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【シミ・肝斑】レーザー治療の選び方と注意 [おとなスタイル]

2017年07月13日(木) 10時00分配信

コンシーラーが手放せないならクリニックでシミ治療の選択も!

今、シミや色ムラが気になっているなら“美容クリニックで治療”、という解決法もある。
日本で“レーザーでシミ取り”ができるようになって約20年。症例が増え、治療機器も大きく進化している。長年シミ治療を行っているクロスクリニック銀座の石川浩一院長は「照射に伴う痛みや赤みなども軽減されてきているので、レーザーは怖いとか危ないという思い込みはもったいない」と話す。
「おとなのシミはさまざまな種類が複雑に重なっていることが多いので、注意深く診断し、それぞれのシミや色ムラに合う治療をすれば、かなりよくなります」
治療経験豊富な医師も増えている今、コンシーラーやカバー力の高いファンデでシミや色ムラを隠しているなら、治療という選択肢も考えてみては。

Q.濃い・薄い・丘状などいろんなシミの混在はどうやって取るの?

「シミも色ムラも、正体は過剰なメラニンなので、茶~黒色に反応するレーザーを使えば取れます。シミのある深さや濃さに適した機器を使うことが必要なので、1種類のレーザーだけで複雑なシミに効果を出すのは難しいですが。まず、目立つ濃いシミから治療すると、効果や肌の印象の変化がわかりやすいですね。盛り上がっているシミは表面を削って平らに。強く照射すると濃くなる種類のシミには弱い照射を、長期間じっくり行うこともあります。また、内服薬、塗り薬、美白剤の導入など相乗効果が出そうな治療の併用も可能です」(石川先生)
シミ治療に使われる代表的な機器

●向く治療:美肌治療の一環としてシミ・そばかすに効果がある

シミ治療に使われる代表的な機器

機器の種類:光治療機

機器名:『BBL』
特徴:幅広い波長の光を照射して細胞を活性化。肌質を若返らせるためのもので、シミ、くすみの改善にも効果あり。肝斑治療にはおすすめしない。6種類の光の波長を使用できる機器。

●向く治療:シミ、肝斑

機器の種類:Qスイッチアレキサンドライトレーザー

機器名:『アコレード』
特徴:真皮まで届くので、深い部分にあるシミ、肝斑のレーザートーニングのほか、皮膚を引き締めるレーザーフェイシャルにも幅広く使える。

●向く治療:盛り上がりのあるシミ、ほくろ、色ムラ

機器の種類:炭酸ガスレーザー

機器名:『コア』
特徴:炭酸ガスレーザーは水分に反応するので、皮膚を削るように蒸散させられる。盛り上がったシミやほくろ、イボの治療ができる。

●向く治療:従来は治療しにくかった薄いシミ、肝斑、ほくろ

機器の種類:Ndヤグレーザー

機器名:『ピコウェイ』
特徴:パルス幅という、レーザーを照射する時間が現在一番短いピコ秒(1兆分の1秒)で、より短い時間で皮膚に強いエネルギーを出せるので、様々な可能性が期待できる。

●向く治療:肝斑、シミ、色ムラ

機器の種類:Qスイッチヤグレーザー

機器名:『レブライト』
特徴:肝斑治療のレーザートーニングの痛みが軽減された機種で、繊細な治療ができる。皮膚の若返り治療もできる。

Q.肝斑にはレーザーが使えないというの本当?

40代以上の女性に現れやすい肝斑にレーザーを照射することは、メラノサイトを刺激してシミがより濃くなるためNGとされていた。ところが、石川先生をはじめとする医師たちの研究により、10年ほど前に「レーザートーニング」という治療法が開発され、学会などでも話題になった。
「現在は全国的に行われている、Qスイッチヤグレーザーを使う治療法です。難易度が高いので治療経験のある医師に相談を。トランサミン(トラネキサム酸)の内服や美白剤の併用をしても効果が出るまで数年かかる例もあるため、気長に時間をかけて行うことも治療だと理解してください。肝斑は、レーザーをパチッと当てたら取れる、というものではありません」(石川先生)

Q.シミを一掃したら、もう再発しませんか?

「シミや色ムラができるのは肌質、紫外線、肌をこすって刺激するクセ、老化による代謝の低下、メラノサイトの活性化などが原因です。治療でシミ・色ムラを一掃しても、ほかの原因が改善されない限りは再発する可能性があることを覚えておきましょう。
治療の効果を維持するには、薬の服用や塗布など、医師に指示されたことを守ること。そして、一年を通じて紫外線を防ぐこと。さらに化粧品での美白ケアも続ければ、再発の予防になります。ゴルフやテニスなど、屋外での趣味をやめるようにとは言いませんが、帽子や手袋、日傘などの利用も大切。再発したら早めにクリニックを受診すれば、軽い治療で“美白肌”をキープできます」(石川先生)
おとなスタイル世代に多い混在シミと肝斑(かんぱん)の症例

混在シミ

おとなスタイル世代に多い混在シミと肝斑(かんぱん)の症例

濃くはっきりしたシミやもやもやした薄いシミなど、多種のシミが混在している場合は複数の機器を使い分ける。

肝斑(かんぱん)

肝斑には「レーザートーニング」の治療。

Q.クリニックを受診、治療をするときに注意することは?

クリニックによって治療の得意分野は違うので、まずHPでどのような機器を使ってどんなシミ治療を行っているか確認してから受診予約をすること。
「受診時には、どのシミをいつまでにどうしたいかという希望を伝えてください。通院できる頻度や予算を伝えることも、治療法の提案をする際に重要です。治療の回数はシミの状態や使用機器にもよりますが、私の場合はおおむね5回の設定で治療計画を立てています。もちろん、治療効果に満足されたら途中で終了ということも。それから、このレーザーで治療したいなどと、使う機器にこだわりすぎないことも大切です。機器は医師が肌を診断して最適なものを選び、経過に合わせて変えたりもするので」(石川先生)

■お話を伺った先生

クロスクリニック銀座院長 石川浩一
形成外科専門医 防衛医科大学卒業 1998年クロスクリニック開院。
日本でも指折りの照射機治療の名医。シミ治療には16種の治療機器を揃え、個々の症状に合わせて使い分けている。

 

 

『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より

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