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婚活女子はたった一人の愛する男性を探しているはずなのに、どうして彼氏がたくさんいてもいいのでしょうか？　その理由をさっそく私たちの恋愛の大先生・デヴィ夫人にお伺いしてみましょう。

みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノでございます。

本気で愛する男性にまだ出会えていない未婚の女性は、たくさんの男性と交際をしてみればよろしいんじゃないかしら。

生涯をかけて愛せる人がいるのなら話は別よ！
将来を誓い合った恋人がいたり、同棲をしているのなら、他の男性によそ見をすることは良くないわ。 でも、結婚をする前は自由なの。

特別な男性がいないときは、大いにいろんな男性を知った方がいいんじゃないかしら。
そうね、人数は2人でも、3人でも・・・10人でも20人でも、彼氏はたくさんいてもいいわね。 たくさんの男性を知っておいた方が、結婚後、無駄に遊ぶ必要もなくなりますしね。

「肌が合う」と言う言葉があるじゃありませんか。
どんなにあなたが好きになった男性がいたとしても、精神面でも肉体面でも“合う”“合わない”という問題がありますでしょ。
だからこそ、たくさんの男性とデートをなさって、比べてみるのが一番良いと思いますわ。
この人はこんな気遣いをしてくれる。 あの人は自分にこんなに優しい。 いろんな角度から比べてみるのがいいわね。 それに、いくら一緒にお茶を飲んだり、映画やニュースの話をしていても、その男性とセックスの相性がいいかなんてわからないじゃありませんか。
真剣に一人の男性とお付き合いをする場合、ルックス、経済面、将来性などと同じぐらいセックスも重要なことですよね。 そればかりは試してみないことには判断できませんもの。
何人もの男性を比べて、その中であなたが一番“素敵”と思った男性と真剣に交際をスタートさせる方法がよろしいんじゃないかしら。 妥協するのも幸せへの近道かもしれないわ。

日本の女性って、「肉体関係を持つ男性とは真剣交際をしないといけない」
「彼氏が何人もいたら“遊び人”だと思われてしまう」、と思うようね。 そういう考えをお持ちの女性も多いんじゃないかしら。 それはそれで古風で美しい考え方ね。 本来であれば、そうあるべきだと思うわ。

初めての男性と結婚し一生添い遂げられるなら、それに越したことはありません。 でも、人生はたったの１回。 だったら大いに遊ぶときがあってもいいんじゃないかしら。
自由で楽しい独身時代のときは、女性もいろんな男性と楽しんでもいいんじゃない。

こういうお話をいたしましたから、私もさぞ独身時代を楽しんだとみなさんはお思いかしら。
実はわたくしの場合、大統領の前に結婚を約束した男性がいました。
生涯を誓い合ったその人は戦後、日本の国民病と言われた結核にかかり数年後には死を待つ身だったのです。

絶望の淵にあった私は、複数のお金持ちの男性に囲まれ、そのうちの1人アメリカの大富豪に求婚されました。結婚して母と弟を幸せにするのは誰かと悩んでいた時に大統領と出逢ったのでした。

大統領が亡くなってからは、スイスでスペイン人の銀行家と。ロンドンではイギリス女王の従兄弟。そしてフランスの公爵。 次々にわたくしの前に素敵な男性が現れ、いつもプロポーズされ続けていたので、たくさんの男性と同時に付き合って吟味することはなかったのね。

たくさんの男性と自由な独身生活を送っているときは、デートのスケジュールがかぶる場合があるでしょうね。 特に土日やホリデーのイベントのときは、デートのお誘いが重なりがち。 両方の男性に気が合って、どちらかの男性に決めかねている場合はいい方法があるわ。 これは私の友達がやっていたテクニックなのですが、今回は特別にお教えしましょう。

同じ日にデートに誘われたら、一人の男性を怒らせるの。
わざとケンカをして電話にも出ない。 その隙にもう一人の男性とデートをするのよ。
そして、デートから帰ってきたら、怒らせた男性と仲直り。こうやって友達は素敵な男性を手に入れたのよ。

あとは彼が自分を本命だと決めかねているようだったら、あえて他の男性ともデートをしている様子をチラつかせて人工的にジェラシーを作るのも有効ね。
でも、男性って“この子は自分とだけ付き合っている”と思いたがるのよ。だから、特別な場合を除いては一途な女性を演じたほうが得は得。

独身時代はたくさんの男性を通じて、シチュエーションに応じて、テクニカルに男性をコントロールできるようにお勉強なさるのもよろしいんじゃないかしら。

その代わり、たくさんの彼氏がいていい期間は、愛する男性を見つける前の期間限定ですから、愛する男性を見つけたら他の男性に目を向けてはいけませんよ。

みなさま、ごきげんよう。

デヴィ・スカルノ

19歳でインドネシアに渡り、22歳でインドネシアの初代大統領スカルノ氏と結婚。日本人で海外の国家元首の妻になったたったひとりの女性。大統領が亡くなった後はパリへ拠点を移し、社交界では『東洋の真珠』とうたわれ、デヴィ婦人の愛称で親しまれる。華麗な経歴、そして浮世離れした存在感として講演、コメンテーター、バラエティー、他ＴＶ番組等多様に展開。また地球規模で慈善活動を行っている。