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世界一おしゃれなプリンセスといえば、英国王室のキャサリン妃。シンプルで上品ながら、親しみやすいカジュアルさも感じさせる彼女のコーディネートには、世界中の女性が注目しています。キャサリン妃は庶民的なプチプライスのアイテムを取り入れていることでも有名ですが、実は”着まわし”が上手いことも、おしゃれ上級者たるゆえんなのです。

プリンセスなら一度着たものは二度と着ないとしてもなんら不思議ではないのに、キャサリン妃は意外にも着まわし女王。たとえば、金ボタンがついたシンプルなネイビーのテーラードジャケットを、少なくとも3回は着まわしているのです。

それでも「また同じ服を着ている」と感じさせないのは、合わせるインナーによって全体の印象を変えているから。中に鮮やかなブルーのワンピースを着ることもあれば、ぐっとカジュアルなボーダーのカットソーを仕込んでジャケパンスタイルにすることもあり、同じジャケットだとは一見気づかないほどです。

足元にも注目。実は、ブルーワンピースとボーダーのコーディネートでは、パンプスも同じものを履いていました。一方ジャケットのキッチリ感を際立たせたいシーンでは、ブラックのワンピース、足元はピンヒールを合わせています。こうして全体の印象を上手く操ることが、キャサリン妃のおしゃれテクニックのひとつだと言えるでしょう。

キャサリン妃が体現するように、おしゃれ上手は着まわし上手。しかしそもそも、着まわすテクニックはどのようにしての鍛えられるのか分からない人も多いはず……。

そんな人のお手本になるのが、ローラさん。「同じコーディネートは二度としない」というローラさんですが、彼女も着まわし上手。ひとつの服を一回しか着ないということではなく、インパクトの強いアイテムをいろんな服と合わせて楽しんでいるのだそう。

着まわすことを考えるとつい無難で地味な服ばかりを集めてしまいがちですが、個性的なアイテムを使い新しい組み合わせを探求していくことで、自然と着まわし力が身についていくのだといいます。

with5月号では「おしゃれって、着まわし力」と題し、創刊から35年をかけて培った着まわしテクニックを紹介。キャサリン妃やローラさんのような着まわし上手を目指してみては？