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【更年期世代】ベースメイクの悩みは汗対策ファンデで解決! [おとなスタイル]

2017年09月25日(月) 10時00分配信

話題の化粧品をリアルに評価。

化粧品を分析研究しているFCG総合研究所の全面協力で、更年期世代のベースメイクの悩みを解消するファンデーションを徹底検証します。

更年期世代、汗対策ファンデーションとは!?

更年期を迎え、ベースメイクに悩まされる50代は少なくありません。
ホットフラッシュによる滝汗、皮脂不足による乾燥肌、濃く大きく育ってしまったシミ、消しきれないほど細かく刻まれてしまったシワ。更年期世代ならではのトラブルが山のよう。さらに夏は発汗で化粧崩れも激しくなり悩みはますます増えます。もちろん、メイク・キャリアがある50代なら、自分なりにベースメイクの結論を出して対処している人もいるでしょう。でも、それはすでに古いベースメイクの知識かもしれません。
今、ファンデーションは驚くほど進化を遂げています。ライフスタイル、仕上がり、年代別肌悩みに合わせてバリエーションもぐっと豊富に。そんな進化形ファンデーションを今回、FCG総合研究所と本誌読者の5人が検証。
更年期世代ならではの悩みを持ち、自分に合うファンデーションを模索していた5人が、使用感はもちろん、汗や皮脂への対応力なども細かくチェックしました。さて、結果はいかに!?

今回参加してくださった5名のみなさんに細かな使用感などをブログに書いていただきましたので、気になるファンデーションの詳細はブログもチェックしてみてください。

汗・皮脂に強い! カバー力抜群!!リタッチしやすいファンデーション

今回検証にエントリーしたのは、2017年夏発売のこの5品。エマルジョン、リキッド、スプレーBB、クッションファンデとタイプはさまざま。悩み多きおとなの肌の味方になってくれる、ファンデとは?

谷崎美智子さん(55歳)

〈アルビオン エクシア AL リフティングエマルジョン ホワイト〉
10年前から濃く大きくなってきたシミ、そばかすが最大の悩み。コンシーラーなしでは納得する仕上がりになりません。ファンデのカバー力は大事だけど、厚塗りに見えるのは避けたい。

木村真弓さん(48歳)

〈カネボウ化粧品 コフレドール ヌーディカバー リクイドUV〉
運動をするので、汗によるベースメイクの崩れが気になります。皮脂不足で肌が乾燥し、血色が悪いため、ファンデはツヤ感が出るタイプ、ピンクオークル系を選ぶようにしています。

國澤真理子さん(49歳)

〈コーセー プレディア ディープシー スパクールラスティング BBスプレー N〉
鼻はテカるけど、口まわりは乾燥する混合肌。今は薬で治まっていますが、ホットフラッシュの症状が出始めた頃から崩れで汚く見えないよう薄化粧に。そのため日焼け対策は不十分です。

諫山瑞江さん(56歳)

〈資生堂 プリオール クール美つや BBスプレー UV 50〉
ホットフラッシュの症状が出てからベースメイクが汚くよれるのが嫌で、ここ5年間はカバー力を諦めて、下地とお粉だけというのが定番。乾燥より、皮脂と汗による崩れが気になります。

平河みえ子さん(54歳)

〈ランコム ブラン エクスペール クッションコンパクト H〉
吹き出物がたくさん出た時期があって、それ以来洗顔石けんだけで落ちる肌に負担の少ないファンデを数年使っています。つけたときは薄化粧、時間が経つとほとんどとれている感じです。
【TEST 1】 汗と動きに強い?

滝汗、額のシワ寄せ後も、どのファンデにも崩れは確認できず。もれなく耐水性とストレッチ性が優れていると言える。

【TEST 1】 汗と動きに強い?

額に01~05のファンデーションを塗り、滝汗をかくぐらい運動。さらに、シワを寄せて皮膚を動かし、崩れ具合をチェック。崩れが少ないものを、汗と表情による動きに強いものと評価します。
【TEST 2】 こすれに強い?

こすった結果

【TEST 2】 こすれに強い?

