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柴咲コウ×山口紗弥加、素敵な女性であるためにしていること [FRaU]

2018年02月17日(土) 20時00分配信

Photo:217..NINA 

今回、女子旅を楽しんでくれたのが、女優の柴咲コウさん&山口紗弥加さん、プライベートでも仲良しなお2人。終始笑顔の絶えない、ココロヒラク旅となったことは言うまでもなく。女同士って、ほんといい♡
性格が真逆の私たち

Photo:217..NINA 

性格が真逆の私たち

柴咲 だけど、紗弥加は無視するじゃない。連絡しても1ヵ月くらい平気で返事をよこさない(笑)。

山口 心の余裕がないだけよ(笑)。

柴咲 それがうらやましいの。遮断できることが。役に集中すると絶つでしょ。

山口 そうね。現場に携帯も持ち込まないし。気が散っちゃうから。

柴咲 カバンに入れとくんじゃなくて、家に置いていっちゃうんだよね?

山口 それで充電切れてそのまんま(笑)。

柴咲 誰も連絡がとれない。次の日のスケジュール変更があったらどうするの?

山口 仕事の連絡は一応前日の夜に確認する。でも、これは完全にプライベートの連絡だなってわかると、どうしても後回し。「ごめん」って思いながら。

柴咲 真面目すぎる。ちょっとだけ返すとかはできないの? 「今ちょっと忙しい」とかそれだけでいいじゃない。

山口 できないの。心を込めるとどうしても長文になって煙たがられる(笑)。

柴咲 遅くて重いみたいな(笑)。そういう意味では私は真逆。「了解」しか打たないけど、レスは速い。この件はこうで、次はこうで。サクサクできない?

山口 ダメなんだよねえ……。

柴咲 前に「LINEの打ち方教えてあげる」って言って打ってあげたよね。

山口 そうそう! 当時私が想いを寄せていた人にその通りにメッセージを送ったら即返事がきて。すごいよね、魔女!

柴咲 なんかモジモジしてるの見ると、バン!って後押ししたくなるんだもん。

山口 でもまあ、そのまま何ごともなく終了となりましたが……(笑)。

柴咲 ……。

山口 今が楽しいのでまったく後悔はしておりませんが、何か?

柴咲 うわ、真顔! 怖いよお(笑)。

山口 あはははは(笑)。

柴咲 でも、紗弥加は潔くていいと思う。中途半端に周りに気づかいするよりスパッと連絡を絶つほうが誠実。責任感が強いんだと思う。だから長文のLINEになるんだもんね(笑)。

山口 結果、面倒くさい女だよねえ(笑)。
素敵な女性であるために

Photo:217..NINA 

素敵な女性であるために

柴咲 どういう人でありたいか。それは私たちのテーマだよね、いつも。何をどうしたら素敵な女性になれるのか、人生における幸せとは何なんだろうか、豊かな暮らしとはどういうものなのか。

山口 コウが素晴らしいのは、頭の中の考えを必ずカタチにするところ。そのための行動を起こすところ。いつもハッとさせられる。会社つくったもんね。大河ドラマ中に立ち上げたんだよね?

柴咲 うん。ちょうど1年前。

山口 私だったら絶対無理だなあ。

柴咲 思いのほか頭が自由になる時間があって。台詞を覚えて、リハーサル、撮影、週末はお休み、そういうルーティンだったから、3ヵ月くらい経つと慣れてきて。空いた時間がもったない、この時間で何かできるなって思っちゃった。

山口 じっとしてられない性格だよね。

柴咲 気づいたら走ってる。走り出しちゃった! 止まらない! じゃあ走りながら考えるか、って(笑)。

山口 コウを見てると、奇跡を目の当たりにするっていうか。しかも奇跡を自分で引き起こしてる。だから勇気になる。私も何かできるかもしれないって。

柴咲 まじめな話をすると、私、来年で芸能生活20周年なんです。もちろん、今まで支えてもらったことへの感謝の気持ちを忘れず、これからも同じように貫いてやっていきたいと思ってる。でも、一人の女性として、一人の人間として、これから40歳に向かってもっとできることはない? って思ったとき、社会貢献というか、「人のために何かできること」をやりたいという気持ちが出てきて。今までは自分を確立するために突っ走ってきたけど、それを社会に還元することができたらって。

