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直属の上司と合わない!どうしたらいい? [mi-mollet]

2016年04月15日(金) 17時30分配信

平原由紀子さん

こんにちは! いつもお悩み相談のlifeコーナーの原稿を担当させていただいております、ライターの山本奈緒子です。

今回は初めての、「お仕事に関連したお悩み」を中心に取り上げます。ご回答くださったのは、ファッション広告業界で女性の地位を築き上げてきた平原由紀子さんです。
平原さんはOLとして事務職を経験後、某老舗広告代理店に転職。そこで16年間活躍された後、2003年に、広告代理店最大手の「電通」と共同出資し、ファッションに特化した広告代理店「株式会社ザ・ゴール」を設立されます。そこで、確かな仕事ぶりと明るい人柄から、クライアントと強固な信頼関係を築き、業界を代表する会社へと導いて行かれました。

「ザ・ゴール」を、2013年の10周年を機に退職。現在は、「株式会社WITH YU」を立ち上げ、ファッション業界をメインとした企業のコンサルティングやアドバイザー業務をおこなっておられます。また今年に入って、クリエーターたちを集めて企画・運営する「United Editors株式会社」も設立するなど、まさにワーキングウーマンとしてご活躍中!

一方、会食7000回、渡してきた手土産は1万個以上という今までの経験を生かして、日経ウーマンオンラインやシティリビングWebなどのコラムを連載しています。3月には初めての著書『できる人の会食術 仕事ごはん 部下ごはん』(CCCメディアハウス)発売。「仕事における現実的な食事作法だけでなく、部下とのコミュニケーションや人間関係を学べる本!」として好評を得ています。

プライベートでは28歳でご結婚。ご主人とは一緒に「ザ・ゴール」を立ち上げ公私ともパートナーとして支え合っておられましたが、44歳のときに死別されています。

そんな働く女性の大先輩である平原さんに、お仕事にまつわる基本マナーから、振る舞い方ひとつでこじれてしまうこともある上司や部下との人間関係、また自分自身のコントロール法など、あらゆるお悩みへのアドバイスをいただきました。

お仕事をされていなかったり、また働いていても「自分には当てはまらない悩みだわ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。が、「強くしなやかな女性ならではの視点」からの回答は、お仕事に限らず様々なシーンで生かせるに違いない 「人間関係のマナー」や「付き合い方のコツ」がいっぱい詰まっています。

今後の人生に必ず役立ってくることと思いますので、ぜひご一読いただければと思います!
Q.直属の上司ととにかく合わない!! どうしたらいい……?

はらんださんからの質問

職場の直属の上司(男性・56歳)が苦手&嫌いでしょうがありません。ミスを注意をされるのは仕方がないのですが、それに大きく輪をかけて、「社長クラスまで影響してくる」だの「君のミスのせいで血便が出る」だの威圧的です。嫌味混じりのぐじぐじ説教が30分以上続くことも……。かと思えば調子がいい時はニコニコ話しかけてきたりして、それもイライラしてしまいます。少人数の職場環境のため上司と二人きりになる時間も多く、コミュニケーションを取らなくてはいけないのは分かっているのですが、体が拒否反応を起こして、仕事のこと以外は一言も話さずに一日を終える日も多くなりました。自分のことは棚に上げて人に注意するし、一言えば五返ってくるし、恩着せがましいし、定時以外にもおかまいなく電話をかけてくるし……。こんな上司とどう付き合っていけばいいのでしょうか?
特別ゲスト 平原由紀子さんの回答

A.相手に「変わってほしい」と思っても、難しいものです。特に大人になるとなかなか簡単には変われないもの。上司のほうから歩み寄る、というのもなかなか出来ないかもしれないですね。
相手に期待しないで、アナタが変わってみるのはどうでしょうか……。
辛いですね。とくに直属の上司ですから、逃げ場がないですよね。でも今のままだと状況は変わらないどころか、ますます辛くなることが予想されます……。

どこの職場にも、嫌な人はいるものです。ただ不思議なことに、どんなに嫌な人でも、その人が世の中のすべての人に嫌われていることはなく、普通に接している人もちゃんといるのです。

人は多面体なので、こちらがどういう自分を見せるか、ということによって相手の自分に対する見せ方も変わってくるのです。

「鏡の法則」ではないですが自分が相手にネガティブな態度を見せてしまうと、相手もネガティブな態度で返してくるものです。でも逆にこちらが心を開くと相手も心を開いてくれるのです。こういう状況の中、難しいとは思うのですが、こちらから心を開いて歩み寄ってみませんか?

例えば思い切ってランチに誘ってみてはいかがでしょうか?上司に対して言いたいことはたくさんあるかもしれませんが、まずは自分の普段至らない点を詫びてみましょう。何が上司の中でわだかまっているのか、わかるかもしれません。一緒に食事をすることは、向き合って会話をするとてもいいチャンスです。それにレストランだと会議室で二人きりで向き合うような窮屈さは免れます。

ただ、いきなりランチというのはハードルが高すぎるかもしれません。その場合、上司に対して(意識して)仕事以外のことをひと言ふた言話しかけてみてください。お天気のことでも、食べ物のことでも! 笑顔を見せるだけでもいいのです。「拒否している」という態度を見せなければ相手ははらんださんの変化を敏感に感じ取りますよ。

こちらが対応を変えることによって、急激ではなくても少しずつ関係が変化していくかもしれません。上司も機嫌がいいときは話しかけてくるのですよね。はらんださんのことが嫌いなわけではないはずです。

一番良くないのは、このままコミュニケーションを一切取らないことです。そうするとお互いにどんどん嫌な面だけがクローズアップされて、最悪の関係になってしまいます。

このまま我慢しきれなくなって会社を辞めたくなるかもしれません。でも辞めるのは、いつでもできることです。そして会社を辞めたとしても、また次の会社には、同じような上司がいるかもしれません。その前に、この上司と向き合ってみて、今できるだけのことをしてみませんか?
いかがですか?
平原由紀子さんの回答、ぜひご参考になさってください。

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