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大人気・パンの「ペリカン」がオープンしたカフェに行ってみました! [おとなスタイル]

2017年09月15日(金) 10時00分配信

網焼きの焦げ目が食欲をそそります!

左の美味しそうなトーストは、東京浅草にある知る人ぞ知る老舗「ペリカン」のパン。編集部にもファンの多い「ペリカン」は、午前8時の開店前の店先には毎日行列ができる超人気店。初代 渡辺武雄さんが1942年に開いた「渡辺ベーカリー」から数え、昨年で創業74年を迎えました。

老舗パン屋のペリカンがこちら。

創業当初は菓子パンなども製造する街のパン屋さんでしたが、1949年からは、食パンとロールパン、シンプルなバンズパンだけを作るスタイルに変更し、店名を二代目の渡辺多夫さんのあだ名にちなんでペリカンに。そのパン作りのスタイルは、4代目の店長 渡辺陸さんにになった現在も継承。「もし、自分に10の力があるのなら、それで100のものを作るよりも、1つの美味しいものをつくる」という多夫さんが掲げた理念を貫き、昔ながらのシンプルな素材で食パンとロールパンだけを作り続けています。

こちらは購入して帰ったもの。パンって切るの難しい…のは私だけ?(U子)

「ペリカン」のパンは、とにかく濃密というか、軽いのにぎっしりもちもちしています。なのに、軽い。パンそのものに味があって、一度食べると忘れられないほど。このシンプルだけど飽きのこないパンは、喫茶店やホテルにも卸されていて、食のプロにもファンが多いそう。

(C)ポルトレ

そのペリカンの物語が映画に! 『おとなスタイル』2017秋号カルチャーページでも紹介した『74歳のペリカンはパンを売る。』(配給:オルケスト)です。
変わりゆく時代に対応しながら、今や「パン業界の財産」とまで言われる唯一無二の存在である「ペリカン」の“パンづくり”の現場から見えてくるモノづくりの本質。「パンのペリカン」は、いかにしてブランドとなったのか?
映画は10月より渋谷ユーロスペース他にて、全国順次公開! パンを食べてから見ると、より一層「ペリカン」ファンに。ペリカンのパンを食したことのない方も、ぜひご覧になってくださいね。

こちらがペリカンカフェ。

ところで、その「ペリカン」が、8月28日にカフェをオープン!
ということで、編集部員が早速行ってきました。

表参道に大型カフェを出しても人気がでると思うのですが、場所は現在のパンの「ペリカン」店舗から徒歩2分、客席20席余りのシンプルでアットホームな雰囲気のお店です。こんなところが、なんとも「ペリカン」らしい…と思いながら、メニューを拝見。「ペリカン」の食パンをシンプルに提供する、ということで、トーストやサンドイッチなどが並んでいます。

こちらはU子チョイスの「ハムカツサンド」。

ご覧下さい、このハムカツの厚さ! 初めて見ました、こんなに厚くボリューミーなハムカツを。ハムカツのパン粉も、もちろん「ペリカン」のもの。炭火焼きしたトーストが、パンの美味しさをより引き出していて、もっちりサクサク。大満足な美味しさでした。

この日はミートグラタン。濃厚なチーズのとろみと、存在を主張するお肉とパンの相性が絶妙。

こちらは、WEB初登場のK子がオーダーした「本日のトースト」。世間的には微妙ですが、“おとな”の多い編集部の中では若手のK子。ですがキャリアは十分で、この日も「せっかくならこの日のものを」と、さすがのセレクトです。

ペリカンカフェのトーストは全て炭火焼き。

炭火焼きしたパンの中央を押して具材をのせて二度焼きしているので、ミミまでコンガリ。それぞれの食材にあう厚みと焼き加減で、焼きがないもの、ミミがないものなどメニューに合わせて変化します。

「パンのミミ揚げ」。

スナック感覚で食べられる「パンのミミ揚げ」は、カレー風味でちょっとスパイシーな味。まぶした砂糖とのバランスもよく、“おとな”テイストです。

こちらは定番の「炭焼きトースト」。

「ペリカン」のパンははじめて、という方には、まず定番の「炭焼きトースト」をオススメ。

このロゴはスタッフが一つ一つ丁寧に焼印を押したものだそう。先着ですが、お客様へのプレゼントに用意されているそうなので、早めに行って、いただいちゃってくださいね。

パンを引き立てるコーヒーにもこだわっていて、パンの風味を損なわない、クラシカルなブレンドが用意されています。厳選した豆を、日本に2台しかないドイツ製焙煎機「ゴッドホット」で焙煎。そのこだわりはロゴにもあらわれていて、ペリカンがコーヒー豆になっています。

カフェのメニューは、イタリア料理教室を主宰するパンツェッタ貴久子さんが監修。カフェ店主の渡辺馨さんは、貴久子さんの教室でイタリア各地の特色ある家庭料理を学んだことで、「変わらずにあることの大切さ」を改めて認識したと言います。
「地方の料理や家庭の料理には、人々の生活の節目と思い出が一緒に記憶されている。ペリカンのパンもお客様の記憶と一緒にありたい、そんな思いをカフェにも反映していきたい」(渡辺馨さん)

その思いは、カフェの隅々にまで行き届いていて、カップやプレートもメニューに合わせてこだわりのモノを使用。ジャムやバターをのせるのには、オリジナルバターナイフも。
カフェメニューはこのほか、チーズの異なる「白いチーズトースト」と「黄色いチーズトースト」など、まだまだ気になるものも…。
「ペリカンのパンをもっと美味しく、もっと楽しく」。浅草界隈を訪れるときには、ペリカンカフェに立ち寄って、その美味しさを是非楽しんでくださいね。
ただし! 「帰りにパンも買って帰ろうかな」と思う方は、前日までに電話予約を。「ペリカン」のパンは、当日ふらっと行って気軽に手に入れられる代物ではありません。カフェを訪れた日も、午後1時前にすでに売り切れ…。 というわけで、予約必須! です。
ペリカンカフェ
住所:東京都台東区寿3-9-11

パンの「ペリカン」
住所:東京都台東区寿4-7-4

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