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俳優 桐谷健太さんインタビュー「おとなの女性の“キラキラした魅力”とは」 [おとなスタイル]

2017年12月25日(月) 10時00分配信

“柔らかさと包容力のある、女性の強さにはかなわない”

その時々の悩みにどれだけ向き合って生きているか、 それが女性のキラキラした魅力につながっていると思う。

“柔らかさと包容力のある、女性の強さにはかなわない”

「男も女も人間だから、弱い部分と強い部分がある。それでも僕からすれば、やっぱり女の人って、強いなぁと思いますね」
数々の作品で圧倒的な存在感を放ちながら、人情味あふれるキャラクターを演じてきた桐谷健太さん。お笑い芸人、又吉直樹さんの芥川賞受賞作を映画化した『火花』では、昔気質で天才肌の芸人・神谷を歯切れのいい関西弁で熱演。物語には神谷の恋人として、真樹という魅力的なヒロインが登場する。
「自分の笑いを貫く男らしさもある神谷のことを、なんとか支えたいという想いが真樹にはあったんでしょうね。神谷のことをほんまに好きで、いつかこの人は売れるんだ! と信じている部分もあったでしょうし。悩みを抱え込んじゃうことが多い男にとって、女性は自分にない部分を補ってくれる存在でもあるんです。別に女性本人は何かしたつもりがなくても、そばにいてくれるだけで、男ががんばろうと思えたら、それはすごく支えていることになる」

さらにおとなの視野の広さや懐の深さで、優しい“強さ”は増していくと、桐谷さんは感じている。
「50代くらいの女性としゃべっていると、たくさんの経験をしてきたゆえの強さを感じる時があるんですよ。かなわんなぁと思いますね。そこに甘えてしまう自分もいるし。ほんとはそんなん言うてる場合じゃないんですけどね。女の人に負担をかけないよう、男がもっとしっかり強くなって、女性が弱さを見せられるような社会にしていかなきゃあかんけど。でも、そういう現実も含め、女性の持つ柔らかさと包容力はすごく素敵だなと思いますね」
相手のありのままを受け入れ、認め、安らぎを与えてくれる。そんな女性の魅力は、世の男性が求める普遍的な母性愛へと通じるのかもしれない。
「うちの母親を見ていても、やっぱり今でも強いし、優しいし、包み込んでくれる広さがある。女性って、無条件に温かい存在で、その時その時の輝き方があるなぁと感じます。まぁ、年齢って単なる数字やからね。その時なりの悩みや楽しみ方があって、それにどれだけ一生懸命に向き合って生きているかが、今この時にしかないキラキラした魅力につながっていく。いくつになっても、きれいでいたい! と思う気持ちをもつだけでも、全然違うしね」

こちらの質問のひとつひとつに熟考しながら、真摯に答えてくれる桐谷さん。いったんインタビューが終わった後も、「さっきの女性の魅力についてですが……」と、さらに話を続けてくれた。
「なんといってもキュートさですよね。おばあちゃんがニコッとする笑顔も、幼い少女のはにかみも、年齢問わず、可愛いな~って素直に感動します。何かの瞬間にふとこぼれる、その人にしかない可愛らしさは、その場の空気をふわっと変える、女性だけの魔法みたいなものだと思いますね」
■Profile
桐谷健太
きりたにけんた
1980年、大阪府生まれ。2002年にTVドラマで俳優デビュー。以降、数々のドラマ、映画、舞台に出演。また2016年にCD『香音‐KANON‐』をリリース。同年『海の声』で第58回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞し、第67回NHK紅白歌合戦に出場するなどミュージシャンとしても活躍。現在、全国公開中の映画『火花』では、強い信念により“真の笑い”を追求する芸人を演じている。

 

 

『おとなスタイル』Vol.10 2018冬号より
photograph by Yasuyuki Emori

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