ファンデーションを塗った皮膚に、人工皮脂と人工汗液をのせて化粧崩れしやすい状態に。さらに、綿棒でこすってハンカチなどで汗を拭いた状態を再現。粉体は、どれだけ残っている?

01 皮脂、汗、こすれに若干弱いが、崩れても汚くならない。

02 皮脂、汗、こすれすべてに強く、持ちがいいため崩れにくい。

03 皮脂、汗には強いが、こすれてしまうと落ちやすくなってしまう。

04 皮脂、汗には強く、こすれにはやや弱い傾向が。

05 塗りたては5つの中でいちばんキレイだけど、取れやすい。
【TEST 3】 カバー力は?

シミなどをどれぐらいカバーできるか。

【TEST 3】 カバー力は?

頬にあるシミに、実際に5つのファンデーションを塗ったときの状態を観察。
シミが薄く見えて目立ちにくいほど、カバー力が優れていることに。自然に隠せているかもチェックポイントです。

01 粉っぽさを感じない透け感がありながら、シミは目立たなく。

02 シミだけでなく、皮膚の凹凸が作る影までナチュラルにカバー。

03 シミの色をベースの肌の色と同化させながら、毛穴やキメにまで粉体が入って凹凸をカモフラージュ。

04 薄づきでナチュラルな仕上がりなのに、シミはしっかりカバー。

05 他の4品に比べると透け感が強い。ツヤ感で肌全体の美しい印象を強化しているため、カバー力は控えめ。
【TEST 4】 化粧直ししやすい?

2時間半以降の化粧直しの結果。

【TEST 4】 化粧直ししやすい?

モニターのみなさんにファンデを塗って外出し、2時間半後以降に化粧直しをしてもらい、仕上がりをチェック。さらに、TEST2のこすった後の皮膚にファンデを重ね、均一感を検証しました。

01 量をたくさんつけてもムラにならず、失敗知らず。

02 塗り重ねても均一で、お粉で仕上げなくても涼しげな肌に。

03 鼻のテカりがおさまり、乾燥する口まわりもなめらか。

04 ほてりによる赤みまで自然にカバーし、ヨレなく明るい肌に。

05 崩れたところに重ねてもヨレず、キレイになじむように。

マイクロスコープで化粧直し前後をチェック。

01 崩れていたが残ったファンデとなじみ、塗った直後とほぼ同じのり具合。

02 ムラなくファンデが肌表面にのって、塗った直後と比べて遜色なし。

03 粉体が均一にのび広がり、塗りたての美しさが復活。

04 皮脂・汗・摩擦で素肌が透けていた崩れが、ムラなく修復できている。

05 崩れてほとんど取れていたが、お直しの仕上がりはいちばんキレイ。

実験結果まとめ

研究所の科学的な結論でも読者モニターの使用実感でも共通していたのは、検証したアイテムはどれも“カバー力はあるのに薄づきで自然な仕上がり”だということ。今年のファンデの進化は著しいと所長の菅沼さんは言います。
「汗に対する強さは、どのファンデも本当に優秀! ホットフラッシュや汗かきで、メイクが憂鬱だという人にはうれしい結果ですね。特に02は密着感が高く、でも感触は軽いという夏ファンデの代表と言っていいでしょう。
03と04のスプレーBBは、ひんやりとした使用感が気持ちよく、メイクをしている最中から汗で崩れてきてしまうという人にぴったり。逆に、乾燥が気になるという人には、うるおい感があるのにサラッとしたつけ心地で、粉浮きしない01と05がおすすめです。カバー力はどれも文句なしで、なかでも毛穴や小ジワまで隠す02は秀逸!
05はやや抑えめですが、そのぶん化粧直しの仕上がりがキレイなので、こまめにお直しをしたい人向きです」

肌を汚く見せる崩れと老け感を助長する厚塗りを防ぎ、優れたカバー力を発揮する新作ファンデ。検証結果から自分に合うアイテムをぜひ見つけてみて。

 
『おとなスタイル』Vol.8 2017夏号より
撮影/浜村達也、三好宣弘(人物)、武藤誠(静物)

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