山口 そういうことって、30代半ばくらいから考え始めるよね。私も20代の頃は意識が自分に向かっていたけれど、だんだん外に向かっていくようになっていった。ものごとを客観視できるようになってきたのかな。自分の感覚を信頼できるようになって、自分の頭で考えられるようになったというか。今はとにかく学ぶこと、知ることが楽しい。たとえば、お金を使うにしても、自分を着飾る「モノ」ではなく「コト」や「ヒト」に使いたい。経験、時間、必要としてくれる誰かのためにお金を活かしたい、って。

柴咲 結局、それが「豊かさ」ってことだと思う。私が会社をつくったのも、まさにそう。衣・食・住すべての観点から「真の豊かさ」を追求したいということ。たとえば健康や環境に配慮した食べものであったり、日本の伝統の手しごとのものであったり。それはなくても困らないのかもしれない。でも、放っておけば消えてしまうものだったりもする。私は20年この世界にいるわけで、少しは知られた存在でもあるわけだから、心を豊かにするものや経験や、そういったことを私が社会に対して伝える、発信することで何か貢献できるかもしれないなって。

山口 今はどんなことを考えてるの?

柴咲 プロジェクトはいろいろ進んでる。会社をやってみて初めてわかったんだけど、こんなに会議をしないといけないんだなって(笑)。組織は1人じゃない。みんなで考えてみんなで決める。決めたことに対してどんな戦略を立てるのか。毎回たくさんの会議を経てやっていくのは大変。でもだからこそ楽しい。右往左往してばかりだけど、人生は一回きりだもん。保守的になるよりは、挑戦するほうが自分らしい。私はついついリスクのあるほうに行っちゃうから(笑)。

山口 楽しそうだね。

柴咲 困り顔でシッポ振ってる(笑)。
結婚について話しましょうか

Photo:217..NINA 

結婚について話しましょうか

柴咲 結婚? それをわれわれに聞くのは間違ってますけど(笑)。

山口 結婚には縁遠い2人だもんね。何かコウのことを暴露できたらと思うけど……何にもない。見事にない(笑)。ねえ、これはどうにかしないとじゃない?

柴咲 それはどうにかしたいとは思ってるよ(笑)。だけど今はいちばん縁遠いとき。そういうときにこそ出会いがあるのかもって期待はするんだけどね。

山口 でも、昔から結婚の必要性は感じないんだなあ、私は。気持ちが通じ合う人がいればそれでいいって思っちゃう。

柴咲 うん。結婚という制度にフィットしない人もいるよね。もちろん、結婚は相手あってこそ。愛の形だよね。愛のつながりがこう……ゴニョゴニョゴニョ。

2人 あはははは(笑)。

柴咲 だけど、「結婚」という形にこだわらなくてもいいのかな、とは思う。ソウルメイトって、必ずしも夫になる人とは限らないじゃない。友人だったり、ビジネスパートナーだったり。もちろん結婚にすべてを集約できれば素敵なんだけど……。ってこういうことをごちゃごちゃ言ってるから寄ってこない(笑)。

山口 じゃあ私……結婚、したいです!

柴咲 なにそれ!(笑)

 

PROFILE

柴咲コウ Ko Shibasaki
1981年東京都生まれ。1998年女優デビュー。2001年日本アカデミー賞最優秀助演女優賞ほか受賞多数。2002年歌手デビュー。数々の人気ドラマや映画に出演する、日本を代表する女優。主演を務める’17年度NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』は12/17をもって最終回。

山口紗弥加 Sayaka Yamaguchi
1980年福岡県生まれ。1994年にドラマデビュー。シリアスからコメディまでこなす“超”演技派の名バイプレイヤーとして、現在引っ張りだこ。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では小野玄蕃の妻・なつを好演中。フジテレビヤングシナリオ大賞『リフレイン』に出演。
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。

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