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綾野剛が魅力的であるために大切にする3つの“○○ない”とは? [ViVi]

2016年08月06日(土) 17時00分配信

全身黒ずくめのファッションで語る綾野さん。 撮影/前康輔

綾野剛流"夏に鮮度を保つ秘訣"とは?
女のコも役者も、大切なのは〝鮮度〞かもしれない。作品の中で常に〝見たことのない顔〞を見せる綾野さんには、役者としての鮮度を保つ不断の心がけがあった!






“隠す”ファッションにこだわり


「正直、夏は苦手です」と、全身黒ずくめのファッションで語る綾野さん。子供の頃は自然児で、夏は川に潜って自作の銛で魚を捕った。

俳優になってからは、いつでもどんな役にもなれるよう、普段から日焼けを避け、海でもロンTでパラソルの下で過ごすように。

「でも去年はここまで“隠す”ファッションにはこだわっていなかった。ただ、自分に対して違和感を持っていたい気持ちは常にあります。違和感って、モノを考えたり想像したりするきっかけになるから。“混ざらない・変化を恐れない・固まらない”。この3つが、僕の選手生命を保つ意味では、とくに大事なことです」






固まらない役者


綾野さんが、“固まらない”役者であることを、強烈に実感できる映画がある。6月25日公開の『日本で一番悪い奴ら』だ。

「美しいものを本当に美しいと判断するためには、“対極”がないといけないんじゃないかと、僕は思うんです。道徳を知るには不道徳を知らないといけないのと同じように。『日本で一番悪い奴ら』は、今流行りの少女漫画原作の映画の対極にあるような作品ですが、いろんなジャンルの映画を楽しめる世の中のほうが、健全じゃないですか? 映画って、観なきゃわからないんですよ。僕も、(ドラマの)『世界一難しい恋』にハマってますけど、あの面白さは、観た人しかわからない」

とはいえ、スイーツでもバイオレンスでも、面白い映画に必ず共通しているのは、“振りきれている”ことだ。綾野さんの演じる役が常に魅力的なのは、彼が徹底してその役を生きているからに他ならない。

「芝居の時は、常に自問自答してます。役作りにはいろんな努力をしますが、努力したからといって、成果が出るとは限らない。努力すればするほど、自分がどの程度の人間なのかを痛感して、“もっとやらなきゃ”ってなるんです。撮影現場では、綾野剛はあくまで裏方で役が主役なので、次の役を演じる時、これまでの経験を捨てなきゃいけないってこともある。ただ、知恵や考え方、その現場での人との接し方とかは残ります。だから、裏方としては、常に成長していってるんでしょうね」



©2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会 全国ロードショーにて公開中。

『日本で一番悪い奴ら』

"S"と呼ばれる裏社会のスパイを使って、あらゆる悪事に手を染めた「日本一ワルな警察官」諸星要一(綾野剛)。日本警察史上最大の不祥事と呼ばれた実話をモチーフに、諸星の過ごした壮絶な26年間が描かれる超問題作。年齢に合わせ、体重を10キロ増減させたという綾野剛のマジヤバな演技に釘付け必至!

 

Q. 映画、女の子でも楽しめますか?


A. これは実話を元にした映画ですが、全然難しくも重たくもなくて、単純に、男たちがはしゃいで楽しんでいる青春映画です。 ViVi読者だって、たまには頭の中でエグいこと考えたりしませんか(笑)? そういう人間のエグい部分をしっかり表現したから、観たらスッキリできるはず。普段、遠慮しながら生きてる人も、この映画を観るときは遠慮なく自由に楽しんで!




Q. この夏したいファッションは?


A. "隠す"魅力ってあると思うんです。ロンドンマフィアの映画でも、きちんとスーツ着てる男が拳銃をバンバン撃って生き延びて、タンクトップ一枚のやつは、だいたいすぐ死ぬイメージがありませんか(笑)? 肌を見せない人には、"その人のことが知りたい"って思わせる、謎めいた雰囲気がある。"カジュアルな部分を少なくしていく"が、この夏のテーマかもしれない。



PROFILE.
1982年1月26日生まれ。岐阜県出身。産婦人科医を演じた『コウノドリ』(’15年)での好演も記憶に新しい。 6月末開催の「第15回ニューヨーク・アジア映画祭」でライジング・スター賞を授賞。格闘技が好きで、今回の映画では本格的に柔道の練習もしたとか。

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