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この時期要注意! 肌“夏老け”しやすい体質かも!? スキンケアQ&A [VOCE]
2016年07月17日(日) 12時00分配信
Q. 夏老けしやすい、しにくいってある?
A. もともと夏が苦手な体質だと……
「夏が得意かどうか、つまり、夏に疲れを感じやすいかどうかというのが、肌疲れや肌老けにも関係していると思います」(多田さん)
A2. 日々の習慣の差
「生活習慣の影響が大きい印象です。紫外線対策やバランスのとれた食生活などを意識している人は老けにくいですね」(慶田先生)
A3. 肌の潤いバランスや生活の乱れが影響大
「極端に乾く、または皮脂が出る、という肌は危険。でも、肌よりも酸化や糖化を進ませる生活のほうが直結しそうです」(安倍さん)
Q. 夏の肌では、なにが起きているの?
A. 入れ下手、出し上手
「夏肌は、汗や皮脂を出すことは上手。その一方で、潤いを入れる、つまり肌に取り込むことは下手。肌表面だけの実感でしっとり潤っているように思っても、それは実は錯覚で、内側は乾燥してしぼみやすい状態です。その錯覚によってさっぱりケアを続け、インナードライの状態をさらに加速させることが多いんです」(小林さん)
朝、起床後に肌に触れてチェックを。目尻の下と鼻の横が同じ状態ならOK。どちらかがカサついたりベタつくようなら、潤いのバランスが不調なサイン。
A2. 隠れ炎症
「夏の過酷な環境により、目に見えなくても肌では乾燥や炎症が勃発。大きな肌トラブルがないからと安心はできません。夏を迎えるたび
Q. 紫外線さえ防げば、陽射しを浴びても夏老けしない?
A. “光老化”にご用心
「陽射しのうち、肌を老化させるのは紫外線だけではなく、可視光線や赤外線も。こういった太陽光線による老化は“光老化”と呼ばれ、加齢による自然な老化とは別に対策を講じるべき。日焼け止めなど外からの対策はもちろんのこと、インナーケアなど内側からのアプローチも習慣にすることが常識になりつつあります」(慶田先生)
Q. 夏の汗や皮脂、やっぱり悪なの?
A. 汗の塩分や酸化した皮脂はNG
「汗に含まれる塩分などが刺激になることがあります。皮脂自体は悪者ではないですが、酸化して過酸化脂質になったり、アクネ菌によって遊離脂肪酸に変わると、肌にはダメージです」(慶田先生)
A2.皮脂対策には食生活の改善も
「暑くなると皮脂の影響を気にする人が増えますが、夏だから皮脂が必ず過剰に出るとは限りません。気になるようなら、油っぽい食事やトランス脂肪酸を含む乳製品などを控えめに」(安倍さん)
Q. 若いから、まだ大丈夫だよね?
A. 過信しちゃダメ
「肌の体力や抵抗力は確かにありますが、それらの力も20代後半からかなり低下していきます」(慶田先生)「乱れた食生活、睡眠不足、不規則な生活リズム、スキンケア不足、湯船につからずシャワーのみ……など、20代だからこそ、肌に負担をかける生活を送っている人も多いはず。むしろ、危険な世代かもしれません」(安倍さん)
Q. 海や山に行かず、通勤・通学だけなら夏でも老けない?
A. そんなことありません!(慶田先生)
Q. 顔の中で、夏老け要注意ポイントってある?
A. 目元やマリオネットライン
「特に紫外線があたりやすい場所。そのうち、額や鼻の頭は“老け”の印象にはつながりにくいですが、目元や頬はとても老けて見えやすいんです」(多田さん)「皮脂分泌が少ない目元を中心としたゴーグルゾーン。また、肌のたるみが出やすい、口角からあごにかけての“ハ”の字形のマリオネットラインや法令線など」(安倍さん)
お話を伺った方々
銀座ケイスキンクリニック 慶田朋子先生
皮膚科専門医、医学博士。医学的視点から“夏老け”を分析し、生活面も含めた効果的なアプローチをていねいに指南。
美容家 小林ひろ美さん
美・ファイン研究所代表。オリジナルのテクニックを提案。誰でもできる手軽さやその確かな効果にファン多し
美容エディター 安倍佐和子さん
雑誌、テレビ、イベントなどで若々しい肌の秘訣を披露。サーフィンやテニスなどアウトドア派なのに美肌をキープ。
ポーラ 多田明弘さん
肌科学研究部 肌分析研究室長。夏ならではの過酷な環境や肌の状態を知り尽くし、最適なスキンケアをアドバイス。
(撮影:柏原力 イラスト:齋藤よしこ)