みでクミンシード小さじ1/2を混ぜ合わせ、粗熱をとって軽く絞ったキャベツを加えて味をよくからめ、一晩つける。

●酢しょうが 保存期間1ヵ月

[つくり方]
しょうが2~3個を薄切りにし、りんご酢400~500mlに一晩から二晩つける。

●ローズマリー、ラベンダー、ジンジャーの香りが疲れをほぐす

解決法5:シャワーのみの入浴は厳禁!!37~40度のお湯に20分つかる半身浴で一日の疲れをオフ

「冷房の効いた部屋に長時間いると汗をかく機会がなく、体に水分がたまってだるさに。夏こそ37~40度のお湯で半身浴を。週2~3回、お湯はへそまででも十分。体の芯を温めることで血行がよくなり、疲れもとれます」(木村先生)

 

体を芯から温める入浴剤

←天然ミネラルが豊富。AROMATHERAPY ASSOCIATES ヒマラヤンバスソルトDS 320g(9月発売)/シュウエイトレーディング

●霊芝など体を温める和漢植物浴

←8種類の和漢植物をブレンドした薬用入浴剤。柑橘系の香りで疲れスッキリ! 気巡浴(医薬部外品)25g×6包/ニホンドウ漢方ブティック

教えてくれたのは

金丸絵里加先生
管理栄養士。簡単でおいしく、ヘルシーなレシピが人気。著書に『おいしくて太らない!トップバリュの楽やせおかず』(宝島社)など。

木村容子先生
東京女子医大東洋医学研究所副所長。医学博士。漢方専門医、指導医。著書に『カラダとココロの「プチ不調」に気づいたら』(静山社)。

藤森徹也先生
オルソクリニック銀座院長。最新医療の栄養療法とナチュラルホルモン補充療法が専門。著書は『副腎疲労症候群』(幻冬舎)など。

(撮影:柏原力,恩田亮一 イラスト:本田佳世)

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