• > 腸内細菌と、乳がんリスクに関係が?いい腸について調べました! [VOCE]

腸内細菌と、乳がんリスクに関係が?いい腸について調べました! [VOCE]

2016年08月17日(水) 12時00分配信

腸内フローラを整えよう!

デブ体型も、トラブル肌も、うつだってぜ~んぶ腸内細菌のせい!?腸を制すれば、もう怖いものナシ!!

そもそも…いい腸ってどういうこと??

美しい腸内フローラが美と健康のカギ!

目には見えない腸の中。一体、どんな腸がいい腸かというと……。「いい腸とは腸内細菌がバランスよく棲みついて、きちんと働いている状態です。私たちの腸内には約100兆個(600兆個という説も)の腸内細菌があり、その重さは約1・5kgにもなるといわれています」(江田証先生・以下同) その多種多様な細菌が、まるでお花畑のように腸内に咲きほこっている様子から、腸内フローラとも呼ばれ、最近話題に。「この腸内フローラが乱れていると、体型が崩れ、肌が荒れ、深刻な病気にもなることが、最近の研究で次々にわかってきました」 腸内フローラを整えなければ、美も健康も手に入らない!
善玉菌の数より腸内細菌の種類の多さが重要

腸内細菌の種類の豊富さがカギ!

善玉菌の数より腸内細菌の種類の多さが重要

腸内細菌が多いほど乳がんリスクも低い

善玉菌さえ増やせばいいんでしょ、と思ったら大間違い! 増やすべきはその数より腸内細菌の種類。「細菌全体からすると、善玉菌と悪玉菌の割合はあまり多くありません。腸内細菌は善玉菌でも悪玉菌でもない、日和見菌が多くを占めています。この日和見菌は腸内環境がよくなれば善玉菌として、悪くなれば悪玉菌として働く菌。悪玉菌の中には病原菌と戦うものもあり、悪玉菌が一概に悪者ともいえないのです。いい腸をつくるには善玉菌の数より、腸内細菌の種類を増やすこと。実際に腸内細菌の種類が多いほど、乳がんのリスクが下がるという報告も。腸内細菌の種類が少ないと、腸の免疫細胞の働きが悪くなり、美容や健康に悪影響を及ぼします」

腸にいい食事って何?

プチ懐石料理で細菌の種類を増やす

多種多様な腸内細菌をつくるには、食べる食品の数を増やすこと。「食事は腸内細菌のエサ。同じものばかりを食べている人の腸は、似たような細菌が増えて、腸内フローラのバランスが乱れます。腸内細菌の種類を増やすには、食物繊維を多く含んだ、一日30品目を目指した食事を。懐石料理のように、少しずつ多種類の食品を食べるのが、腸にいい食事です」

 

アレコレ食べてもよくならない人に朗報


「日本人医師の9割がまだ知らない低FODMAP食。ヨーグルトやオリゴ糖、豆類などをとると、逆に便秘や下痢などがひどくなる過敏性腸症候群の人がいるのです。便秘を治そうとヨーグルトなどをとることで逆に症状を悪化させている場合も。もし腸にいい食品を食べても症状がよくならない人は、腸にいい食品を控える低FODMAP食を続けると、症状がラクになります」

 

教えてくれたのは


江田クリニック院長 江田証先生
医学博士、日本消化器病学会専門医。「世界が注目する名医」としてテレビや雑誌で紹介される。胃腸に関する著書多数。

 

(撮影:押尾健太郎)

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る